今年最後の記事になります。本年はブログ初年であり、読者の皆様の励ましやご支援に、ブログ代表管理人として、心より御礼申し上げます。来年もまた、本年同様、ご愛顧いただければこれに勝る幸福はありません。
年最後の記事ですから、年初に予定されている幸福の科学の新年大祭のお知らせをと思ったのですが、年末に突然世間を駆け巡ったニュース、そう日韓外相合意が、世界レベルで話題になっている情報を受け、記事を差し替えさせていただきました。
高知での新年大祭は、本日大晦日23時から12月15日のエル・カンターレ祭御法話「信じられる世界へ」拝聴の後、元旦午前0時から、そして元旦1月1日(金)と3日(日)の11時~12時、2日(土)は、徳島の聖地四国正心館で行われます。各種新年特別祈願もございます。
さてこの日韓合意を受け、私は即座に「アウト!」と断じましたが、これまで安倍政権を支えてきた論客、青山繁晴氏も「アカン!」と断じました。詳しくは青山氏の論説を、下記に貼り付けさせていただきましたので、とくとご参照いただきたいと思います。
また遅れましたけれども、幸福実現党釈量子からの党声明についての発表も、ここに貼らせていただきます。
http://shaku-ryoko.net/education/6914/
青山繁晴氏
ひょっとしたら安倍総理は、同盟国のアメリカの意向を受けての行動なのかも知れません。
イスラム国問題で手一杯のアメリカは今、東アジアでゴタゴタを起こしたくないはずなので、同盟国同士のアメリカから見ればどうでもいいと思えるような歴史問題は、現実的妥協点でクリアすべしと思ったかもしれません。
しかしアメリカは歴史の浅い国ですので、歴史の持つ重みやその影響力については、深くは理解していないと私は見ています。
また韓国や中国らは、歴史が深いように見えて、歴史を政治の都合によって、強い方が書き換えられるものと思っている節があります。
これなどは、簡体字しか読めなくなった中国、ハングルしか読めなくなった韓国ですから、実際には漢字で多く書かれた歴史書などを、彼らは理解できていないからだと思います。
ともあれ、今回のいわゆる従軍慰安婦問題から端を発した歴史戦争は、完全な日本の敗北となりました。
安倍総理がどういうおつもりかなど、私のようなものに理解できはしないかも知れませんけれども、今回の首相のご判断は、日本の外交的立場を、きわめて脆弱なものに追い込んだことは理解できます。
政党政治という茶碗の中の争いに明け暮れ、日本の世界からの孤立化に有効な手立てを打てない国政に業を煮やした戦前の日本軍、最終的にはは政治の言うことを聞かず、独自で行動を始めましたけれども、そのかつての日本の様子に、現代ただいまの政治状況が似てきていると思うのは私だけでしょうか?
このように、歴史の反省というものは使うべきだと私は思うのですが、さあいかがでありましょうや。
http://the-liberty.com/article.php?item_id=4835
今月元内閣総理大臣の竹下登氏の霊言がありまして、そこで竹下霊は安倍総理に対して、とても厳しい苦言を呈しておりました。
「祖父が総理だからって、総理をやるなよ。父親が政治家だからって、政治家をやるんじゃないよ。」「歴史?彼(安倍総理)は見識ないよ」 という風に。
私は先日、その後書籍として発売になったものを読みましたが、その時点ではまだ、「竹下さんって、安倍さんが嫌いなのかな?」としか思いませんでしたが、ここにきて、竹下元総理は、安倍さんの本質を見抜いていたのだと思い、幸福の科学の信者と言えども、今では戦慄が走った面持ちです。
安倍総理は、一時的な調和、つまり日本的な、なあなあの調和の理論によってことを成したのだとすれば、あまりにも見識が低すぎます。
多くの日本の方々にも知っていただきたい。そのようななあなあ理論で争いを回避できるのは日本国内だけです。
海外では、きちんとした機軸ある立場、明確な立脚点を持っていないとつけこまれるだけ、つまり、やられるのです。
それは争いを未然に防ぐためには、断固として、自国の立場を明確にしないといけないということです。
ここままだと、かえって日本は孤立化すると私は思います。
諸外国からつけ込まれますから。必ずそうなります。すべてにいい顔はできません。どこかで破綻します。
国家は他国と、上手に口げんかをすればよいのです。
そして、口げんかで済ませるようでなければ、本当の喧嘩(戦争)になるのです。
エル・カンターレ祭で大川隆法幸福の科学グループ総裁は、
「2016年は革命の年になる。(中略)一緒に信じられる世界を創っていきましょう。」
