飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

芦田恵之助の業績

2006年03月08日 01時42分35秒 | 国語科
芦田恵之助は日本一の国語教師と言われている。
数多くいる実践家の中でもなぜ芦田がそういわれるのか。
それには様々な理由があると考えられるが、その要因は彼の教育活動が多岐にわたっていたことにあると考えられる。
芦田は、実践を重んじると同時に後進の指導にも熱心にあたった。
全国には、教壇行脚する過程においてつくられた恵雨会という教育サークルがあった。
ここで多くの教師が、熱心に教育について学んだのである。
今一度芦田の優れていた点を整理すると次の様になるだろう。

①「こどもの事実」に依拠した教育実践を貫いたこと。
②教壇行脚による「授業技能の伝達」を重視したこと。
③恵雨会という勉強会を全国展開し、「後進を育成」したこと。
④七変化の教式において、「集団思考」と授業の「型」を示したこと。
⑤授業の日の朝に代表される実践家としての「姿勢」をしめしたこと。

常に優れた先人から学ぶという姿勢も力ある教師になるには必要ことだと考える。

SCENE160(saitani)
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