飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」「万里一空」「雲外蒼天」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

経験記憶と知識記憶

2020年10月09日 14時51分29秒 | 教育論
記憶には二種類あるという。
一つは、自由に思い出せる経験記憶。
これには自分の経験が絡んでいる。
もう一つは、知識記憶。
これは、何らかのきっかけがないと上手く思い出せない記憶である。

一般的にド忘れと言われているものは知識記憶に属するものである。
人や物の名前がこれに該当する。

では、学校生活の中で記憶する事柄、学習の中で覚えるべきことはほとんどが知識記憶である。
だから、テストで思い出せなくなるのは当然のことである。

では、テスト勉強をどのようにすすめるべきかといえば、当然、テストの内容を知識記憶ではなく、経験記憶として覚えるのである。
経験記憶は、自由に思いだせるだけでなく、自分のエピソードにまつわる物なので、すんなり覚えられるという利点もある。
経験したことは忘れないという言葉があるのはそういう理由からなのだ。

学習に経験を取り入れるメリットはこんなところにもある。

Saitani

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