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今週は、少しだけ朗報がありました。
九州の大分地裁(佐藤重憲裁判長)が、28日に、四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の、大分県の住民4人が運転差し止めを求めた仮処分の申し立てを却下したのです。
この伊方原発3号機、昨年12月に広島高裁が出した、今月末まで運転を禁じた仮処分決定を取り消したことで、四国電力は、来月10月27日に運転を再開すると発表しました。
広島や大分は、伊方原発のある愛媛の対岸で、お気持ちはわからないでもないですが、四国の住民として、また手術室に務める看護師としては、本当にありがたいことです。
病院は、治療や検査そして病室などの環境整備に膨大な電力を消費する、一大電気文明社会だからです。
今月初めの北海道大震災において、道内の電力供給を一手に引き受けていた火力発電所の被災で、大規模な全道停電にいたってしまい、被災地から離れた地域において、外来診察ができない状況が発生してしまいました。
病院施設は停電が怖いので、当然ながら自家発電装置などを施設内に構えていますが、長期間の停電で燃料供給が追い付かなかったりすれば、病院内は完全停電状態となり得ます。
完全停電状態では、大規模な検査や手術などを控えても、大きな規模の病院ならば、必ず人工呼吸器や人工透析機などがあり、即、命を落とす患者さんが出てしまうことになります。
また中長期的には、大量の電力を消費する手術や放射線治療、人工透析などができないばかりか、MRIやCTスキャンやなどの大きな検査や、最悪、心臓疾患の患者さんのモニター管理や除細動装置(カウンターショック)などができなくなります。
つまり、現代日本は、全国どこでも、電力供給が貧弱であれば、それだけで亡くなる人が出てしまう社会なのですね。
ですので、伊方原発が稼働してくれさえすれば、高知県内においては、とりあえず電力不足による治療や検査への、最悪の影響は防げるわけで、「停電の危険があるので、予定していた手術ができない。」という状況は、四国県内においては回避されました。
問題は、電気文明化が進んでいるのは、病院関係だけではないということです。
上のグラフは、近代における、日本国内の電力発電量≒消費量と発電方法の分類を現わしたグラフですが、日本の経済水準と比例して電力発電量が増えています。
日本全体が、総電気文明社会に向かっていて、電力必要量は今後も増えるのは間違いないです。
否、将来の日本の繁栄を考えるなら、もっと余裕のある発電量を供給できるようにしないと、子や孫の文明は、我々より貧弱になってしまいます。
またそうしておかないと、「いざとなったら、病院施設に優先して電力を供給します。」と言っても、病院に供給できる電力量そのものが少なければ、北海道震災で体験した、大規模な完全停電の危機=命を失う患者さんが出るという状況になります。
心臓や呼吸など、心肺機能に関する機器が電力不足で動かないとなれば、人は数分、否、数秒で命を落とす現実があることを、どうか頭の片隅に置いて頂きたいのです。
原発推進への意見には、とかく「金儲け主義だ。」とか、「企業の味方か!」とレッテルを貼られてしまう世の中ですが、そのような経済至上主義的な問題ではなく、人命至上主義を考えれば、「やっぱり原発は必要だ。」ということになると思います。
むしろ私には、原発=金儲け主義の象徴のように言う人は、どこか遠い趣味の領域で語っていると、思えて仕方がないのです。
またくり返しますが、原発は止めていても安全ではありません。
原子炉の中には、熱々の燃料棒があるので、十分に冷やし続けなければならないからです。
発電せずに、熱々の燃料棒が自然に冷え切るには、10年から数十年、場合によっては100年かかるかも知れません。
その間に、冷却システムの不具合が起こったらどうするのでしょうか?
それこそ、子孫に迷惑をかける判断ではないでしょうか?
失礼な言い方かも知れませんが、原発再稼働に反対なさっている方とか、こういうリスクのことを、一体どれだけ真面目に考えていらっしゃるのでしょうか?
