林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

新宿油照り

2011-08-17 | 風に吹かれて

カメラの修理を依頼するために、新宿へ行った。
埼玉より涼しいかもしれないと期待してたが、新宿も油照りだった。

カメラはレンズ部分が故障していて、レンズだけ預けてきた。一週間の入院である。
ここは何故か男の従業員ばかり。だが、みんな親切
丁寧でほっとした。

昼飯は奮発するつもりだったが、街は炎暑の真っ只中。面倒くさくなって目に入ったマックへ。
照り焼きバーガーセットは田舎にはなく、美味かった。研ナオコ嬢のように大口でないと食いにくいのが欠点だが。

絆創膏で補強した変な形の学園ビル地下にある本屋はブックファーストという名前である。
広く、紀伊国屋や丸善よりいい店だ。團伊玖磨随筆選集が食、旅、話と3冊揃っていた。大したものだ。

久し振りに東京へ来ると、どの店に入っても、若い店員たちの言葉が外国語に聞こえる。
早口でぺらぺらっとやられると、意味が分からず、何度も聞き返す。

東京は国際都市になったのかなぁ。
いや、近頃、耳が遠くなったようである。

あのぅ、つまらないものですが、新宿土産に嘉門達夫の「ハンバーガーショップ」をどうぞ

写真はコンデジで撮りました。不自然に青が濃くなりました。不思議だ。

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うなぎくらべ

2011-08-16 | 重箱の隅

 

 

 

 

 

 

 

 


  
  
・・ 石麻呂(いわまろ)に我物申す夏痩せに 良しといふものぞ鰻捕り喫(め)せ ・・
                                               .........大伴家持

江戸時代、平賀源内が「鰻は土用の丑の日にいい」と勧めた。
大伴家持はもっと昔に「夏痩せに効く」と言っていた。その証拠が万葉集に載ってるこの歌である。

鰻の旬は、冬眠に備えて身に養分を蓄える晩秋から初冬で、春から夏は味が落ちる、とか。
そうはいっても、ビタミンA・B群が豊富に含まれている鰻は、夏本番の今こそ食いたい。

写真の鰻は分厚く美味そうだが、かなりの高額品であろう。手は喉から出るだけだ。

牛丼の吉野家では期間限定で鰻丼を550円で売っていたが、既に販売は終了した。

それで最近は、いなげやの「うなぎまぶし弁当」398円にしている。

吉野家の鰻は、干物をもどしたのかと思うくらい薄かったが、鰻の味は十分にしたので合格。
いなげやの鰻はもはや原形を留めていないが、タレがご飯にたっぷりまぶしてあり、おいしゅうございます。

立秋を過ぎたとはいえまだまだ鰻を食いたい。
この夏一番の思い出は7月1日の「夏の定番」の鰻になるだろう。

デジカメが故障中で、写真はある通販会社のものをお借りしました。
会社の名前を書いた紙を失くしました。ごめんなさい。

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一本の鉛筆

2011-08-15 | 歌の翼に

俄か雨が降ってきたので慌てて家に戻りラジオをつけた。
おやっ、と思ういい歌が聞こえてきた。

美空ひばりが歌う「一本の鉛筆」という歌だった。
ひばりらしくなく、素直にしみじみと歌っていた。ひばりがこういう風に歌うと、森生も素直に、いいなぁ、と思う。

動画で見る美空ひばりはコテコテの衣装に、感情を込め過ぎるほど込めて歌っている。これは感心しない。
あれこれ探し、結局、クミコという人に辿りついた。

            「一本の鉛筆

作詞の松山善三は亡くなった高峰秀子のご主人だった。高峰秀子が主演した映画「二十四の瞳」を思い出した。

「一本の鉛筆」は反戦歌である。
さとうきび畑」も、「死んだ男の残したものは」も反戦歌である。

今朝は新聞が無く、「敗戦記念日」だったことを忘れていた。
この歌で、すぐ思い出した。あの日の晴れ渡った空と、ひもじさを。

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まだまだ「なでしこジャパン」

2011-08-15 | 先輩のお言葉

 川原撫子(6月9日)

