三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

「嫌韓」気運

2013年11月23日 11時26分38秒 | Weblog


わたしのような人間でも、懸念を持って見ていたワケですが
やはり多くの日本人が、この間の韓国政府、大統領のふるまいに対して
苦々しい思いを蓄積してきているようですね。
こういうのが本当はいちばん困るんだけれど、どうも、
韓国側の強硬な態度は、ある分水嶺を超えてしまったように思う。
アジアの中で、いちばんの安全保障上の懸念は、潜在的には日本なのだと思います。
日本人の基本的な心性としては自ら声を上げるということはあまりないけれど、
いったん集団的な声になって表出しはじめると
そういう方向性でのまとまり方は、たぶん目を見張るようなモノがあるのだと思う。
そういう国家主義的な部分は戦後70年、封印し続けてきて
平和国家としての国際関係でのふるまいを見せ続け、
国際社会での認識も、そういった一定の信頼感は持たれてきている。
そうである国民が、どうもこの間の韓国のふるまいには、
やや忍耐の限界点に達しようとしているように思える。
韓国大統領が盛んに反日口撃を続けてきたおかげで、
かの国での反日について、多くの日本人が関心を持つようになり、
いろいろおかしなことに気付きはじめてきている。
世界的にも類がないと思われる、「親日であることの罪」のようなものが成立して
日本による併合の時代に親日的であったひとびとに、
過去にさかのぼって断罪し、その資産を没収するような「法律」が制定されている。
最近では、過去の日本統治時代について悪いばかりではなかった、
という意見を言った老人が、若者によって殺害されて
しかも、その若者が英雄視されているという無道がまかり通っているのだそうだ。
江戸時代にその時代の制度の中で成功した人間に対して
現代になって作った法律で断罪するというような考えられない暴挙を行っている。
まぁ、わたしもこんなことはこれまで考えたことはなかったのだけれど、
多少は調べるようになって来て、驚かされる。
そのような社会の中で大統領が、日本への恨みは千年たっても晴れないと高唱している。
開戦前夜とまでは言わないけれど、
韓国側の反日宣伝が、日本人の「嫌韓」感情をいたく刺激しつづけてきている。

こういった状況について
韓国側はいったいどのような展望を持って進めてきているのだろうかと思ってしまう。
最近のかの国での裁判判決を見れば、
日韓基本条約を無視するかのようなふるまいを犯し続けている。
たとえ、どんなにきらいな国であっても、
安全保障上の懸念もあるはずだろうから、
最低限のあるレベルのようなモノは設定して外交交渉するモノだと思うけれど、
そういう理性的・戦略的な考え方は見えない。
日本人全体に怒りの感情を起こさせる行為しかしない大統領では
まともな外交を考える手立てはない。
こういう綱渡りの末に、韓国側はなにを目的にしているのか。
その目的が理性的なモノだとは、とても思われない。
大変残念だけれど、現状では、日本としては
いちいち過敏な反応は控えて、理性的に日本の立場を伝えるしかないし、
対韓国の外交は、基本的に無視するしかないのではないだろうか。
アメリカによる仲裁のような動きしか、この状況の変化はないだろうけれど、
さりとて、アメリカとしても打つ手はないのかもしれない。
戦後ニッポンとしては、たいへん特異な状況に直面していると思います。

コメント
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