怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

いつもの倍の値段のチーズ

2014年10月26日 | 頑張って食べる
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いつもいつもいつも義母の昼食。

150グラムくらいの豚肉を細かく切ったものと、冷凍保存しておいたきのこのソース。
夫にはスパゲティ、義両親たちにはじゃがいもを茹でる。

サラダ菜とトマトは自家菜園から。夏に近所の友人からもらったルッコラは順調に大きくなた。義母は初めのうちはこの知らない作物に警戒していたが、娘の家の庭にも植わっていたことから信用し、次第にサラダに入れるようになった。
私の皿はいつものように米飯(はと麦と麦入り)。この肉きのこソースの貧乏臭さに泣けてくる。
まるで肉を充分に買えないので小さな一切れを四人で分けるために考え出したソースに思えちゃう。もっと野菜を入れるとかすればいいのにねぇ。「そんなに野菜を使うな」と夫の夜食を用意していたときに数度言われたことがあったな。食糧難な我家?

日頃節制した生活なので、たまには贅沢したくなる私。
以前、頂いたチーズがおいしかったので、再びそれを味わってみたくなったんだ。徒歩で行ける近所の村店で販売されている。値段は普段食べている品の倍以上。

約500グラムで11ユーロ(1500円くらい)。日本ではこうした特別なチーズはもっと高い(あるいは手に入りにくい)のだから、こちらのおいしいものをときどき食べる贅沢は許されていいだろう。

現在70歳代の女性が、昔、私に言った。
「今の日本の食生活は、私が子供の頃と比較すると毎日がお祭りみたいなものよ」
時々これを思い出して、私の食生活がもしかしたら昔の日本風なのかも、と首を傾げてみる。