学級内で行われる様々な活動の中でどんなものが効果が高いのか。
上記の図は、その一つの考え方を示したラーニングピラミッドと言われるものである。
ラーニングピラミッドは、アメリカ国立訓練研究所から出された学習モデルである。
ピラミッドは七つの階層からできている。
1講義
2読書
3視聴覚
4デモンストレーション
5グループ討論
6自ら体験する
7他の人に教える
さらにこの七つの階層をカテゴリー分けすると1~4はインプット、5~7はアウトプットな活動言うことになる。
各階層の内容をさらに詳しく説明すると次のようになる。
1講義→授業を受ける・ワンウエイ
2読書 →本を読む
3視聴覚 →映像や動画、音声をみたりきいたいする
4デモンストレーション →他の人が実演しているとこを見る
5グループ討論 →グループ単位で話し合いやディベート等を行う
6自ら体験する →学習した内容を自ら実践(練習)する
7他の人教える → 学習した内容を他者に伝える
授業をただ聞いているだけでは、わずか5%の定着率しか望めない。
数値の真偽はきちんとしていないかもしれないが、一番低いことは経験的に理解できる。
もし、この形態が効果的だとしたら、ほとんど子どもたちが高い習得率をみせるはずだからである。
では、この5%という数字を補うにはどうしたら良いのか。
ここで重要なのが、復習である。
人間の記憶は、覚えた直後から急激に忘れ去られていくが、定期的に復習すると定着率が格段にあがる。
従って、授業の冒頭に既習事項の復習をするという授業ではよくみる風景だが、科学的にも効果があるということになる。
saitani