主力を温存しての南ア戦。攻守の切り替えが遅く、攻撃の連係もだめ。宮間のできもいまいちで最初から2位狙いだったのではないか。ピーキングがどうのこうのという前に3試合全体をみれば攻撃が迫力不足。
中盤でのパスを奪われてカウンターをくらうというパターンも多く、これでQFも勝てるのかという不安が残る。南ア戦では期待の岩渕を先発させたが、左MFとしてはあきらかに川澄のほうがいい。持ち前のドリブル突破をするわけでもなく、精度の悪いクロスをあげるだけでずいぶんと小さくまとまってしまった印象。U-17の頃の「天使」はどこにいってしまったのか。
南ア戦は消化試合といえなくもないが、スウエーデンがカナダと引き分けるというアクシデントがあり日本が1位抜けする可能性もあった。それぞれの監督の思惑かどうかは分からないが、こういう雰囲気は選手にも伝わり不思議なことにプレーにも出てくる。この2位通過が吉と出て欲しい。
さて今回の五輪は金メダルを期待されていた選手が惨敗で、NHKの刈谷アナウンサーは金13個を期待していたが、今の時点で金は柔道女子の松本選手の1個だけ。北島も不振、体操男子も不振でこのあと誰が金メダルを取れるのか?
男女サッカーがそれぞれ勝ち点3でスタートして、最高のスタートを切ったはずだった日本選手団。全ての運を永井が一人占めしてしまっているような気がする。
それまでと大幅に変えたあのメンバーであっても、もう少しいいところを見せてほしかったような気がしてます。