三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

計画換気

2006年01月29日 05時25分41秒 | Weblog

写真はわが家の計画換気装置の様子です。
15年前のわが家の新築当時は、換気に関してはやや懐疑的だったので
計画換気は付けておりませんでした。
職住一体だし、人の出入りがたくさんあるので
換気を特段、計画しなくても自然に換気されるという考えでもあったのです、が。
仕事場が分離して、この家は住むだけの家になり
日中は留守がちにもなったので、新鮮空気の循環を考えなければと
リフォームで、一昨年、換気装置を設置したのです。
後付なので、室内に機械設備や一部ダクトパイプも露出させています。

換気計画のためには、気密水準が重要なファクターで
スカスカの住宅では、換気装置など意味をなしません。
で、そのときに15年前建築のわが家の気密測定をしました。
結果は1cm平米程度の数値が得られたので、
「これくらいの性能なら、意味ありますね」ということで、導入できたのです。
でも、局所的には怪しい部位もありました。コンクリートブロックとツーバイフォーの
つなぎの部分の気密化が怪しかったのです。
その部位は、今後のリフォーム計画の中で解決しなければならない点です。

しかし、おかげさまで15年前としてはそこそこの性能でひと安心。
で、24時間計画換気を運転して、室内空気環境をよくすることが出来ました。
前はよく、風邪を引くことがあったのですが、リフォーム後は減ってきたと思います。
あわせて、局所的になっていた暖房計画も見直したので、
年中、快適な環境で暮らせています。
そういうこともあって、仙台での滞在が辛いという部分もありますね。
やっぱ、高性能住宅には不可欠だと感じますね。
ぜひ新築リフォームの時には、お勧めいたします。
もちろん、断熱気密の基本がしっかりしているのが前提ですが、ね。
コメント
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