怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

カルキ臭くないって?

2009年04月15日 | ここの品々
日本の水は「カルキ臭い」ってよく言うけど、
ここのカルキは「臭い」でなく、ゴミである。

「カルキ」については偶然に同じ時期に同じテーマの記事を書いた
満天さんのブログに解説があるので、そちらに任せる。

一般的に、日本のカルキは水道水を消毒するための塩素臭のことを言うらしい。
語源はドイツ語、こちらのカルキはもう少々強烈だ。


湯沸しポットの(40年くらい使っているので、ドイツ在住の人たちにもこれがなんだかわからないかも・・・)水面に白く浮いているのがカルキ(石灰分)なのだぁ!!

もっとも、水道からでた直後の水には、このカルキ、ちゃあんと上手く細かく分散して散っているので肉眼で見ることができない。

写真の水は、前夜に沸かして魔法瓶(日本から持参)に入れておいたものを再び沸騰させるために開けたものである。
魔法瓶(日本から持参)の内面はカルキが付着しやすいらしく、真っ白になるが、また、容易にはがれやすいらしく、お湯を空ける勢いで剥がれていくようだ。
それで、写真のような現象になるわけ。

無味無臭、人体に無害だが、やっぱりね・・・
気分は良くない。
夫はこれを見ると、流して新たに水道から水を入れるのだ。
同じことなのにねぇ~

硬水、ということはこれを多く含むことなのだろう、
地域によるらしいが、ドイツ南部はこのような水を普段飲用しているのだ。

日本だったら、水道水を作る作業に白い物体を除去する作業をするだろうな。
安全のために、世界的にみても驚異的に高い濃度の塩素で消毒するくらいだからねぇ。
塩素臭カルキも面倒だけど、白ゴミカルキももっと面倒である。

この40年物のポット内側面は定期的に掃除しないと、真っ白にブ厚くカルキがこびりつく。
また、コーヒーメーカーなども機械内部にカルキが詰まるので、
カルキ除去剤が市販されている。

ボトル入りは水溶液、袋入りは粉末で、水に溶かして使用。


袋の拡大写真。
ちゃあんと、Kalkと文字が入っているだろう~
白ゴミ除去剤だぞ、
日本のカルキとドイツのそれが違うことの証明だ~
下には各種コーヒーマシンや湯沸しポットの写真、これら内部の白ゴミを取る。
劇薬らしく、取り扱いに注意しなければならない。

洗面台、シャワー室なども、使用後に丁寧に水分をふき取っておかないと、
白くこびりつく物体に悩まされることになる・・・

実家の塩素臭カルキ水にも苦労したが、ここにきたらもっと面倒な水が

さて、一番上の写真の状態の水で作ったお茶。
日本から持参の貴重な緑茶。
写真に上手く撮れなかったので紹介できないけど、
緑の中に、白ゴミがふわふわ~
凄いぞ、ドイツ生活!