怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

カニカマ人気

2016年08月25日 | カテゴリー分けするのに飽き
いつもは甘いものやポテトチップスがテーブルに並ぶこの家庭。
その日は、こんなものがあった。カニカマ。

こちらでこの品をスーパーで見つけたときはかなり感動したものだ。
どこの店でも扱っているわけではない様子。ロシア人経営のスーパーの品は安い。
「Surimi」
と表示されている。
イクラと同じで、もしかしてカニカマはロシアが製造を始めたのか、と思って検索しちゃったぞ。

この家の長女A子さん30歳はこれが大好きで、ときどきこのようにして食べているらしい。
ロシア人友人宅で、サラダになって出てきたのを食べてから好きになったのだとか。
ビニールの個別包装が付いたまま、手でつまんで食べるのもなかなかおいしい。
私も彼女も酒類がだめなので、コーヒーと一緒にいただいた。
「カニカマ、って言うんですよ」
と説明したら、その音が面白いのか、何度も発音して笑っていた。

意外なものが世界で人気なんだな、とときどきこちらで思う。

りんごの季節始まり

2016年08月25日 | カテゴリー分けするのに飽き
「りすはなぜりんごを食べないのですか」
と、りんごの収穫時期が近くなると、義母は私にりんごの食え食え攻撃を開始する。
彼女の目の前で食べて見せないと、私が食べていると思わないのだろう。

弁当代わりにりんごを持っていくことにした。
義母が庭から集めてきたりんごの一つを八つに切り、種の部分を取った。
私が塩水に浸して変色しないようにする、と言ったら、義母は大反対した。
「味が変わってしまうではないですか!」
確かにそうだが、子供の頃からその味に慣らされているので、大して気にならない。
義両親たちは、切ったりんごが茶色くなっても、それは当然だと思ってそれを好んで食べている。
こんなところも、デリケートな日本人とテキトーなドイツ人の違いを観察できるようで面白い。

義母の反対を説得するために、数秒頭の中で何を言うか整理していたのに
「ま、あなたの好きなように勝手にしなさい!」
と言い捨てて行ってしまった。
私がやることなすこと、何か言わなくては気がすまない義母の性格だ。
いちいち彼女に対抗する必要もないのがわかっている。
「はい、わかりました」
って言って、目の前で塩水につけてやれー

りんご弁当は街中の小さな噴水の脇に置いてあるベンチで食べた。

へへへ、ちゃんと変色しないきれいな切り口のりんご。

ふと、隣と見ると、彼らもりんごを食べていた。
丸のまま食べていた。

りんご収穫の時期の始まりだ!
りんごケーキやアップルシュトゥルーデル(アップルパイ欧州版)を義母は一日おきに焼く時期に突入さ!