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金田一さんとこのお孫さんのドラマがまた始まるんですかそうですか  ~ File 1~

2014年05月03日 22時56分17秒 | ミステリーまわり
『金田一少年の事件簿』13年ぶり連続ドラマ化! Hey!Say!山田涼介が続投!
 (シネマトゥデイ 4月30日付け記事より)

 人気コミック『金田一少年の事件簿』シリーズがおよそ13年ぶりに連続ドラマ化され、7月から日本テレビ系で土曜ドラマ『金田一少年の事件簿N(ネオ)』として放送されることがわかった。男性アイドルグループ「Hey!Say!JUMP」の山田涼介(20歳)が、2013年1月放送の『香港九龍財宝殺人事件』、2014年1月放送の『獄門塾殺人事件』に続いて金田一役を務める。

 名探偵・金田一耕助を祖父に持つ高校生・金田一一(はじめ)が、祖父譲りの推理力でさまざまな難事件を解決していく姿を描いた本作は、まず KinKi Kidsの堂本剛(当時16~18歳)主演で1995~97年にテレビドラマ・映画化。事件が醸し出す怪奇的な恐怖と謎解きの痛快さで人気を博し、2001年に嵐の松本潤(当時17~18歳)、2005年に KAT-TUNの亀梨和也(当時19歳)に金田一役をバトンタッチしながら、シリーズが継続されてきた。
 2013年からは山田が主演し、日本テレビ開局60年記念特別番組として、海外が舞台のスペシャルドラマを2年連続で放送。そして、松本版以来となる13年ぶりの連続ドラマ化が決定した。山田をはじめ、金田一と幼なじみのヒロイン・七瀬美雪役の川口春奈(19歳)、また金田一の後輩・佐木竜二役で山田と同じく Hey!Say!JUMPの有岡大貴(23歳)らがスペシャルドラマ版から続投する。

 満を持しての連続ドラマ化に山田は、「とてもうれしかったです! そして同時に『じゃあ、今回はどうやっていこうかな?』と瞬間に思えるくらい、すぐに金田一モードに切り替えることができました。」と準備万端の様子。川口も、「また同じメンバーで創れることの幸せをかみ締めながらがんばってまいります!」と気合を込める。また本作には、シリーズファンおなじみの存在でもある剣持勇警部が山田版で初めて登場。古尾谷雅人、内藤剛志、加藤雅也に続く4代目剣持役として、お笑い芸人で、俳優・歌手などマルチに活躍する山口智充(45歳)が出演する。

 少年向け人気マンガ雑誌『週刊少年マガジン』(講談社)誌上で1992年から連載された原作マンガは、昨年の11月から、『金田一少年の事件簿R(リターンズ)』と改題して新連載をスタート。更に4月からはアニメ新シリーズも放送されており、今回の連続ドラマ版は、まさに「金田一少年の事件簿イヤー」ともいえる今年を飾る作品となりそうだ。



『金田一少年の事件簿』とは!!

 『金田一少年の事件簿』(きんだいちしょうねんのじけんぼ)は、原作・金成陽三郎(第21話まで)、天樹征丸、作画・さとうふみやによる推理マンガである。
 『週刊少年マガジン』(講談社)にて1992~2001年に連載された。2004年8月以降の第II期不定期連載、2012年の『20周年記念シリーズ』と題した1年間の連載を経て、2013年11月からは『金田一少年の事件簿R(リターンズ)』と改題して連載されている。

 名探偵・金田一耕助を祖父に持つ高校生・金田一一(きんだいち はじめ)が、幼なじみの七瀬美雪や親友ともいえる警視庁の剣持勇警部、ライバル・明智健悟警視らと共に、遭遇する数々の難事件を祖父譲りの抜群の推理力で次々と解決していく物語。
 本格的なミステリーを題材としたマンガの先駆け的な作品であり、「推理マンガ」というジャンルを確立させたと評されている。特徴としては多くの事件が連続殺人であり、さらにクローズド・サークルと呼ばれる「絶海の孤島」や「吹雪の山荘」などの隔絶された状況下で発生する事件が多い。また、主人公である一は推理力こそ優れているものの、捜査における死亡推定時刻の算定や薬物に関する専門的な知識はほとんどなく一般人と変わらないため、警察関係者らの協力を必要とする場合がほとんどである。

 ほぼ毎回、犯人には「怪人名」とされる代名詞的な二つ名がついており、読者にはその不気味な名前をした真犯人が登場人物の誰なのかを当てる醍醐味がある。また、事件の登場人物に常に覆面やマスクをしていたり、あからさまな偽名を使用していたりする怪しい人物がいることが多いことも特徴である。
 1995年に第19回講談社漫画賞少年部門受賞。単行本の発行部数は累計9000万部を突破している。