と、聴衆に訴えましたが、これまでどんなに左翼にとやかく言われようが、日本の保守の論客の一柱として、頑ななまでに安倍首相を擁護し、支える言論を発し続けてきた青山氏の、表のマスメディアが軽減税率で口を塞がれ、沈黙しているこの時点での安倍さん本人への苦言は、もしかすると・・・というより、革命の様相を呈してきたとしか言えないです。
今後、それは遠い先のことではなく、これまで安倍政権を理論的にまた具体的な言論として支え守ってきた、保守の方々からの安倍卸ろしが始まる可能性が出てきたのですから。
保守の論の強さは、自力で勉強しないといけないという、厳しい環境が作り上げたものです。
そしてその根底には、「日本を愛する」という、無私なる情熱があります。
その方々は、日本を再び民主党政権のときのような左翼化にすまじと、安倍政権を支えてきました。安倍晋三総理の後には、強い保守思想の政治家がいないからです。
しかし不用意な、日本的調和の理論に則った日韓外相合意を受け、「これはもう危ない」という見解を見出し始めたことは、危機感溢れる青山氏の記述を見れば明らかです。
「続編は年明けに」と締めくくっていますから、青山氏はマジです。
幸福実現党のデモ 中央女性が釈量子党首
今回の日韓合意を受け、日本の誇りを取り戻すには、もう幸福実現党しかないことが、明白になったと思います。
日本で幸福実現党が実質的な政治発言力を持たなければ、鳩山氏が韓国の地で土下座したように、日本で総理大臣になった人は、かの地で土下座しなければならない未来になると思うのです。
民主主義国として、宰相を土下座させるなどということは、日本国民が土下座したのと同じです。
そのようなことは、子孫にさせてはなりません。
皆様、真実の歴史を取り戻し、日本の誇りを取り戻し、世界の平和と日本の繁栄に貢献する幸福実現党を世に出してください。
(ばく)
「日韓合意」「おわび」は、海外でどう伝えられたか【青山繁晴】 ジャパンプラス
青山繁晴 「日韓合意は安倍総理の判断ミス 米国では、日本政府は日本軍が韓国の女性を制奴隷として使っていたと認め謝罪し10億円を補償したと報道されている」インサイトコラム 2015年12月30日(水)
青山繁晴
実は私は今、アメリカに来ています。アメリカ滞在中に、日韓合意というとんでもない大きなニュースが、突然年末に起きました。
まず冒頭から申し上げますと、この合意は間違いです。間違った決断を、安倍総理はなさったということです。この日韓合意というのは、珍しくアメリカでもニュースになっています。日本で起きたことは、実はほとんどニュースにならないのですが、これは結構ニュースになっています。
どう報道されているかというと、「日本政府は、日本軍が韓国の女性をsex slaves(性奴隷)として使っていたことを認めた。それで謝罪し、10億円という大金を補償した」と報道されているんですね。
これは、安倍総理や外務省が言っている中味と違いますよね。これはまったくの嘘なんですけれども、アメリカで報道されていることは、要は日本軍が20万人におよぶ女性を性奴隷として使っていた。そして、その大半は韓国の女性であると。これもアメリカ国内でたった今、報道していることなんです。この20万人という数字は、工場に(女子挺身隊として)動員された人たちを全部含めてしまっためちゃくちゃな数字です。しかも、実際、戦争中に「慰安婦」と呼ばれる方々はいらっしゃったんですけど、大半は日本の女性なんですよね。
事実に反することがアメリカで報道されているだけではなく、例えばイギリスの公共放送であるBBCでも、ほとんど同じ報道がされています。
今回の日韓合意を、外務省は英語でどう発表したか
これは皆さん、日本の外務省のホームページにアクセスしていただいて、そこに今回の日韓合意について、英文ではどう言っているかということを、ワンクリックで簡単に見ることができます。それをぜひ見ていただきたいんですけれども、その冒頭には、
The issue of comfort women, with an involvement of the Japanese military authorities
と書いてあります。
※ 外務省HP(英語) http://www.mofa.go.jp/a_o/na/kr/page4e_000365.html
もう、これで“アウト”です。
なぜかというと、“an involvement of the Japanese military authorities”というのは、岸田外務大臣は「日本軍の関与の下、こういうことがありました。すみません」ということを言われましたよね。この“an involvement ”というのは、involve(含める)の名詞形で、言い方はやわらげているけれども、今まで韓国などが言ってきたことを全部まとめて、日本軍がやりましたと言っているという意味にしかなりません。
