足指やかかと周りのぞっとする黒痣は、色が少し薄くなってきたようだ。
しかし右足全体はまだ腫れている。抜歯の際の麻酔をかけられたような状態で、自分の足とは思えない異様な感覚だ。
そして室内を伝い歩きする時、右足に体重が乗るとズキンとくるし、腰掛けていても時々チリチリと痛む。
就寝時布団の中で、木偶の棒になった右足の置き方をあれこれ試行しているが、結論はまだ出ていない。
夜間、厠に起きる時が大変で、段取りを考えながら、枕元に置いた椅子にしがみ付き、やっとの思いで立ち上がる。
この間、漏れそうになり、ハラハラさせられ大きな溜息を漏らす。
6時頃目が覚める。寝足りないので、布団の中でうつらうつらしながら、1時間近くもTVを見る。
やっと布団から出て立ち上がり、着替えをし、1階に下りるのに2~30分はかかってしまう。
だから毎朝が憂鬱である。
それでも、これまでに3回、病院の整形外科へ行った。
勿論、坂道を徒歩では往復できないので、車を慎重にも慎重に運転して。
また、折角車に乗ったのだから、食品を補充するために、山向こうのスーパーへは2回買物行った。
だが、食料品も底が見えてきた。肥るので食事制限をしていても、減るものは減る。
右脛を強打してから3週間になる。傷は、腫れは、痛みはどうなるのだろうかと不安である。
明日はあしたの風が吹くなどとうそぶいていられるのは、五体満足だったからなのだと気が付いた。
風といえば、台風16号の動きに緊張したが、幸運にも雨風は全く大したことはなかった。
怪我がこう長引くとは思わなかった。
今後、足腰は更に弱るだろう。これからの生き方、室内や庭の配置なども真剣に考えなければなるまい。
ご町内の切株さんに、買物代行を頼もうと思う。
自力でやり抜くつもりだったが、人のご厚意に甘えることもそろそろ必要だろう。
昨日、整形外科医は、見落としているおそれがあるのでと、足首のX線撮影をした。結果は大丈夫だった。
腫れが退かず、足の甲が更に腫れて痛むのはクラッシュシンドロームかもと、血液検査をしたが異常はないそうだ。
常用中の血栓予防薬の所為ではないか、ということだった。素人考えだが加齢も原因だろう。
160921