一見弱々しい撫子(なでしこ)は、荒地でも増える強い山野草だ。
花期は長いが、いま咲いている花は狂い咲きである。

「なでしこジャパン」の優勝は立派だった。選手は脚も頭も性格も完璧だった。もはや天下無敵デアル。
という絶賛の嵐はまだまだ続く。だが、こういつまでも続くとなぁ...........。

しかし朝日新聞は目の付け所が違う。
なでしこジャパンに関して、東大前総長名誉教授と花形現職教授の「オピニオン」を掲載した(7月26日)。

先ず、蓮實重彦名誉教授。

 決勝戦での日本の得点は美しくなかった。敵の混乱を突いた宮間の1点は驚嘆したが爽快さがなかった。
 澤の2点目もどさくさ紛れの1点みたいで、二度と起きない奇跡でしょう。
 PK戦での勝敗はアクシデントのようなもの。日本が勝ったというより米国が自滅した試合だった。
 日本が突出した強さを持っていたのではなく、優勝は出来すぎです。
 
騒ぎ過ぎて彼女らをつぶしてはいけない。

丸山、岩淵、澤選手ほかラピノー選手らを、先生は褒めてるが、ちゃんとワサビが効いている。
一日署長なんかに引っ張り出すのは贔屓の引き倒し、と言うことだろう。お話、よく分かる。

一方の姜尚中教授。

 「なでしこジャパン」にはディアスポラ的人生を歩んできた選手も少なくありません。
 梁山泊に集結する強者の如き彼女らが世界の頂点に立ったのです。
 「なでしこ」には、日本社会の閉塞感に風穴をあける物語がつまっていたのです。
 外見は日本人ですがドメスティックではない。「グローバル化したメードインジャパン」と呼ぶべき存在です。
 ナショナリズムとは無縁の、悲壮感なき快挙でした。

はいはい恐れ入りました。例によって難しく暑苦しい。先生、試合を本当に観てたのかなぁ。

以上は聞き手の記者が書いた記事を、森生が独断と偏見でかいつまんだもの。
だけど姜先生はイカニモであり、蓮實先生のオピニオンの方が切り口が新鮮で爽やかでした。

ついでにこの際、はばかりながら、夜中に試合を観ていなかった森生のオピニオンです。

 ユニホームのジャパンブルーはハッピに、ボトムは白いパッチにすると、江戸前でいなせです。
 優勝したときの映像の再々再放送は、喧しいから音声を消して下さい。
 それから、寝起きや風呂上りはいいけれど、人前に出る時は、髪は後ろで束ねてね。
 お願いしますよ、澤選手。
     
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送り火三転

2011-08-14 | 先輩のお言葉

京都五山の送り火に陸前高田から送られた薪を、バカな市民の要求に沿って送り返した京都市は、全国から袋叩きにあってしまった。
慌てて新しい薪を取り寄せて検査をしたら放射性物質が検出され、結局薪は使わないことにした。
京都市は陸前高田市から新たに送られてきた薪が汚染していて、さぞ嬉しかったろう。安心したに違いない。

ただし専門家によると、一見高い数値に見えるが、薪の表面であり、なんら心配は要らない、と言っている。
    
しかし京都市長は、

  微量かどうかは問題ではなく、とにかく検出されないことが前提だった。
  燃やすことへの国の基準がない。早急に要望したい。

これは騒ぎになってから急に出してきた「前提」であり、国への責任転嫁である。
京都市には東電べったりの東京大学ではなく、京都大学があるではないか。
送り火を燃やす基準くらいは京都市が決め、国を引き摺ればいい。

福島県にある禅寺の副住職・玄侑宗久さんと京都大学名誉教授(放射線生物学)・内海博司さんのご意見です▼
     8月13日朝日新聞から

森生は以前から玄侑宗久さんを敬愛している。ちゃんと修行し、深い発言をする宗久さんならこれで構わない。
しかし一般の人がこんな態度では混乱が広がるばかりだ。この件では内海先生のご意見に賛成です。

