林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

送り火三転

2011-08-14 | 先輩のお言葉

京都五山の送り火に陸前高田から送られた薪を、バカな市民の要求に沿って送り返した京都市は、全国から袋叩きにあってしまった。
慌てて新しい薪を取り寄せて検査をしたら放射性物質が検出され、結局薪は使わないことにした。
京都市は陸前高田市から新たに送られてきた薪が汚染していて、さぞ嬉しかったろう。安心したに違いない。

ただし専門家によると、一見高い数値に見えるが、薪の表面であり、なんら心配は要らない、と言っている。
    
しかし京都市長は、

  微量かどうかは問題ではなく、とにかく検出されないことが前提だった。
  燃やすことへの国の基準がない。早急に要望したい。

これは騒ぎになってから急に出してきた「前提」であり、国への責任転嫁である。
京都市には東電べったりの東京大学ではなく、京都大学があるではないか。
送り火を燃やす基準くらいは京都市が決め、国を引き摺ればいい。

福島県にある禅寺の副住職・玄侑宗久さんと京都大学名誉教授(放射線生物学)・内海博司さんのご意見です▼
     8月13日朝日新聞から

森生は以前から玄侑宗久さんを敬愛している。ちゃんと修行し、深い発言をする宗久さんならこれで構わない。
しかし一般の人がこんな態度では混乱が広がるばかりだ。この件では内海先生のご意見に賛成です。

そして修行が足りない森生は京都市を赦せない。
陸前高田市は京都市長の謝罪訪問は受け入れ、市民の前で吊るし上げ、風評がどのようにしてできるのかを明らかにすればよかった。

いま放射性物質は多かれ少なかれ全国に飛散しているそうだ。
宇治茶も汚染しているかもね。危ない危ない。

余談ですが、玄侑宗久さんの「玄侑宗久公式サイト」と「玄侑宗久 雪月花」をお読み下さい。

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