飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」「万里一空」「雲外蒼天」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

4年生 道徳科 「わたしまちがってないよね」授業メモ2

2024年10月10日 05時00分25秒 | 道徳科
1 ももとすみれはなぜ喧嘩になったのだろうか。
①相手の気持ちを考えなかったから。
 ・相手の気持ちを斟酌すれば、言い方も変わってくる。
 ・相手がサボっているわけではないのを理解すれば、許せたかも。
 ・すみれも少しは気にしていることがわかれば、二言目の強い言い方しなかったかも。

◎おそらく、この相手の気持ちを考えてモノを言うというあたりが落としどころになるのはわかる。
 おそらく、振り返りでも「相手の気持ちを考えることが大事」という感想が体勢を占めると予想される。

★しかし、本当に相手の気持ちお考えない発言が喧嘩の原因なのだろうか。
 一因ではあるが、主たる要因ではないと考える。

②ダンスに対する意識レベルが違いすぎたため。
 →これが主たる要因だと自分は考える。
 ・ダンスに対する熱心さが違うことが喧嘩の原因。
  「ももはダンスのために毎日ストレッチとランニングもしようと決めました。」
 ・すみれも一生懸命に練習していてやる気はみせていた。
  しかし、優先順位が一位ではなく、塾や家の用事を優先していた。
  ここが、ももが一番はらをたてたこと。
 ・たとえ相手のことを理解して、やさしくちこくを注意しても、遅刻はなくならない。
  なぜなら、優先順位や意識レベルが異なるから。
  やさしく「遅刻しないでね」と言っても、「塾や家の用事があるから」と言って平行線になる。
  すみれは塾や家のことを犠牲にしてまで日曜日の練習に参加する気はない。

2 3人のダンス練習をしている目的は何ですか。
 ・ダンス大会で上手く踊って成功させたい。

3 なぜ3人のダンス練習の目的は同じなのに、喧嘩になるのですか。
 ・ももはダンス大会の成功レベルを県大会優勝レベルを考えている。
 ・しかし、すみれはせいぜい校内発表会のダンス大会レベルを想定している。
  だから、練習はそんなにしなくてもいいと考えている。
 ・この意識レベルの差を埋めない限り、どんな言い方をしてももめる。

3 ももとすみれのダンス大会に対する意識レベルは同じですか?
 ・違う
 ・ももの意識レベルは自主練をするほど高い。

4 では喧嘩にならないようにするにはどうしたらいいですか。
 ①相手のことを考える。
  ・相手も気持ちや事情を考えて、ものを言う。
  ・優しく声を荒らげないで言う。
  ・相手の言い分を最後まで聞く。

 ②ダンス大会に対する意識レベルをあわせる。
  ・事前に練習方法を確認する
  ・練習日時を確認してどれくらい出られるかを確認する 
  ・楽しむダンスなのか、完璧を目指すダンスなのかを意識をあわせる
  ・合わないなら、すみれは参加を見合わせる

5 このような意識レベル差でもめることは今までありませんでしたか。
 ・運動会の練習のときにあった。
 ・集合8時と言ったのに来てくれない人がいた。
 ・体力アップコンテストのときに休み時間は練習しようと言ったのに、自分勝手に遊んでいる人がいた。

6 では、どうすればこのよぅなトラブルは避けられますか。
 ・相手の気持ちや立場を理解する。
 ・勢いで本心ではないことを言わない。
 ・事前の話し合いで互いの方向性や意識レベルを調節しておく。

7 相手のことを理解するにはどんな心や考え方をすればいいですか。
  これはふまえて、今日の振り返りを書きましょう。
 ・相互理解のためには、まず相手の言い分をきくことが大切
 ・相互理解のためには、相手の話を最後まで聞くことが大事
 ・相互理解のためには、相手のミスを赦すことも大切
 ・相互理解のために、相手の行動の理由を知る事が大事

8 つい先生もこんな言い方をして、相手のことを考えずに決めつけてしまことがあります。
 ・〇〇するのは当たり前 ✕
 ・当然、〇〇すべき ✕
 ・それって常識だよ ✕
 ・普通、〇〇するよね ✕
 ・こうあるべきだよね ✕    →こう言った考えは、相手のことを尊重していないのですべて注意が必要

9 こんな言葉があります。

 「〇〇〇〇〇は友をつくるが、〇〇〇〇を言うことは敵をつくる」フランスの諺
〇〇には何が入りますか。
 思いやりと真実

saitani