サッカールーの何でもござれ

サッカーとオーストラリアに関するサッカールーのエッセイです

オーストラリアvsオマーン

2007-07-09 11:01:21 | Weblog
オーストラリアは言われているようにコンデイションを大会後半にあわせているのか、まだ高温多湿、おまけに多雨な気候にフィットネスがマッチしていないように見えた。

結果として1-1だから最初の試合としてはよしとするべきかどうかは2試合目にかかっているんだろうが、イラクがタイと引き分けてくれたので、あとはイラクとタイに連勝すればとにかく2位以内は確保できるだろうし、オマーンがイラクに負けるかもしれない。

まあとにかくオーストラリアにはきっちりと1位ぬけしてもらわないと日本がB組で1位になってもQファイナルであたってしまう。決勝はオーストラリアvs日本と予想しているので、それまで楽しみを取っていて欲しい。

さて試合を振り返ってみよう。前半はオーストラリアは4-2-3-1で、ビツーカの1トップの下に左からキュエル、ブレッシアーノ、ステジョースキーと並べて、キュエルとブレッシアーノがポジションチェンジを繰り返すという戦術だった。

これは全く機能しなかった。どうしてアーノルド監督がこのシステムを採用したのか。それは両サイドバックが頼りないからだろう。特に右サイドのエマートンは攻撃はいいのだが、守備に難があり、実際失点はエマートンのサイドを崩されている。またエマートンは性格が切れやすく、ドイツワールドカップのクロアチア戦では退場させられている。

左サイドは攻撃にほとんど参加していない。このためにサイドからの攻撃をトップ下の3人の左右を開かせて(3人もいれば必然的にそうなる)、ビツーカをポストにしようとしていた。

しかし2列目の左右がふたのようになってしまい、サイドバックは全然上がれないし、特にエマートンの攻撃参加ができなかった。

後半開始からこのシステムをあきらめてステジョースキーをアロイシーに交代して、シンプルな4-4-2にした。これでやっと混みあっていた前線がすっきりして攻撃が機能してきた。

後半からオマーンも足が止まりだして、チェックが甘くなり後半ロスタイムにケーヒルの同点ゴールとなる。オマーンが2点目を決めていれば、オマーンが勝てた試合だった。

さてオーストラリアの2試合目以降のポイント、逆説的に言えば仮に日本がオーストラリアと戦う場合の対処方法を考えてみよう。

①オーストラリアのフィットネスがこのままなのか、ましになるのか。特にビツーカはほとんど動かなかった。相手のDFが2人で囲めばそれでおしまいである。

②しつこく4-2-3-1で来るのか。あまり機能しそうに見えないのが。

③先発メンバーをいじくってくるか。アロイシーをどうして先発にしないのか疑問。

とにかくカードが多い審判である。両チーム合わせて10枚くらいは出ただろうか。これがこの大会の基準だとしたら1次リーグでカードがたまる選手が続出するだろう。

ベトナムvsUAEは驚くことにベトナムが勝った。昨日のタイといい、ホームは強い。

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