そして修行が足りない森生は京都市を赦せない。
陸前高田市は京都市長の謝罪訪問は受け入れ、市民の前で吊るし上げ、風評がどのようにしてできるのかを明らかにすればよかった。

いま放射性物質は多かれ少なかれ全国に飛散しているそうだ。
宇治茶も汚染しているかもね。危ない危ない。

余談ですが、玄侑宗久さんの「玄侑宗久公式サイト」と「玄侑宗久 雪月花」をお読み下さい。

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ナツメロは辛い

2011-08-14 | 歌の翼に

国営放送のナツメロ特別番組「第43回(だったかな?)思い出のメロディ」を見た。
例によって例の如く、手垢の付いた、古臭い、歯が浮くような番組作り。

選曲は悪くない。だが、老いぼれてダメになってしまった歌手が多い。

先ず、往年の人気歌手のやつれた姿に愕然。....... これはまぁ、お互いさま。悪口をあまり言いたくない。
だが肝心の歌のヘタなこと! 
声は出ない、音程は怪しいどころか狂ってる。今日日、素人だってこれより上手い。

衰えを自覚せず出演するほうは恥知らず。だが、
もし無理やり出演させたのなら、国営放送は老人を虐待し、ナツメロという無形文化財の破壊した。
歌唱力の衰えた往年の人気歌手の代わりに、現役ばりばりの歌手にナツメロを歌ってもらおうよ。国営放送にそれができないはずはない。

古い例えだが、「君といつまでも」。
加山雄三が苦悶の表情で自作を歌うより、カールスモーキー・石井が朗々と歌うほうが、この名曲に合っていた。
(ただ、カレの場合、言いたくはないがシャクにさわります)

よれよれになっていても、まだ上手く歌える歌手はどんどん使って下さいね。
じじばばの励みになるから。

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冷房依存症

2011-08-13 | 林住期

5時、蒸し暑さで目覚める。4時に冷房が自動的に切れていたのだ。
窓を全開する。
朝の空気がじっとり肌にまとわり付く。

6時前、国営放送を点け、天気予報を見る。

  山沿いでも大気は安定し、俄か雨なんてないぞ。ウソを付け。
  屋外活動は危険? 余計なお世話だ。

6時、寝癖頭と女アナの掛け合いニュース。

  一本のニュースを一人で読めんのかっ。
  
地デジ後、センセイ方の顔の醜さが際立つよなぁ。ヒマになった蓮舫さんはどうしてるのか。
  
男予報士と女アナが「暑い暑い」といちゃつくのは止めてくれ。

7時起床。........ 摂氏28度、湿度79%。

扇風機を回しても空気が熱い。顔を羽の逆回りに回してみたらかえって暑くなってきた。
あしたこそ草毟りを、とゆうべも考えながら眠りに落ちた。厳しい日射しに、今日もまた、やる気が萎える。

昼前に冷房を入れた。「冷房は身体に良い」のだ。午後は死んでます。

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吸汗速乾シャツ

2011-08-12 | 重箱の隅

ポロシャツは売るほど持っているが、真夏は襟が邪魔で、丁シャツばかりを着ている。
首が短いのにポロシャツの襟を立ててるおじさんは、暑くないんだろうか。

丁シャツも山ほど持っているが、この夏、また増えてしまった。
それは吸汗速乾防臭をウリにする丁シャツを試し買いしているからだ。
いろいろ試してみたが、夏は全てのシャツが吸汗であり、速乾はウソ。ただポリエステルを使っているだけ。

汗でぐっしょり濡れると速乾はしない。
濡れた丸首丁シャツは肌にくっつき、脱ぐのが容易ではなく、窒息しそうだ。
V首にしているが、それでも脱ぎにくい。

吸汗速乾より、前開きのY首シャツを発売して欲しい。汗の匂いは、毎日洗濯してれば問題ないさ。
この夏は、日中でもパジャマを着てることが多い。

    ファッション評論家は「オフイスでのポロシャツは休日スタイルなので良くない」と言う。クダランね。
    国会内ではノータイネはマル、背広を脱ぐのはバツ、と議院運営委員会理事会で申し合わせているそうだ。
    オロカモノよ。

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怪鳥怪魚

2011-08-12 | あらら!

