怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

再び復活祭の食卓

2009年04月13日 | 食べ物
去年も記事にしたと思うが、
今年も復活祭の食卓を紹介。
何故かというと、ウチの行事食、あまりおいしくないから。
旨くないものを紹介して、旨くないものを食べなくてはならないストレスを解消しよう、という試み。
ひぃひぃひぃ~

ウチ流イースターパン

練りマシーンに小麦粉と、イースト、卵に砂糖を加える。


さらにあたためた牛乳とその中に溶かしたマーガリンを入れ、練る。

こうした甘くてふわふわのパンはこちらの食卓では普通ではない。
「酸っぱい生地のパンが本物」
と義母は言う。
ハイジの言う「黒パン」のことだろうか。
気候的にライ麦のほうが良く育つので、それを使ったパンが発達したようだ。


すでに、パン作りも日本の主婦の常識となりつつあるのでこうした紹介もくどいけど。
表面が乾燥しないよう濡れふきんをかぶせて暖かいところで発酵させる。
(いや、このふきん、ぬれていないようだけど?うう・・ウチ流は乾燥していてもOK)
すると、右のように倍以上に成長!


形を作る。レーズン入り、シナモンシュガー入り、編みこみ形などがウチ流。


焼く。
焼きあがって、冷えたら、溶いた粉砂糖を塗る。

このパン、日本の菓子パンのような風味なのだけど、どういうわけか、
そんなにおいしいと思えない。
すでに、こちらのライ麦パンに慣れてしまったからか?
いや、日本のものと似ているから、比較してしまうからか?


イースターにはつき物のゆで卵。
我が家はスーパーで出来合いのものを買ってくる。
部屋や庭を飾るものとしてもいろいろな卵形のものがある。
まさみさんが紹介しているような芸術作品もあり~


また、復活祭には肉がつき物らしい。
義母は張り切って肉塊を買ってきた。
これ、ハム、らしい・・・
豚肉のハム・・・紐が付いているけど、ぶら下げて燻製にしたのだろうな。
そのままひも付きで売るかよ~?!


上下のハム塊ともそれぞれ2kg弱もあるでかいものだ。
スライサーで5ミリ程度の切り、食卓に並べる。


はい、これがイースターの食卓のできあがり。
甘いパンと、ハム塊スライスと、ゆで卵・・・
ハム塊スライスには自家製西洋ワサビを添えて食する・・・
不気味な味の組み合わせ。
夫などはずっとこれで育ってきたから違和感無いのだろうけどね。
私には苦しい・・・
このハム塊、漂う香りがなんだかワイルドでね~
ちょっと、具合が悪くなりそう・・・
肉食文化の発達したここのやり方なのだろう。

パンも、ハムもたくさん余っている・・・
ここ数日はこれらを消費するよう義母に迫られるだろう。
「このハム、焼いて目玉焼きを添えたらおいしそう」
と言ったら、
なにやらこのハムに使われている塩は加熱すると危険、とかで
「だめです!」
と義母。
ど、どうやって消費しよう、わたし!
ああ、恐怖の行事食・・・