飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」「万里一空」「雲外蒼天」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

振り返りの充実

2023年12月13日 05時09分12秒 | 授業論
授業の最後の場面で多くの振り返りを書かせている学級が多い。
最近は、振り返りをさせないと「なぜ、させないのか」と指導を受けたりする。
教育的に意味のある活動ならさせればいいが、意味のない形式的なことならばしなくてもよい。

押さえるべき教師側の意図として四点考えられる。
1 振り返りの目的を確認する
①これまでの学びを自覚する
②これからの学びを見通す
③次の学びを生み出す

2 振り返りの内容を焦点化する
①「めあて」から振り返る
②学習の過程を振り返る
③認知の過程を振り返る
④友達と協力できた過程を振り返る
3 振り返りを振り返らせる
①自己の成長を自覚する
②振り返りを批判的に検討する
③他者と振り返りを共有させる

4 振り返りのまとめを考える
①1単位時間を振り返る
②単元全体を振り返る
③複数の単元を関連付けて振り返る
④他教科と関連付けて振り返る

★振り返りの文例
観点1 自己の学習内容「わ」
・~がわかった    ・~がわからなかった
・~までわかった   ・~が楽しかった
・~が難しかった   ・〇〇から~だと思った
・前の勉強と~が似ていると思った

観点2 自己の学習活動「が」
・~を頑張った
・~がおしかった
・前にならった〇〇をつかったら~できた

観点3 学習集団として「友」
・〇〇さんの考えをきいて、自分は~と思った
・〇〇さんと似ていて~
・〇〇さんとちがってt~
・〇〇さんの考えのよいところは~

観点4 次時・自学への期待
・~をもっと調べてみたい
・~について見つけてみたい
・次に~をやってみたい
・次に使ってみたい考えは~
・~を練習したい

saitani  
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