原発問題に関して、最も安全な方法は、「今ある燃料棒は、原子炉の中で燃やし尽くしていまうこと」です。
つまり再稼働こそ、最も安全な解決策なのです。
その間空焚きするのはもったいないので、ついでに発電し、その間に、次世代大規模発電に関する方向性を決めれば良いと、医療従事者の端くれである私はそう思っています。
本日は、経典『されど光はここにある』(幸福の科学出版)、『日本の誇りを取り戻す』――国師・大川隆法 街頭演説集2012(幸福実現党刊)の一部抜粋をご紹介いたします。
(ばく)
震災と原発について ―「政治革命家 大川隆法」より抜粋
映画『宇宙の法ー黎明編ー』スペシャルインタビュー映像
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=920
この放射線の問題は、広島県民や長崎県民を見ればよく分かります。
広島でも長崎でも、原爆投下の直後は大勢の人が死んでいますが、その後も、広島県民も長崎県民も生きているのです。
現実に、原爆投下の日を中心にして、十万人ぐらいの人が死んだ所でさえ、人々は、その後も県を捨てずに、それを観光産業にまで変えて、力強く生き延びています。県を離れずに頑張っているのです。
ましてや、福島の場合は、原爆が落ちたのとは違います。福島の原発事故で亡くなった人は、本当に数えるほどしかいないので、被害としては、ずっとずっと小さいものです。
外国のほうでは、「福島の原発事故は、スリーマイル島の原発事故ぐらい大きい」などというような情報が流れたこともありますが、現実には、放射線で人が死ぬ被害は出ていません。
今、マスコミが流しているのは、ほとんど、「もしかしたら、将来は、放射線を浴びたことによって発ガンするかもしれない」というような憶測記事ばかりです。しかし、「ほとんどの人は、健康診断で放射線を浴びている」ということを考えると、それは、ばかばかしい話なのです。
毎年、私たちは病院に行って、そのくらいの量の放射線を浴びていますし、ガン治療のために放射線科があり、実際に放射線治療をしています。ガンを治すために放射線を使っているわけです。
私たちは、そのくらいの量の放射線を浴びているので、このへんを、もう少し冷静に分析しなければいけません。
『されど光はここにある』(幸福の科学出版)P204~206
幸福実現党は、唯一、原子力推進を肯定しております。
理由を述べます。
何ともない」からなのです。
(マスコミは)ただ恐怖を煽っているだけです。
一年半以上、マスコミは、恐怖を煽りに煽っておるけれども、放射線で死んだ人なんて、一人もいないんですよ!
ところが、政府の言うとおりに節電して、熱中症で死んだお年寄りは、何百人といるんですよ!
今また、雪国においては、暖房を止めて、凍死する人が出てこようとしているんですよ! 日本のエネルギー自給率は、わずか四パーセントです。
食料でも四十パーセントあります。
エネルギーは、四パーセントですよ。
この国を殺すには、エネルギーを止めれば終わりなんですよ!
これは大変なことです。(中略)
だいたい、一年半もたつのに、まだ避難民を遠い所にたくさん置いて、彼らの生活を元に戻さない政府に問題がある!
さっさと元の地域に帰して、再建させよ!
ちゃんと、村では、牛だってピンピンして生きているではないですか。全然問題ないのです。
原発事故があった二十キロ以内の病院から遠ざけられた約二百人の病人のうち、五十人は体育館やその他の所で死んでいるのです。
そして、病院を守っている医者と看護師は、三人ぐらいでピンピンしているんですよ。
バカな政策は、早くやめなさい。
原子力なんて、ラドン温泉みたいなものなんですよ。
広島・長崎で、死んだ人は出ました。しかし、あれは、ものすごい温度が出たんですよ!
今の福島原発の千数百万倍の放射線と、その炎と熱、爆風で、人が死んだのです。
その後の広島・長崎は、いかがですか。
家は建ち、人々は健康に過ごしています。
子供で、遺伝子異常を起こした人なんて、一人もいないんですよ。
放射線で遺伝子異常を起こしたのは、ショウジョウバエだけです。
人間とショウジョウバエは違うのです。
『日本の誇りを取り戻す』――国師・大川隆法 街頭演説集2012(幸福実現党刊)P26~30