林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

メリケンシティで

2011-08-10 | 風に吹かれて

アメリカ海軍横須賀基地は小さい半島をまるまる占領している。日本にあるアメリカである。
ここは敗戦までは、大日本帝国海軍の軍港だった。三浦半島は、鎌倉を囲む丘陵地帯までが米軍を迎え撃つための要塞地帯だったのである。

アメリカの街は「ネイビーフレンドシップデー」ということで、今年も日本人に公開された。
学校、プール、高層マンション、病院、公園、マック、ヨットハーバーほか警察、消防など全てがあるようだ。
街区は横須賀市の町名を無視。アメリカ本土由来のものにし、郷に入っても郷に従わないことイスラムの如し。

何もかもが広く小ぎれいである。せせこましい日本人ではこうはゆくまい。思いやり予算のお陰だろう。
当然、電柱電線や看板が殆ど見当たらないし、提灯の飾り方に「なるほどこの手もあるか」と感心した。
日本人は従順でテロの恐れもなく、ここ
はアメリカ本土より住み易いかもしれない。

イベントに付きものの露天商がない。何軒もある既存店が道路に客席を広げ、商品を並べている。
焼きそば、たこ焼き、焼きイカなど醤油系グルメはなく、ピザ、ハンバーグ、フランクフルト、ホットドッグなどバタ臭いものばかり。こういうの好きだね。

どの店も日本人の長い行列だ。森生は腹は減っても行列は嫌い。降るアメリカに袖は濡らさじ、だわさ。
白い人黒い人とも体格と姿勢がいい。形のいいおケツが高い所にあり、威圧されますな。とても敵わないや。
敵は日本猿の群れを睥睨しつつも、愛想は頗るよろし。なでしこジャパンが追っかけるわけだ。ふんっ。


基地内なのに撮影は自由だけれど、カメラが壊れたようで......

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