飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」「万里一空」「雲外蒼天」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

災害ボランティア1「東北へ」

2012年04月01日 10時48分25秒 | 教育論
今日から、4月。
昨日は春の嵐と言うべき、雨風の強い日だった。
今日は、うってかわってやや風はあるものの晴天である。

ちょうど1週間前の、3月24日・3月25日の二日間、東北のボランティアに行かせてもらった。
大手旅行会社の新幹線を使用したツアーである。
なぜか、ツアーと呼ぶには違和感がある。
旅行会社が企画しているのだから、ツアーに違いないのだが、ボランティアにいくのだからという思いがある。

東日本大震災から、1年以上が過ぎた。
今は、ほとんど当時の様子をテレビでみることはない。
被災された方の心情を考えれば当然である。
深く心に刻まれた傷跡を思い出すのもつらい。
その記憶を呼び起こすような、映像は流すべきではないとも思う。

現在も、行方不明者の安否を報告する内容が新聞の片隅に載っている。
人数は、少なくなったものの、今も家族や知人を捜し求め、やっとの思いで再会を果たす方々もいるのである。

3月24日、東京駅に8時に集合した。
添乗員さんから、東北新幹線の切符を受け取る。
今回は、新幹線ツアーを選択した。
職場の若い同僚が、これまでに2回ボランティアツアーに参加し、バスは体力的にきついものがあるとのことこで自分の年齢、そして、時間的な制約を考えての選択である。
そして、大学生の息子も、私が誘って同行した。

ツアーの参加者は、年齢も自分の息子が最年少であり、最高齢は65歳の男性だった。
男女比は、3分の2が女性といった感じだろうか。

東北新幹線に乗車し、一路宮城を目指す。
途中、福島や郡山では雪景色となった。
東北地方も海の近くはあまり雪はふらないときいていたが。

新幹線は、3時間ほどで目指す駅へと到着した。
ここからは、1時間ちょっとで、バスで南三陸町に着く。

途中、登米市内をバスは走ったが、震災の影響はまったく感じなかった。
これで本当に東日本大震災があったのかと思えるほどの穏やかな町中をバスは走っていった。

saitani
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