放射性物質はわが町にも、大量に飛んで来ていた。
やはりホットスポットがあったのだ。

強力な放射線の影響で、怪鳥と怪魚が姿を現した。
ゴジラを見た、という住民もいる。

*

こういうネット上の「不正確な情報」を、原発推進派の頭目・資源エネルギー庁が、監視し始める。
監視は都内の広告会社に7000万円で委託する。

その目的は「不正確な情報を把握し、それに対する正確な情報を提供するため」だそうだ。

これに対する日本弁護士連合会・日隅一雄弁護士談▼

 政府が「不正確」と考える情報を一方的に批判することで萎縮効果を与え、表現の自由を侵害する恐れがある。
 権力側が監視すること自体が問題。
 多くの人がネット情報に頼るのは政府の見解を疑っているからで、お金をかけて言論の流通を妨げず、
 正確な情報お出すのが本来の仕事だ。

普段、弁護士の言い分に賛成できないことが多いが、今度は拍手します。
泣き虫海江田の経産省は故障している。廃棄しよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

怪鳥・怪魚は、実際この目で見たんだからね。
原発の監視は、嘘ばっかりの日本の省庁じゃなく、アメリカさんにお願いしよう。

漫画は山田紳「避難区域」、3月19日朝日新聞から。

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デジカメ熱中症

2011-08-11 | じゃじゃ馬馴らし

持ち歩いてるキャノンkissX2が、横須賀に着いた途端に言うことを聞かず、帰途につく頃には動かなくなった。
シャッターが動かなくては記事のモトになる写真が撮れず、パソコン操作で誤魔化しようがない。
故障か、いや、不適切操作か
、と夜更けまで弄っている内に、あ~ら不思議なんとなく治ってしまった。

2年ぶりの激しい雷雨の爪痕は如何に、と炎天下の高麗川へ行った。
高麗は田舎だけど横須賀に負けない炎暑で、空気は発火寸前。
しかし途中の風景はとりあえず撮影できた。

ところが川原に下りた途端、またシャッターが動かなくなった。
ファインダー下文字列右端に「●」が点滅している。説明書には「●」は「合焦」と書いてあるだけ。
同じ位置で同じものを狙っても点滅したりしなかったりで、結局点滅。
写せない。

カメラは厳しい日射しで火照っている。
やれやれ弱ったなぁ、
デジカメも熱中症になるんだろうか。 
森生もカッカしてきたよ、まったく。



新宿にキャノン製品修理センターがあるが、この炎暑では足が竦む。
パソコンはこのところ一層のろくなり、gooブログの記事編集は指示どおりに動いてくれない。
「林住記」も夏休みにしようかな、と思う炎暑です。

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送り火に豪雨を

2011-08-11 | 床屋放談

京都五山の送り火に、岩手県陸前高田市の津波でなぎ倒された松を薪として使う予定だった。
薪には遺族の思いや決意が記されていた。

ところが京都の一部の者が放射能の汚染を恐れ、大文字保存会に抗議。
保存会はこの根拠の無い声を受け入れ、陸前高田から送られてきた薪を送り返した。

住民も保存会も愚か者だねえ。呆れかえる。
京都市民は古い街に住んでいるが、もっと開明的だったはずだ。だが無知蒙昧はどこにもいる。
一番どうしようもないのは保存会の連中だ。

保存会は放射能が無いことを確かめ、それを公表し、陸前高田の薪を送り火に使うべきだった。
そうしないのはこの計画が、被災者の心の痛みに付けこみ、観光客の増加を企んだ、単なる観光客増加策に過ぎなかったからに違いない。薄々分かっていたが、毎年、金儲けのために送り火をしていたのだ。

