サッカールーの何でもござれ

サッカーとオーストラリアに関するサッカールーのエッセイです

ワールドカップアジア枠4.5

2006-12-06 13:55:33 | Weblog
アジアは3.5ぐらいに減らされても文句を言えないと思っていたが、波乱もなく4.5枠が維持され、プレーオフはオセアニアが相手というほぼ100点満点の結果となった。やっぱりオーストラリアが移籍した際にFIFA,AFCと密約があったのではないだろうか。

さてそれはともかくオセアニアとのプレーオフの方式が興味深い。AFCはアジア5位とオセアニア1位(ということはニュージーランド)との単純なプレーオフを主張したのに対して、OFCはオセアニア1位のアジア最終予選に含まれることを主張した。

仮にOFCの言い分を採用するとOFCはAFCに吸収されるようなものである。やっぱりこれがAFCとOFCの将来像となるのか。

どちらが採用されるかによって日本もかなり左右される。ちょっと考察してみよう。

(アジア5位とNZとの単純プレーオフ)
アジアの1次予選と最終予選の方式は多分前回と同じになるでしょう。つまりオーストラリアを含めて1次予選(あるいはその前の予備予選も含めて)では4カ国 x 8組で争い、各組の1位が最終予選に進み、8カ国が2組に分かれて、上位2位が出場権を得る。3位が5位争いをして、勝ったほうがNZと争う。

最終予選のシードは日韓、サウジ、イラン、オーストラリアのドイツ大会出場国の合計5カ国。日本、韓国、オーストラリアなんていう組合せとなったら厳しい。まあとりあえず5位にさえなれば相手はNZだから多分勝てる。

(オセアニア1位が最終予選に組み込まれた場合)
これはちょっと複雑になる。要するにAFCとOFC合わせて5枠ということであるから、1次予選が9組となるということである。あるいは7組とOFCと考えるべきか。OFCのいうようにNZが最終予選から出てくるということであれば、AFCで7組となる。

1次予選32カ国を7組に分けると4カ国か5カ国の組にばらつく。とにかく各組1位が最終予選に進む。アジアの強豪は日韓、オーストラリア、サウジ、イラン、中国の6カ国だから、この6カ国を均等にシードするかどうかで7組の組み分けが微妙になる。

そこにバーレーン、オマーン、UAEといったくせものも必ず入ってくるから、油断すると前回の中国のように1次予選敗退なんてことになる。

そして最終予選で仮に日本、サウジ、オーストラリア、NZなんて組み分けになるとかなり厳しい。ただし3位にさえなれば別の組との5位争いで勝てばいいので、その辺は気が楽か。

こう考えてみればとにかく5位になれば、あとはNZが相手というアジア5位vsオセアニア1位のほうが楽であろう。

AFCの各国はいうまでもなくこのようなシュミレーションをしているだろうから、常識的に考えればOFCの主張は却下されるでしょう。


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