怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

グリーンカレーの作り方

2014年08月31日 | ドイツ生活の外国
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すでにここで長く親しくしているタイ人女性宅でグリーンカレーをいただくことになった。
前日に里帰りからドイツの自宅に戻ったばかりの彼女、疲れているのに早速家事と育児に奔走していた。タイの女性は本当に働き者だ。
鶏肉、野菜を切る。ナスのようなこれはタイから持ってきたものらしい。他にはサヤインゲン、ピーマン、レモングラスを使っていた。
 
この幅の広い包丁は数年前まで一家で北京に赴任していたときに手に入れたものだそう。器用に使っていた。

グリーンカレーペーストを炒め、ココナッツミルクで溶く。鶏肉を入れて炒める。
 


グリーンカレーペースト、ココナッツミルクともにこちらで手に入れたものらしい。ときどき普通のスーパーでもグリーンカレーペーストを扱っていることがあるので、ドイツ人たちもタイカレーになじんできているものと思われる。
 
野菜と水を加えて煮込む。材料が柔らかくなったら瓶詰めのたけのこを入れる。
 
オイスターソース、砂糖、醤油、塩で味を調える。
最後に登場したのが魚醤。
私に任されたのだが、困ってしまった。魚醤を初めて使ったこの時!

 
付け合わせの玉子焼き。米飯はもちろんタイ国産ジャスミンライス。食料小部屋のを見せてもらった。20キログラム入りの大きな袋!家族5人で毎日食べるんだものね。20キロなんてあっという間になくなるのだろうな。


米飯には何か赤っぽい米が混ざっていた。彼女に尋ねたのだけれど、聞き取れなかった。すでに5年くらいの付き合いがあるのだけれど、いまだに彼女の母語アクセントの強いドイツ語を聞き取るのは至難の業だ。

スプーンとフォークが添えられるのが、東南アジア風。彼女に「箸で食べますか?」と尋ねられたときは驚いた。日本人は何でも箸を使うイメージなのかもしれない。ジャスミンライスでなく、日本米に近い品種の米だったら、カレーでさえ私は箸で食べる自信はあるぞっ、あはは~。
きちんとスプーンを右手、フォークを左手で持って食べていたのは彼女と私の二人だけ。三人の子供たちとドイツ人の旦那さんはフォーク、あるいはスプーンだけで食べていた。それが無作法という決まりは無い様子。
食卓に出るものはすでにスプーンで切れるほど柔らかく、あるいは小さく加工してあることが前提のアジアと比較すると、欧州はいまだに肉塊を刃物で各自の皿の上で切らなくてはならないという発想である違いが興味深い。
ウチなんか、パスタでさえナイフが登場しちゃうもんねぇ。野蛮な食卓だなっ

もちろん、とてもおいしかった。
自分で自宅でグリーンカレーを作るのは・・・やはり、無理かもしれない。私以外の三人は、手を付けてくれないだろう。
私一人で何日もかけて消費するしかないのは悲しい。