神武 桜子(じんむ さくらこ)総本山未来館副館長
強い台風21号が日本に近づいているとのことで、先週に引き続きですので、「またかぁ。」という感じですね。
前回の20号とほぼ同じコースですので、高知も気をつけないといけませんし、20号で被害にあわれた地域は、十分ご注意を。
台風のコースが予想できるのは、台風が自力では移動できないからです。
台風の移動は風任せでして、だいたいが、高気圧の周辺に吹く風によって移動しています。
つまり、この時期に日本に近づく太平洋高気圧の「へり」に沿って移動しますので、台風の移動コースで分かるのは、「今、太平洋高気圧の勢力圏が、どの範囲にまであるのか。」ということがわかるわけです。
つまり台風21号の移動コースこそが、現時点での太平洋高気圧の張り出しなのですが、これは、通常の夏の勢力圏とほぼ同じであるのが気になるところ。
時節は9月を迎えようとしていて、少し秋めいていただかないといけないのですが、この時期においてもなお、「通常の夏」の位置に太平洋高気圧が安定的にあるということは、今年の夏は、まだまだ終わらないかも知れません。
2018/08/30 16:43 ウェザーニュース
「暑い夏がまだまだ続く」となれば、今年日本の国民病的な扱いを受けた熱中症に対して、まだまだ十分注意しなければなりませんね。
熱中症に対しては、十分な水分補給に加え、「塩分」の補給が重要だというのは、このブログでも何度か記事にして参りました。
塩分というのは、高血圧の原因とも言われ続けて参りましたので、最近では減塩ブームもあり、どちらかというと悪者扱いなのですが、「細胞の外観を保つ」という重要な役割があるので、身体にとっては、水と糖分と同じくらい重要な物質こそが、「塩分」でもあります。
何せ、「塩分」がなくなって、脳細胞がダメージを受ければ、意識障害なども起こるし、大きな神経細胞で起これば、四肢麻痺だって起こりかねないわけです。
これは人間に限ったことではなく、食べ物から塩分が摂取できる肉食動物はまだしも、それがかなわない草食動物などは、草を求めて移動する区域のどこかには、岩塩のある山とか、海に抜ける道など、必ずと言ってよいほど、塩分の補給ルートがあります。
さて、日本の古代の歴史において、「神武東征伝説」というのがありまして、古代日本において、九州から奈良に向けて軍事行動があったというものですね。
これは軍事的な常識から言えば、リスクばかり大きくて、リターンの少ない行動なのです。
というのも、盆地という地形は、とても守りやすく、とっても攻めにくいから。
なぜなら、いくら大軍で攻め入っても、山で入り口をさえぎられて無力化されますし、山岳部は、地元の人たちなら、抜け道小道を使って、ゲリラ的に防衛できるので、少数でも防衛できてしまう、言わば、天然の要塞なんですね。
そう、私たちが歴史で学ぶ、奈良飛鳥などの舞台である奈良盆地は、鉄壁の要塞の地なんです。
その鉄壁の要塞を、何で後の神武天皇が欲しがったのかは、タダ唯一の答えになってしまいます。
それは、「どこかの強大な軍事力からの防衛」しかありえないわけです。
それを私は、個人的な見解として、「当時国家を形成し始めていた、シナ(現中華人民共和国)や朝鮮などの国家群からの防衛の地として、奈良を選んだ。」と考えております。
それについては、また折々、記事でお話できればと思っておりますし、昨今日本史で言われ始めている、大和朝廷近畿発足説についても、反論する材料は無限にありますので、また機会をいただければと存じますが、今日は神武天皇による、鉄壁の要塞奈良侵攻の謎について、「塩」をキーワードに解いてみたいと思うんです。
盆地というのは、防衛が容易な要塞の地ですが、たった一つだけ欠点があります。
それは、「塩」が取れないこと。
たとえば、盆地周囲をぐるりと包囲して、塩確保のル―トを閉ざしてしまえば、盆地に暮らす人たちは、もう打つ手はありません。
神武天皇は、奈良の西側から攻め入って負け、今度は紀伊半島南から奈良盆地に攻め入り、山道を東側に迂回して、盆地の東側から攻めて勝ったと伝説ではなっております。
