性能とデザイン いい家大研究

こちら 住まいの雑誌・Replan編集長三木奎吾です 
いい家ってなんだろう、を考え続けます

ノーベル賞とししゃも

2010年10月20日 06時42分11秒 | Weblog






さて、鵡川の町です。
いまは広域合併になったので、むかわ町ということになったそうです。
北海道でもこの地域はアイヌのみなさんがたくさん住んでいた地域。
地名のむかわというのも、ムカワベツというアイヌ語から来ています。
アイヌ語の「ムカ」(水が滲み出す)、「ムカプ」(ツルニンジンがあるところ)、「ムッカ・ペツ」(塞がる川)など、様々な説があるそう。
なんですが、もう一方のししゃも。
こっちもアイヌ語語源で、
susam(スサム、語源はsusu(スス)=柳・ham(ハム)=葉とされる)に由来する。アイヌの伝説に拠れば飢えに苦しんでいたアイヌを哀れんだ神が柳の葉を流したところそれがシシャモになったということ。

そういった地域ですが、
なんといっても、ノーベル賞を取られた北大・鈴木先生の実家があることで、
一気に町の名前が全国区になった。
で、写真は鈴木先生の実家の様子。
まだ新しい建物で、鈴木先生のお兄さんが
家業を継いで頑張っているお店です。
すっかり有名人になった、そっくりのお兄さんが
ご高齢にも負けず、元気にお店の中で
声を張り上げて、ししゃも大使のようになって
そのおいしさを宣伝されておりました。
さすがにいろいろ、「研究熱心」なご実家のようで、
しょうゆに工夫を凝らしたものとか、お店の中には
こだわりが一杯という感じであります。

しかしまぁ、建物の方はド派手な感じで、
キッチュさがすごい(笑)。
ひとにししゃもの良さを伝えたい、という気持ちが
そのまんま、建物を覆い尽くしている感じがいたします。
ここまで来ると、迫力になっていて
美感云々というのも、なにか野暮な感じがしてくるから不思議。
さすがにパブリシティが行き届いているので、
店内は、ひとでごった返しておりました。
地域の元気、話題に大いに盛り上がっていただきたいと思います。
コメント
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