あれからどうも落ち着かない。やっぱり買おう。
と、まなじりを決して、再度小島喜八郎スケッチ展会場へ行き、目指す「栃本にて」に直行した。
だが万事休す.......。売約済みの赤丸が付いていた。
先生の娘さんに聞くと、この前、森生たちが去って直ぐに、森生と同じように絶賛する人が決めてしまったとか。
明るい春ののどかな山村、複雑な構図、水彩のほど良い塗り残し、...............。
ああ..........。悲しいね。
口惜しいね。どこのどいつが買ったのか。ストーカーになりたい。
いや、遺言書を書いて頂こうか。
栃本は埼玉県の西の果て。まだ行ったことはないが、この30年間、憧れている山村である。
他に気に入っていた3点も既に売約済み!僅かに1点が残っていた!もう迷ってはいられない。即購入申し込み。
この絵は先生会心の作だったらしく、いい絵が描けた、とご機嫌で帰宅し、この絵だけは南高麗のアトリエではなく市内の自宅に置き、没後、押入れから出てきたそうだ。
そうでしょう、そうでしょう、そのとおり、これも素敵な作品ですとも。
あの「栃本にて」に次いで、好きになってきた。
これは誰にも渡さない。遺言書にそう書くぞ。
会場で再度撮影に挑戦。出来上がりはイマサンだけれど、先生は赦してくれるはず。
一番上に逃した「栃本にて」、その他の4点は以下に掲載します。
(下の2点は横幅が少し小さくなります)
パソコンで色を調整しても原画の素晴らしさを再現できません
購入した作品は、後日、入手次第ご報告しますね。
110607
奥秩父、秩父3ダムの建設に少しばかり携わりましたが、原風景のような多くの集落が水没、そしてダムの湛水による地滑り周辺集落も移転を。
栃本や中津川も幾度となく民宿に宿泊、今は市町村合併で秩父市に、古い地名も風景も消えていきます。
栃本は近くて遠いところです
西は中津川までしか行っておりません
民宿がありますか!?
懐かしい風景が消えてしまう前に
また 自由に動けるうちに栃本には行きたいです
な~んにもせずに 空と谷を見ていたい
先生の絵は秩父札所「久昌寺門前」を買いました
家に来たらじっくり撮影し 投稿しますね