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宗教にとって欠かせないのが、「伝道」と「布施」です。
「これらは両輪である」とは、25年前に発刊された「伝道論」に書いてあったと記憶しております。
伝道を自動車で例えるならば、良き教えとは、超高速で駆け抜ける高性能自動車でしょうか。
あるいは、多くの乗客を、安全に目的地まで運ぶバスのようなものでしょうか。
それとも、道なき道を行く、クロスカントリー4輪駆動車と言えるかも知れませんね。
一方、布施は、「ガソリン」ではないでしょうか。
いくら高性能スポーツカーでも、高級高速バスであっても、ガソリンがなければ走れません。
しかし高性能車であればあるほど、ガス欠なく走り続けられれば、走行距離は果てしなく遠くまで行けることになります。
もう一つの観点として、「宇宙は、富で溢れている」という神の眼から、見た真実があります。
これは幸福の科学のみならず、多くの宗教やスピリチュアル系の思想で言われていることです。
今世界には70億人を超える人口ですけれども、つい2~30年前には50億人でしたし、2000年前は3億とか1億人という人口しかありませんでした。
今も世界には10億人ほど飢えている方がいらっしゃるということですが、昔も飢饉はありまして、まぁ超大雑把な理屈で言うならば、「地球は70億人を養うだけの富を得た」ということだと思うのです。
つまりここ数千年で、人類が享受する富は、劇的に増えたということですね。
傲慢な言い方かも知れませんけれども、「富」の観点から言えば、ここ数千年で地球は、70億人を養えるだけの豊かな星になっているわけです。
歴史上実際に増えた富を、経済学でどう表現しているかは私は存じませんが、古来より宗教では「布施行」という修行があり、同時にその布施は、宇宙から富を降ろす作法でもあったと思うのです。
3000年の歴史を持つユダヤ教では、「10分の1税」と言って、所得の10分の1をユダヤ教会に寄進するのが習わしですが、ロスチャイルド家など、世界のユダヤ財閥の富を見れば、さもありなむだなぁと私は思います。
そしてその前提には、「神仏は富んでいる。」とか、「神仏が治めし宇宙は、無限の富で満ちている。」という信仰が、古今東西世界各地にあったのは間違いありません。
そういった信仰の本質が理解できなかったのが、共産主義を提唱したカール・マルクスであっただろうと思うんです。
共産主義では、富の分配は言いますが、富の創造は言いません。
富が増えるとか、創造できるということが、とても信じられないのでしょうね。共産主義では富の分配しか言わないし、富の分配というパイの取り合いのために、暴力の行使を厭わないのです。
それは、思想の創始者のカール・マルクスが、神仏と富の関係について、全く理解できなかったのだろうと思うんですね。
「富創造が理解できない」のは、信仰心がないからなんです。
「そもそも、神仏が富であり、宇宙には、富が満ち満ちていることが信じられない」これが無神論経済学の限界なのではないでしょうか。
世の中には、「宗教法人は非課税でけしからん。世の中不景気なんだし、宗教法人に課税せよ。」という意見もあるようですが、私は大反対でして、それはこういう理由からです。
①世界中どこにも、宗教に課税している国がないので、日本だけが課税すると、世界からの孤立化を招く恐れがある。
②宗教には利益はない。それらは活動資金なので、本質的に課税対象ではない。
③宗教への布施や寄進は、教団の利益や資産ではなく、信者氏子の共有財産なので、これまた本質的に課税できない。
まぁ、小難しいことでなくても、畏れ多くも神様に課税するような国家には、私は住みたくはないですね。
そのような政府は、傲慢の極みだと思いますよ。
むしろ、宗教法人や神社仏閣などに布施や寄進をした信者氏子には、減税措置をいただきたいくらいです。
政治資金の提供や学校法人への寄付には減免措置があるのですから、宗教への布施等にも、私は配慮があって然るべきだと思うんですが。
ということで、本日は経典『ダイナマイト思考』(大川隆法著 幸福の科学出版)の抜粋をご紹介いたします。
(ばく)
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https://happy-science.jp/ryuho-okawa/lecture/event/
「豊かになる考え方」 幸福の科学大川隆法総裁御法話抜粋
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=183
やがて何年か何十年か後に、あなた方は一人残らず地上を旅立つことになります。旅立った後、まっさかさまに地獄に落ちる人を別とすれば、たいていの人は、必ず自分の一生というものをもう一度見せられることになります。
そのときに恥ずかしい思いをしないようにすることです。人間ですから間違いもするでしょう。罪も犯すでしょう。しかし、よく反省をし、そして過ちを修正するための行為を積み重ねておくことです。
財貨がなければ言葉を与えるということもあります。優しさを与えるということもあります。感謝をするということもあります。いろいろな仕方があるでしょう。
しかし、あらゆるプラスのものは、神の心に適ったあらゆるものは、すべて富なのです。心の富であることに変わりはありません。その心の富を生きているあいだに豊かに築き、それをいかに布施するかということに努力していただきたいのです。
そうすれば、あなたがこの世で布施したものは、来世あなたのものとなって返ってきます。いや、それ以上のものとなっていると言ってよいでしょう。布施をする心が大事なことがはっきりとわかるあの世の世界ではなくて、それがなかなかわかりづらいこの世でなした布施は、一の布施が十になって返ってくると思って間違いがありません。あなたの費やした時間、あなたの費やした労力、あなたの費やした富、それらのものがすべて十倍になって戻ってくるのが実相世界の本当の姿です。
ですから、さあ、あなた方も天の倉に富を積みなさい。地上の銀行の富はたいした利息も生みませんが、天の倉に積んだ富は大きくなるばかりです。そして大きくなった富を使えば使うほどに、あなたも、あなたの周りの人も、どんどんと幸福になっていくのです。
『ダイナマイト思考』(大川隆法著 幸福の科学出版)P57~59
大黒天になるための潜在意識の活用法