三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

道南ドライブ散歩

2014年04月27日 06時43分37秒 | Weblog


きのうの北海道はすばらしい好天。
札幌でも気温がグングン上昇して夏日になったとか。
なんですが、わたしたち夫婦は好天に誘われてドライブ。
気持ち的により暖かさを求めて、道南方面へ。
まずは遺跡・歴史関係に足が向かいます(笑)。
最近、北海道内の渡島半島東部、噴火湾に面した地域、
函館市南茅部地域を中心にした北海道の縄文遺跡が注目されています。
って、ごく一部わたし周辺ですが(笑)
でも、この地域から出土した北海道唯一の国宝の話をしたら
カミさん、興味を強くしてくれたようで、
その国宝が展示されている南茅部の道の駅に向かいました。
札幌からは300kmくらいでしょうか。
高速で札幌から森まで走って、そこから噴火湾沿いに南下というルート。
途中、八雲の高速パーキングでは以前、KFCが経営していた
八雲ハーベスターの衣替え施設でチキンのランチセットを味見。
なかなかジューシーで、KFCよりずっといい。
結婚したての頃や、子どもが小さかった頃にも
よく南下したことがあります。
途中では、写真のように以前行った「大船遺跡」も再訪した次第。
で、そのすぐ近くの新築施設に納められた
国宝の中空土偶を見学させていただきました。

この土偶さん、たいへんお忙しい方で
昨年は、イギリスに出張されていて
日本の縄文の紹介親善大使として、大英帝国博物館で
世界のみなさんに日本の考古歴史をアピールされておりました。
なんですが、単なる土偶と言うよりも、
その芸術的造形的完成度の高さにはいつも感嘆させられる次第。
日本の縄文文化というのは、世界的にも類例のない
照葉樹林での採集生活と漁業に特化した豊かな生活文化。
その後の栽培植物文化、米作や小麦、あるいはトウモロコシといった
炭水化物人工生産システムのような、時間感覚を刻む暦や、
記録のための文字開発といった、文明要素は満たしてはいないけれど、
しかし日本人の骨格的心性を形成していることは確実な
豊穣な文化システムだったと思えます。
でも、カミさんもほとんど理解がないくらいの状況ですね。



さて、本日北海道神宮境内を散歩してきたら
おととい注目していた標準木っぽいサクラ、
ご覧のように開花しておりました。
サクラ前線、ついに札幌まで到達であります。
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