なおかつ、今言いました“comfort women”という英語ですが、こういう英語がもともとアメリカやイギリスにあったと思いますか? まったくありません。これは奇妙な英語なんですけれども、「慰安婦」をそのまま外務省の官僚が訳したものです。要するに、もともと売春行為は戦争中も戦争でない時にもたくさんあったわけで、現在も世界中であります。特に戦時中は高価な支払いがあったわけです。
それを普通に言えばいいのに、それを“comfort women”という奇妙な英語にしたために、「特別なものがあったのだ」という誤解がもともとあったんですけれども、今回の日韓合意の英訳によって、もう一度言います。外務省が公式に訳した英語によって、日本軍が性奴隷にしていたのだということを、全部認めたということに、もうすでになっています。
したがって僕は冒頭、これは間違いだと言いましたが、これは僕の考え方やイデオロギーによって言っているのではなく、まさかこれを外務省や安倍総理が待っていたのではないでしょうということを、客観的に申し上げただけなんですね。
ある94歳の韓国人女性の証言「慰安婦は募集だったんだよ」
この騒ぎの中で、僕のブログにこのようなメッセージが届きました。韓国人男性と結婚し、韓国に嫁いで15年になるという日本人女性からのメッセージです。
「私の夫の母、韓国人の義理の母なのですが、今年で94歳。日帝時代をリアルタイムで生きてきた方です。」
この義理のお母様の前で、この日本人の奥さんが慰安婦の件で「日本は悪いことをしたと、たくさんニュースで報道していますね」と、思わず口に出したところ、この韓国人の義理のお母様がこうお答えになったそうです。
「あれは募集だったんだ。あの当時、日本に行った人たち(韓国人)は、もらうものはちゃんともらって帰って来ていたんだよ。
戦争が終わって韓国にいた日本人がみんな日本に帰ろうとする時、韓国人は日本人の家もお金も物も、みんな奪ったりしたんだ。
韓国に来た日本人は、するべきことをみんなしてくれた。日本人がみんな作ってくれたから、韓国はここまで発展してこれたという人もいるんだよ。韓国が作ったものなんて、何一つないよ。それなのに韓国人は、日本人をイルボンノム(日本人を侮辱した言い方)と言って、悪口を言うんだよ。どうしてなんだろうね」
「この突然の義理の母の言葉に、私は涙が出ました。私はこの言葉を一生忘れられません。もう迷う必要はありませんよ。だって、慰安婦は「募集」だったのですから」とこの日本人の女性はお書きになっているんですね。
「最高責任者」はなぜ心変わりしたのか?
僕は、こうした動きの最中、12月26日(土)の午後、アメリカから最高責任者の携帯電話に直接電話しました。これは「最高責任者」としか申しません。なぜかと言えば、これは公開を前提にした電話じゃありませんから。これは年明けにまたお話ししたいと思いますけれども、この最高責任者が僕と長年話してきた中ではじめて、ややどもられたりしまして。「本当は間違ってるんじゃないか」という本心が、これは僕の個人的感想ですけれども、はっきりうかがえました。
そして、こうおっしゃったんです。
「これまでずっと踏ん張ってきたんだけどね。これで最終決着できると言うもんだから、今回は岸田外務大臣を韓国に行かせようと思う」
「ずっと踏ん張ってきたんだ」というのは、韓国側から、「せめて3億円、日本が国費から出してくれたら、それで最終決着させます」と言ってきて。例えば、村山政権の時にも基金がありましたけれども、それは国民の寄付なんですね。それを日本国民の税金から、3億でいいから出してくれたら、もうそれで諦めると。
これは要するに、国の責任を認めるということになるからですね。
これをいったん、日本政府は拒否して、それが1億円まで下げられたんですよ。そのことを、「これまでずっと踏ん張ってきたんだけどね」と、最高責任者はおっしゃっていたんです。「しかし、あらためて最終決着だというから、もう蒸し返さないというから、手を打つことにしたんだ」と。
では、それがなぜ10億円という話になったのか。
そして、誰がこれを主導してやったのか。
そして、最高責任者の心変わりはなぜ起きたのか。
これは年明けにお話ししようと思います。
青山 繁晴(あおやま しげはる、1952年7月25日- )は、民間シンクタンクの独立総合研究所代表取締役社長、近畿大学経済学部総合経済政策学科客員教授(国際関係論)、佐久圏域障がい者就業・生活支援センター ほーぷ顧問。夫人は水産学研究者・水産学博士で、同研究所取締役自然科学部長の青山千春、長男は同研究所研究員の青山大樹。