保存会に信仰心は無く、伝統行事を汚す団体だった。もしこの計画を京都側が陸前高田に持ちかけたのなら、責任者は送り火に身を投げ、地獄にゆくがいい。
しかし連中にそんな肝っ玉は無いだろう。

そうだ、八大竜王、当日、京都に集中豪雨を降らせ給え。薪をびしょ濡れにし送り火を消し給え。

東北の人々は、可愛い子らに京都のバカが伝染しないように、修学旅行は京都を素通りしよう。
そのくらいのことを言わないと、愚か者には通じまい。

今、なにかといえば被災者を祭りに招待したり、広告物に「がんばれ東北」なぞと書き足すことが流行っている。
これらの殆どが商魂だけの偽善
行為だと思う。京都五山の送り火と同じように。

   
   
その後、京都市に抗議が殺到したので、やはり陸前高田の薪を送り火に使うことにした由。
   いやはや呆れたもんですな。京都は埼玉県熊谷市より暑く、脳味噌が煮えてるのかも。
   暑さに負けない熊谷名物「雪くま」で、アタマ冷やしたら?

挿絵は氏原忠夫暦の一部分を使いました

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ヤカマシイッ

2011-08-10 | あらら!

メリケン街に酷く喧しい一角があった。

自家用車の尻に大型スピーカーをいくつも装着し、大大大音量でビートの利いたロックを流していた。
耳をつんざき、腹に応える喧しさは、ニッポン右翼の街宣車を、遥かに上回る。
スピーカーのコーンが5センチは振動していた。

写真には撮れなかったが、ケバイ、マンガチックな大型車にスピーカーを取り付け、凡そ10台。
トロフィーが車の前に並べてある。音の大きさを競っているようだ。バッカじゃなかろうか。
失礼しました。こういう遊びは基地の中だけでお願いします。

日本猿は決してマネしないようにね。
ヤカマシイ? はい、失礼しました。

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海は広いが

2011-08-10 | 風に吹かれて

基地内にあるアメリカ街のいいところは、広くきれいな海に面していることである。
子どもの頃の横須賀の海は汚かった。なにしろ都民の糞尿をこの辺の海上でこっそり投棄してたんだから。


岸壁の先には走水の丘陵地帯が、その左には猿島が見える平和な海だ。
ただし制海権はアメリカが握っているらしく、船を動かしているのはアメリカ人ばかり、これ見よがし。


ジャパニーズが大勢乗ってる船。口惜しい。
なでしこが舵輪を動かしているように見えるが、よく見ると隣に監督指導のアメリカンがいるぞ。

どんなコネがあれば、あの船に乗れるのだろうか。なでしこは、どぶ板通りのお姐さんかな?
面白くないけど、海は広いな大きいな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

対岸に、日露海戦時旗艦だった「三笠」が陸上に鎮座している。
アメリカに日本が負けたとき、ソ連が難癖を付け、艤装を外してしまったが、その後復元した。
今度の旅で行きたかったところです。

なお、基地公開については、横須賀市のHP「ここはヨコスカ」をご覧下さい。
アメリカ海軍横須賀海軍施設はウィキをどうぞ。

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メリケンシティで

2011-08-10 | 風に吹かれて

アメリカ海軍横須賀基地は小さい半島をまるまる占領している。日本にあるアメリカである。
ここは敗戦までは、大日本帝国海軍の軍港だった。三浦半島は、鎌倉を囲む丘陵地帯までが米軍を迎え撃つための要塞地帯だったのである。

アメリカの街は「ネイビーフレンドシップデー」ということで、今年も日本人に公開された。
学校、プール、高層マンション、病院、公園、マック、ヨットハーバーほか警察、消防など全てがあるようだ。
街区は横須賀市の町名を無視。アメリカ本土由来のものにし、郷に入っても郷に従わないことイスラムの如し。

