FC東京のACLデビュー戦である。土曜日にスパーカップを戦い、月曜日にブリスベン入りして試合開始まで24時間も経過していないということで、FOXの解説者もコンデイションから考えてブリスベン有利としていた。おまけにFC東京は天皇杯優勝とはいえ、J2から昇格したばかり。この組の中では必ずホームで勝ち点3をとらなければいけない相手と考えていたようだ。
それにブリスベンは今年のAリーグからのACL参加3クラブの中ではもっとも強いという前評判である。それにルーカスも遠征に参加していない。これは有利だとブリスベンは考えた。というのが解説である。
さて雨の中、前半はFC東京ペースだった。いつものように石川がキレキレでボールがよく回る。しかしこれまたいつものようにPA前までは行けるが、そこからのフィニッシュができない。これでは後半にガス欠するだろうなあと予想した。ガスがガス欠したらしゃれにならない。
ところが前半終了間際にFC東京が先制。これはかなりのインパクトがあった。ブリスベンのDFは一瞬の集中力を欠如。
後半はFC東京のペースは多少落ちたが、それ以上にブリスベンのパスミスが多い。1対1もFC東京が勝つ場面が多く、おまけにブリスベンの攻撃は全く迫力なし。結果は2-0でFC東京が勝ち、アウエーで勝ち点3をゲット。
FC東京の課題は
①GKの権田はハイボールの処理に難があり、もっと強いチーム相手だったら徹底的に空中戦を仕掛けられる。
②石川は7回くらいオフサイドを取られていた。もう少し学習したほうがいい。
③相手のPA前からの仕掛けが少ない。ボールをくるくる回しているだけでは得点できない。
ブリスベンは第2、第3節が中国と韓国でのアウエー戦でとても勝ち点を取れるとは思えない。第3節終了時点でブリスベンの3連敗は必須だろう。FC東京はJリーグが開幕したあとの過密日程との戦いか。
ともかくこの勝利を土曜日のJ1開幕戦につなげてほしいと思います。