日本がヨルダンに勝ち点3を献上したことは、オーストラリアにとっては実に迷惑である。
日本は残り2試合で勝ち点1でいいとはいえ、やっぱり最終戦にもつれこむのは誰でもいやなのでホームでのオーストラリア戦でなんとしても決めたい。
ここでたら、ればである。日本がヨルダン戦で決めていれば6月4日の日本vsオーストラリアは完全な消化試合となり、日本はメンバーを落としてくる可能性があった。6月11日のイラク戦も同様でブラジルでのコンフェデのための準備モードに入っているはずである。
残り3試合をアウエーで日本、ホームでヨルダン、イラクと続くオーストラリアにとっては、日本の”手抜き”は大歓迎だったはずである。ところがそれが一転して真剣勝負になってしまった。
もし日本戦に負ければ6月11日のホームでのヨルダン戦はMUST WINゲームになる。ヨルダンは残りがオーストラリアとホームでのオマーン戦である。ヨルダンはオマーンには勝つだろうから、現在勝ち点1差の上位にいるわけだからオーストラリアとは引き分け、オマーンに勝ちで最大勝ち点は11となる。
オーストラリアは日本に負けてヨルダンと引き分けだと最終戦のイラク戦に勝てても、最大勝ち点は10にしかならない。よもやオーストラリアはホームでヨルダンごときに引き分けるとは思えないが、オマーンとは引き分けてしまった。それも0-2からのビハインドであったのだ。
オマーン戦よりもさらにプレッシャーのかかるヨルダン戦は何が起こるかわからない。汚いことを何でもしてくるであろうヨルダンよりも日本から勝ち点3を取りたいだろう。
というわけで6月4日の日豪決戦はがぜん注目される試合となってしまった。筆者にとっての最大のアドバンテージはこちらのテレビでライブ放送が見られることである。しかも時差はこの時期わずか1時間。
6/4はアジアカップ決勝に似た展開になると思うのですが、もしあの時のように今野選手をずらすなら、代わりは栗原選手でしょうか?岩政選手招集?いよいよ闘莉王選手の出番でしょうか?
オーストラリアがヨルダンにホームで勝てないとは思えませんから、プレーオフに回るのはヨルダンでしょう。
しかしケーヒルのヘッデイングシュートはセットプレーが苦手な日本にはかなり脅威でしょうね。