怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

りんごパンケーキの作り方

2009年04月26日 | 
夫用りんごパンケーキの作り方の紹介。
「夫用」なので、どちらかというとかなりおいしくないものだと思っていい。

夫は仕事から帰ってくると、そのときに食べたいものを私に注文する。
帰宅から、食卓につくまでの間、彼にはシャワーとトレーニングマシンで運動する、という課題がある。
なんと、1時間以上かかるのだ。
いろいろな夫婦が世の中にいるだろうが、夕食の席に着くまで1時間以上かかるのも珍しいのではないだろうか。
義母はこの状況を異様に思って夫に「帰宅後すぐに食べるようにしなさい」
と何度か夫を叱っていたが、そのうち諦めた。

1時間もあるのだから、注文を聞いてから作っても充分間に合うのである。

では、本題。
りんごパンケーキ。


りんごは細かく切る。ボールに切ったりんごと、粉と卵と牛乳を入れ混ぜる。
「砂糖抜き」が夫流。
また、粉の半分は全粒粉を使っているのも夫流。


フライパンで両面焼いて出来上がり。
薄く焼くので、どんどん出来上がる。
10枚くらいが夫の適量。


夫は砂糖の摂取を控えているので、そのまま食べるが、
普通はシナモンシュガーやコンポート、ジャム類を塗って、写真のようにくるくる巻いて端からナイフで切って食べる。
これもおやつとしてでなく、立派に食事になるのだから、ドイツあるいはヨーロッパ、はたまたウチの食生活はなんだか侘しい。

このパンケーキ、ちょっと見た目はインド文化圏の「チャパティ」に見える。
そういえば、チャパティはカレーなどを添えて食べるのだろうな。
カレーはたいてい野菜や肉類が入っているだろうから、
もしかして、ヨーロッパのパンケーキよりずっと栄養的に優れているかもしれない。
ネパールからやってきてドイツ人家庭にホームステイしている女の子も「ここは野菜を食べない」と言っていたな。
寒冷な気候で野菜栽培可能な時期が短いドイツ。
したがって野菜を食べる文化が余り発達しなかったここは、
果実をシロップ漬けにするなどして保存し、穀類と一緒に食べてきたのだろうな。
今では車を売って世界中から野菜を輸入しているのに、なかなか普段の生活には根付かない野菜摂取。

私がこのパンケーキを野菜を使った塩味のソースで食べたい、と言ったら、驚愕していたもの。
夫は日本でお好み焼きの旨さを覚えたはずなのだが、こちらに戻って長くなると、粉の中に野菜が入っている感覚が嫌になってきた様子だ。


私も一緒に付き合うと、野菜不足で数年後の体調が心配だ~

わたしの分にはりんごではなく、野菜を細かく切って入れて食べることにしよう~