東京では芝・増上寺にほど近いホテルに投宿。
やはり朝の散歩は、広大な寺域を誇っているこちらに足を向けました。
ちょうど本殿にあたる「大殿」は修復工事中で、ネットがかかっておりました。
工事にあたっているのは、清水建設。
こういう国宝級の建築では、やはりこういうゼネコンが受注するケースが多い。
過去に見に行った大崎八幡宮とか、奥州市の立石寺など
大寺院の修復作業などでは、そういう面での技術要素が大きいのでしょうか?
ふしぎと清水建設の受注例にでくわしますね。
確か、京都の東本願寺もそうだったような記憶があります。
っていうような増上寺ですが、
門も、さすが都内中心地でもあり、鉄筋コンクリート製。
度重なる火災などで、まぁ、やむをえない構造選択なのでしょうが、
建築としてみると、やや寂しいものがある。
大殿内部が開いていたので、少し見学していましたが、
天井から降りる照明なども現代的なもので、まさに大型宗教施設、という印象。
そんなことで、ほかの寺域を歩いてみたら、
なんともめんこい地蔵さんがたくさん、風クルマを回している光景に目がとまりました。
千躰子育て地蔵尊
子育て安産に霊験あらたかとされる西向観音にちなみ、子供の無事成長、健康を願い昭和50年より順次奉安されております。毎年4月に大祭、7月には盆踊り大会が開催されます。
っていうような一隅でして、
なかなか壮観であります。
顔立ちはみんな子どものかわいらしさをたたえており、
それぞれに愛嬌があって、思わずほほえんできてしまいます。
みると、それぞれ花立てに○○家というネーミングが入っていましたので、
どれほどの布施料なのか、知るすべはありませんが、
こどもの健やかな成長を願っての親心が成せる技なのでしょうね。
大伽藍との調和・対比はなかなかにみごとなバランスを取っていまして、
長く残ってきた宗教施設というのは侮れない部分があると認識させられます。
多くが鉄筋コンクリート製なのですが、
一部、鐘突堂などは木造がわずかに残っておりました。
しかし、大殿正面を望むと、右手には東京タワーがそびえていて、
キッチュな都市の景観が展開もしてくれています。
この東京タワーも歴史的役割を終えて、
「史跡」として残っていこうか、というような諸行無常の現代。
歴史が複層的に交差しているふしぎ空間といえそうですね。
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