怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

ラクサをいただく

2014年10月09日 | アジア事情
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近所に住むマレー系マレーシア人宅でラクサをご馳走になった。
シンガポールやマレーシアを旅したことがある人ならあの美味しさをご存知だろう。今までの経験で、現地のものは現地で食べないとおいしくない、と結論付けているのでそんなに期待はしなかった。
見た目もちょっと淋しげ。
確かに、ラクサの味はするが、やはり、いまひとつだ。麺は米粉を使って自分で作ったのだそう。材料が揃いにくいここで私のために作ってくれたことに感謝しなくては!

しかしながら、このケーキは美味しかった。バナナとチョコレートのケーキ。マレーシア風なのかな?八月の帰省時に持ってきたというバナナチップス。日本やここで手に入るものと違っておいしい。「持って帰りますか」と尋ねられたのだが、貴重なマレーシア直送の品なので彼らが楽しむべきと思って遠慮した。が、家に帰ってから後悔したぞ、うううう・・・もらってくればよかったぁ
 

これは遠慮なくいただいた。コーラン、ドイツ語版。表紙はピカピカ。紙も非常に上質なものが使われている。

私が熱心にイスラム教徒の生活について質問するので、興味があると思ったのだろう。私としてはここに多いムスリムとの付き合いのために、彼らの宗教を通した生活について知っておく必要があると思っているだけなのだけれど。
「りすさんの旦那さんがこの本を見て、大丈夫ですか」
と、妙な気遣いもしてくれた。やはり、ドイツ人一般はイスラム教徒が嫌いなことを彼女はよく知っている。
母国のマレーシアでも中国系マレーシア人との摩擦を経験しているだろう。慣れているだろうな。

私は彼女一家にみたらし団子を持参した。
イスラム教徒に食べるものを勧めるのは苦労するのだが、マレーシア人だと、アジア風の食材と見かけのものをよく知っているので、そんなに警戒しない。
「米と砂糖と醤油、とろみはじゃがいもでんぷん粉が材料です」(みりんはご法度。私は持っていないしね)
と説明した。
彼女のドイツ人の旦那さんも、婚姻と同時に改宗した熱心なイスラム教徒だ。私が家に戻ると、携帯電話に「夫があのお団子をおいしそうに食べていました」とメッセージが届いた。