これは、「太陽を背にして戦う兵法」とも言われますが、太陽は時間と共に東~南~西に移動しますので、東側から攻め入ったとて、太陽を背にできるのは、夜明けから数時間だけですので、古事記を読む限り、別の意味があるのではないかと推測します。
もし私の推測通り、大陸の国家群の軍事力への脅威が根底にある「東征」ならば、九州の主力軍を動かせば、大陸の軍を引き入れることになります。
ですから現実的には、九州に正規軍を置いたままの東征、つまり、ほとんど交渉だった、ごく少数による軍の移動こそが、神武東征伝説の本質ではないかと思っています。
その日本の各国交渉は、おそらく「米作りのテクノロジーを授けるから、ヤマトの国の傘下に入れ。」というものだったと思われます。
こんなこと、幸福の科学の教えには、まだ発表されていないのですが、栗栽培が基軸の縄文時代から、全国に米作りが伝播されたのが弥生時代で、その米の普及に深くかかわったのが、日本神道系の神々のお働きだったのではないかと、私は勝手に思っております。
というのも、そう考えることで、時系列的にすっきりしますし、ほとんどの謎が解けてしまうからです。
そして、ほぼ交渉で成立していた奈良盆地包囲成立の前に、塩の道でもある三重県側を残した状態で、一度だけ本気で奈良の勢力と戦ってみたのかも知れません。
なぜならそれで、奈良盆地の防衛力が、国内外にわかるからです。
そして続いて、伊勢神宮のある伊勢半島を海軍の拠点にして、別動隊が、海のある三重県側を、米作りのテクノロジーを交渉材料にヤマト勢力に組み入れ、神武天皇軍は、南から東側に急激に方向転換してみせることで、奈良の人たちに「ああこれで包囲され、塩の道が断たれてしまった。」と、戦意を失わせたのではないでしょうか?
本日は、9月1日神武桜子未来館副館長来高の知らせと、神武天皇霊言、『神武天皇は実在した─初代天皇が語る日本建国の真実─』(幸福の科学出版)のまえがきとあとがきをご紹介いたします。
(ばく)
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☆神武桜子未来館副館長講話会☆
★9月1日 午後1時~ 高知支部精舎にて開催。(感謝奉納)
高知支部精舎〒781-8105 高知県高知市高須東町2-11
TEL:088-882-7775
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まえがき
「神武天皇は実在したか?」と題して、降霊、霊言をたまわったが、結論的には、『神武天皇は実在した』ということになった。
少なくとも百二十五代続いた、二千数百年の一貫した王朝が日本には存在するのである。
世界史的に見ても奇蹟の国家である。
本書が、現代日本の戦後教育により「自虐史観」に染め上げられた国民の「間違った常識」に対する決定的な反撃材料となることを望む。
本書を読んで、この夏の竹島事件、尖閣諸島事件を再考すると、自信と勇気が湧いてくることだろう。
あとがき
国辱と言ってもよい、国防上の国難が続いているが、神武天皇の実在を確定することで、日本の国の誇りが復活することだろう。
民族の誇りを持たない国家は消滅する。どうか、韓国、中国に対しても毅然とした態度で外交にのぞみたいものだ。それには、国家としてのアイデンティティ(自己同一性)の確認が必要だ。
韓国、中国とも、自分たちが、日本に文明を授けてやったぐらいのつもりであるのだ。そう思えば、あの外交態度の傲岸不遜さの理由がのみ込めるだろう。三千年近い一貫した王朝が日本で存続しているということは、まさしく日本が神の国として護られているということだ。台風のコースが中国向けになるだけではおさまるまい。このまほろばの国は必ずや、不死鳥となって甦るだろう。
『神武天皇は実在した─初代天皇が語る日本建国の真実─』(幸福の科学出版)P1~2 P146~147
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=2065