三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

20年経ったわが家

2011年10月26日 06時03分37秒 | Weblog






きのうは、ちょっとした大物の企画原稿と格闘しておりました(笑)。
で、そういうときには、やはり集中した環境の方がふさわしい。
ということで、わが家の書斎でずっと作業。
この企画ものはなんとか片付いたのですが、
まだまだ仕上げなければならない原稿が溜まっているので、
もうすこし1日ほど、籠もっていることになりそうです。

そんなことで、わが家にずっといて、
ときどき事務所に顔を出すというようにしていました。
<事務所とわが家は徒歩でも5分の距離>
わが家、建てたのが1991年でして、ことしは20年目であります。
基本はブロック造ですが、からむように2×4の木造が掛けられています。
多少は水仕舞いの面でメンテはありましたが、
いまはほぼ安定した環境を形成していてくれております。
まぁ、いま現在は3人で暮らしているにしては
86坪という大型住宅なので、広すぎる。
当初が事務所兼用だったので、仕方ないのですが・・・。
でもやはり、一日家にいると安心できて、落ち着きますね。

写真は玄関に向かっての方向を撮影。
床には、玉砂利洗い出し仕上げを行っております。
なぜかカミさん、この仕上げが大好き。
たってのリクエストだったのですが、
わたしももちろん、大好きな仕上げ方法であります。
この写真のような独特の光の照り返しがあって、
渋くて、好みです。
欠点としてはやや暖かみに欠けるということなのですが、
しかし、断熱をしっかり考えているので、
表面温度は年中、安定しているため
冬には暖かく、夏には涼やかという一定ぶりであります。
玄関、ということば、玄という字の意味が面白い。
どうして日本人は、こういう言葉を使ってきたのか、
語源的に禅と意味合いが似通っているそうです。
「玄妙の道に入る關門」という意味合いなんですが、
そういう風に考えていくと、こういうような仕上げスタイルも
って考えて作ってみたのですね。
まぁ、わが家にいると、いろいろ思い出すことが多いです(笑)。
コメント
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