5月半ばを過ぎる頃から、ちょっこし落ち着かなくなるおいら
と言うのも、“田植え” の大仕事が控えており、
毎年、おいらが在宅している日に田植えを設定される為、
やらない訳には行かず、早く終わって欲しいと願いながら過ごす毎日。
晴 では4枚の田の田植えを行うけれど、
米農家の田植え機だったら、1日かからないで行える規模を丸々2日かかる田植え。
そして、今年は21日(火)から2日間の予定で行うとの日程が米部長(お義父さん)から発表され、
とうとう、初日を迎えますた。
1日目、朝飯前にトラクターで牽引しながら、田植え機到着。
(1人だけれど)苗出し隊のおいらも準備万端。
田植え機に苗を積み込み、晴ちゃん、出陣
田植え機ってたいていは6条(列)植え
今は8条植えの田植え機もある中で、
晴 の田植え機は4条(列)植え
しかも、かなりゆっくりしたスピードで植えるもんだから、
米農家よりも、3倍、4倍田植えに時間がかかる晴 。
そして、晴 で使っている田植え機は、今ではどの販売店でも扱っていない貴重(?)な田植え機。
それに伴って、苗床のパレットも、周りの田植えを行っている農家と違う為
途中で田植え機が故障した場合、
近所やディーラーから田植え機を借りても、晴 のパレットは合わず、
晴 の苗床は、手植えをする以外は、諦めるしかないと言う毎年綱渡り状態。
そんな田植えなもんだから、毎年、ハラハラしながらの2日間。
朝飯前&午前中で、ようやく1枚完成
これでも、順調に行ったんざます
昼飯前に午後の田んぼへ移動すると、この日は堰に水が来ない日の様で、
水路はこの通り。
田植えって、手を洗ったり、何やかやで水が必要になる為、
急遽、昼食を食べている間に水&汲み上げポンプを用意。
これで準備万端と思っていたら、昼過ぎから思った以上に風が強く、
この状態が続くと、植えた苗が風に吹かれて流れてしまう恐れもある為、
午後は残念ながら中止。
翌日は、風もそれほど吹いておらず、
なおかつ、水路に水が来ていた為、一安心。
やっぱり、水って重要だね。
朝飯前&午前は、晴ちゃんが の作業があり
早めの昼ご飯を食べて、午後、2枚を行う予定でスタート
おいらは、苗床を晴ちゃんに手渡す作業の他、
晴ちゃんが植えている間、戻ってきたパレットを
水路で軽く洗って泥を落とす作業を行っているけれど
これが思った以上に腰が痛くなる作業。
田植え機の無い手植えの時代は、どれだけ腰が痛くなる作業だったか、
毎年この作業をしていて、思う事ざます。
で、半分くらい進んだ所で、(。´・ω・)ん?
1列が植えられていない
苗が落ちていない原因の1つに、泥が機械に溜まってしまう事が考えられる為
先ずは、田植え機の洗浄から。
その後、エンジンをかけて動かしてみるも
ローラー(黒いゴム)の部分が回っていない事が判明。
これは、認めたくないけれど、故障
晴ちゃん、田植え機のオペレーターから、修理屋さんに変身。
分解してみると、ローターのゴムの部分が劣化で裂けた為、
引っかかって回っていない事が判明。
ここでスゴイのが、晴ちゃんの記憶力。
以前、同じ型の田植え機を手放した方がいると業者の方からお聞きし、
その田植え機を、故障した時の部品確保の為に譲り受けた際、
(もう、晴 の田植え機は、部品の取り寄せが不可能な為、故障は致命的なんざます
)
このローラーの部品もついてきた事を覚えていたんだよね。
早速、そのローラー交換。
この修理に業者を呼んだら、すぐ来てくれるかも不明だし、待っている間の時間のロス。
そして出張費、技術料等の出費もかかる。
それを考えたら、修理に1時間半はかかったものの、上出来ぢゃない???
見事復活
予定では、2日目に2枚終えたかったけれど、
思わぬアクシデントがあり、
この日、1枚終了する頃には、すっかり日も傾き始め
田植え機を洗浄し終えた時には、陽が沈む直前
晴 に帰って来た時には、月も顔を出し始め
体的にも、精神的にも疲れた1日となりますた。
3日目は残り2枚を順調に田植えし、
(まさか、こんな事にあるとは思わず、幸か不幸か、おいらは3日目は不参加ですた )
今年は3日間かけて無事終了しますた
それにしても、今年は途中、田植えがどうなるか気を揉んだ田植え作業。
おいらは、この田植えが終われば、後はお米に関してはノータッチ。
美味しい新米を食べれるのを待つだけとなりますた
さぁ、これからは、摘果作業に明け暮れる日々が待っとります