怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

毒入りで復讐

2016年08月31日 | カテゴリー分けするのに飽き
義母がズッキーニの皮をむこうかどうか考えていたので、私がキッパリと言った。
「そのまま使いましょう」
数週間前に新聞記事で皮をむかずに使うことを学んだはずなのに、どうしてまた迷ったのだろうか。
自家製ズッキーニは放っておいてもできてしまう印象。トマトやきゅうりが念入りな手入れが必要(に見える。私は世話していないから義両親たちの様子を伺っているだけ)なのとは対照的だ。
将来は、ズッキーニ畑ばかりにしようとおもう!

ズッキーニのスープ。

まあまあ。

義母は義父のために彼の好物を作っていた。
切ったきゅうりにバターミルクを混ぜるだけ。


500ミリリットル入り容器をシャカシャカと振っている義母。
中で成分が分離しているのかな?
シューシューと音がしているのは圧力鍋だ。手前にスープの、その後ろにじゃがいもを茹でている圧力鍋がある。

切ったきゅうりが入った器にバターミルクを空けた後、義母は酢をドボドボと入れていた。
おっかしいな、この料理に酢を入れたかな、と私は後ろで首をかしげた。

義父の一人分。義母と私は食べない。
これに茹でたじゃがいもを添える。

さて、義父は食べ始めるなり言った。
「酸っぱいな。変だな、私の味覚がおかしくなったのか?酢を入れたのかい?」
義母「入れるわけないでしょっ」
ここで私はぎょっとした。
ど、どうした?
私ははっきりとこの眼で見たぞ、義母がたっぷりと酢を注いでいたのを。
義母、いよいよ脳が正常に働かなくなってきたか?ズッキーニの皮の件のこともあるしぃ。
または、義父と何かいざこざがあったのかい?
「食い物で復讐してやれ」
と思うのは恐ろしいぞ。何を食わされるかたまったものではない。
単に、ぼうっとしていて間違えて入れてしまったのかなぁ・・・

その場で「入れていたじゃあないですか」と言うのはかなり場違いに感じた。
後でこっそり義母に尋ねてみたら何て答えるかな?
あるいは、義父に「入れてましたよ」と言う方がいいのか。
どちらの考えも行動に移さず、24時間が過ぎてしまった。
いったい、あの、酢を入れた行為はなんだったのだろう?

バターミルクという言葉は「風と共に去りぬ」に出てきた記憶がある。
夏場にできてしまったそばかすを冬中バターミルクを塗って消した、という部分があったような。
日本のサイトで検索しても、なかなか見つからない。


1 コメント

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バターミルク (ミドリ)
2016-08-31 02:07:27
こんにちは。日焼けしてしまったスカーレットに、マミーがバターミルクを塗ってあげた、という場面(セリフ)がありましたね。「風と共に去りぬ」、今読み返すと、ヨーロッパで馴染みになった風物がちょこちょこ出てきて面白いので、記事にしようかと思っていたところです。夫がバターミルクを飲むのを見るたびにマミーを連想しています(笑)
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