何もかもが広く小ぎれいである。せせこましい日本人ではこうはゆくまい。思いやり予算のお陰だろう。
当然、電柱電線や看板が殆ど見当たらないし、提灯の飾り方に「なるほどこの手もあるか」と感心した。
日本人は従順でテロの恐れもなく、ここ
はアメリカ本土より住み易いかもしれない。

イベントに付きものの露天商がない。何軒もある既存店が道路に客席を広げ、商品を並べている。
焼きそば、たこ焼き、焼きイカなど醤油系グルメはなく、ピザ、ハンバーグ、フランクフルト、ホットドッグなどバタ臭いものばかり。こういうの好きだね。

どの店も日本人の長い行列だ。森生は腹は減っても行列は嫌い。降るアメリカに袖は濡らさじ、だわさ。
白い人黒い人とも体格と姿勢がいい。形のいいおケツが高い所にあり、威圧されますな。とても敵わないや。
敵は日本猿の群れを睥睨しつつも、愛想は頗るよろし。なでしこジャパンが追っかけるわけだ。ふんっ。


基地内なのに撮影は自由だけれど、カメラが壊れたようで......

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これっきりです

2011-08-09 | 歌の翼に

横須賀といえば小泉純一郎、は昔のこと。
あまりの暑さに筆が走らないので、
先ずは永遠に大好きな山口百恵さまにお願いして、

             「横須賀ストーリー」を

はい、軍艦の写真はこれっきりです。カメラのシャッターが切れないんでした。
これ、モノスゴイ暑さの所為だろか、とにかく写そうとすると動かず、下に向けるとカシャと動くのだ。くそっ。
失礼しました。

愚痴はさておき.........



先ず基地に入る長い行列に従う。ゲートで身体検査。親切にして丁寧である。
カンカン照りの長~い道を歩く。やっと海が近いらしい場所に辿り着くと、また長~い行列の最後尾だった。
女兵士が
駆逐艦(イージス艦説もあり)に乗船は、「アト2時間マチデス」、だとさ。おいおいそれじゃ4時過ぎだぜ。

この炎天下、2時間も待ったら日干しになる。現に救急車が何度も往復してるじゃないか。
相手がアメリカさんじゃ仕方が無いや、遠くから拝むとするか、と列には並ばず先へ。
行列を開けてもらい、小さな突堤に出て狭い軍港を撮影した。アメリカは基地の殆どをまだまだ隠してるな。



運河のように狭い水面。遠くに駆逐艦(イージス艦?)が。位置も背景も悪く大きさが伝わらない。
船尾に巨大な星条旗が翻り、甲板には大勢の見物人が見えた。
先へ行ってもよく見える保証はなく、暑くて倒れそうだ。米軍サービスの冷水桶は既に底をつき、涙を呑み退却した。



交差点で少年兵が交通整理中だ。PBのワラーをドリンクしながらとは不真面目である。アドバイスしよう。
が、そばで睨んでみるとデカプリオ(だったかな)を幼くした感じ。頬を上気させててカワユイなぁ、許してあげるね。
本当は、米会話ができないのであります。


だが基地内のアメリカ兵は、概ね親切で愛想がよく、トモダチ作戦を横須賀でも遂行しているようだった。
そして、何よりも、デカく、誇らしげだった。
サイタマ県入間基地の航空自衛隊諸君、見習うべし。



なお、行列の嫌いな方、歩くのが苦手な方にアメリカ海軍基地はお勧めできません。
大分見損なったところはあるけれど、もう来年は行きません。
対岸の(といっても大分離れてますが)海上自衛隊でも同じ日に基地を公開していたようです▼

汐入駅前の大型ショッピングセンター裏で撮りました。左側の黒い航空母艦のような艦船に、大勢の人が乗ってます。
がんばれニッポンの海上自衛隊にはJR横須賀線横須賀駅が近いようです。
この夏を越せたら、来年は自衛隊に行きます。ふぅ。

記事はこれっきりじゃありませんよ。まだ続けますとも。

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