講演に先立ち、大川総裁の3000書突破の軌跡をまとめた映像が上映された後、歌手の小原ゆかりさんが、大川総裁作詞・作曲による楽曲「風鈴とリンカーン」を披露した。

成功の原動力は「本を読むこと」にある

大川総裁は講演の冒頭、人々が本を読まない時代になってきて、書店などが苦戦していると指摘する一方で、「私はこれから先、むしろ本をしっかり読んでいる人が新しい付加価値を生んで、出世していって、仕事を大きくするようになると思います」と強調した。

大川総裁は、自身が少しなりとも成功しているとすれば、その原動力は本を読んだことだと語り、東京大学で学んでいたころのエピソードなどを交えながら、読書の大切さについてさまざまに語った。

若いころから知的蓄積を続けている大川総裁の蔵書は、現在10万書をはるかに超えており、最近は学問的な本だけでも、年間2500~3000書を読んでいることが、著作で明かされている(詳細は5月30日発刊の本誌2022年7月号3000書発刊はメシアの証明」)。

自分を鍛える道

自分を鍛える道 / 幸福の科学出版公式サイト (irhpress.co.jp)

新聞を読み比べることで、異なる視点を得る

さらに、大川総裁は「本だけで足りない面もありまして、新聞も読まなければいけないんです。これも忙しい方はなかなか読めないだろうと思いますが、(中略)私は、新聞はほとんど(主要紙)全紙、目を通しています」と指摘。

基本的には、自身の思想から遠い新聞から順番に読んでいるといい、「(その新聞は)何を言っているかを、じっくりと丁寧に読んでいます」と述べた。違う種類の新聞を読むと見識や考えの違いが分かり、異なる視点が得られるとし、できれば複数の新聞を読んだ方がいいと言及した。

また大川総裁は英語やドイツ語の新聞も読んでいるとし、「日本の国際ニュースを見ても、国際ニュースを伝えている方が、英字新聞を正確に読めていないことが分かるくらいまでは読める」と語った。

一歩を進めることを努力目標に

大川総裁は、講演の最後に、コロナに関する見通しとウクライナ戦争に関する日本としてのあるべき考え方を述べた後、「非力ながら、これから日本と世界の道しるべとなるべく、たくさんの仕事をするということではなく、毎回『一歩、一歩を進めるということを努力の目標として、やっていきたいと思います」と締めくくった。

講演では、この他にも、以下のような多くの論点が語られた。

  • 楽曲「風鈴とリンカーン」について明かされた新事実
  • 宗教家としての自身の仕事ぶりについてどう思っているか
  • 大学での英語の授業中の失敗とは
  • 年齢に合わせて、古典を読み直すことの意義について
  • 1990年代に対談したジャーナリスト・田原総一郎氏の楽屋でのアドバイスとは
  • 国を率いるリーダーは勉強しなければならないという事例
  • 映画製作のため、大川総裁はどのくらい映画を観ているのか
  • ウクライナ戦争を正しく見るために必要な勉強とは
  • コロナは今後どのくらい続くのかという見通しについて