 1995年の最初の TVドラマ化を皮切りに、その後も続々と映画化・アニメ化などが行われ、原作者の執筆による小説版も出版されるなど、メディアミックス展開が何度もされている。第I期シリーズの連載終了後も、再ドラマ化や再アニメ化などがされている。
 シリーズ初期は殺人事件を題材とした長編のみが展開されていたが、連載途中からは短編も連載されるようになり、傷害事件や誘拐事件、または犯罪の絡まぬパズルのような物語も扱われるようになった。短編の中には、主人公のライバルである明智健悟警視を主人公とするシリーズも展開された。

祖父・金田一耕助について
 主人公・一(はじめ)の祖父である金田一耕助は、小説家・横溝正史の創り出した推理小説の主人公である。この設定は、講談社の編集者がアニメ『ルパン三世』を見て思いついたという。作品内では、金田一耕助は一の母方の祖父にあたる。
 金田一耕助の小説シリーズでは、耕助には孫以前に子がいることを示唆する記述さえない。制作サイドは、連載開始前に横溝の遺族に挨拶はしたと述べている。
 なお、金田一耕助の女性関係に関しては諸説あり、最も有力とされるのは生涯独身で恋人が数名という説である。作中ではっきりと描写された女性は2名(『獄門島』と『女怪』)である。この他、探偵業を引退してアメリカに発ち、そののち再び日本に帰国して結婚し、余生は日本で送ったという説なども存在している。
 舞台設定が金田一耕助の小説シリーズを連想させる第8話『飛騨からくり屋敷殺人事件』や、犯人が金田一耕助シリーズ作のタイトルと同名の名前「不死蝶」を名乗る第16話『黒死蝶殺人事件』などもあるが、金田一耕助の事件簿に直接つながる事件は存在していない。

真相当てクイズ企画
 第1話『オペラ座館殺人事件』から、連載されている『週刊少年マガジン』誌上で行われている企画。読者が犯人と主要なトリックの推理を解決編の前の週に講談社に送り、当たった人の中から抽選で賞品が貰える。正答率は毎回平均10~15% 程度であったが、第22話『天草財宝伝説殺人事件』では、犯人を含む完全な真相を推理できた応募者が、全応募者5324名中わずか3名だけだった。

トリックについて
 制作サイドによると、作品のトリックは原作者である天樹、金成がそれぞれ考えたもの、『週刊少年マガジン』編集部と合同で考えたもの、推理小説から流用したものがあったという。
 流用に関しては、1997年8月に週刊誌『週刊文春』から、初期のいくつかのエピソード(『異人館村殺人事件』、『学園七不思議殺人事件』、『魔術列車殺人事件』)に過去のミステリ作品からのトリック流用や模倣があるという指摘がなされた。この質問に対して、『週刊少年マガジン』編集部はトリック流用を認めた上で、「ミステリー作品は昔からトリックの流用・応用が行われており問題はない。」という主旨の回答を行った(実際に推理小説同士でのトリックの応用を作者自身が前書きや後書きで触れたり、先の原作者に許可を取る場合もある)。
 しかし、第2話『異人館村殺人事件』のトリックは推理小説『占星術殺人事件』(1981年)のトリックの完璧な模倣だとして、原作者の島田荘司は批判と抗議をおこない、その内容は、「今回の場合は作家に使用の許可を取るべきが正当である。」、「無断で使用してしまおうというゲリラ的発想がある」、「行動を起こす気は無いが、無断での映像化などはやめて欲しい。」というものだった。
 その後、直接の抗議を受けた『異人館村殺人事件』については、コミックスへの収録の際に「この作品は島田荘司氏の『占星術殺人事件』のメイントリックを使用しており、『占星術殺人事件』を読む予定のある読者はそのことを了承の上で読むように」という内容の注意書きが付け加えられたり、講談社文庫版の『占星術殺人事件』の表紙画像が紹介されるようになり、公式ガイドブック『金田一少年の全事件簿』の解説ページにも、「『占星術殺人事件』のトリックを用いている。」と記載されている。
 また、TVドラマ版の映像ソフトでは問題指摘の後に『異人館村殺人事件』のエピソードが欠番となり、アニメ版ではもともと映像化されなかった。


主要なレギュラー登場人物
金田一 一(きんだいち はじめ)
 本シリーズの主人公。東京都不動山市(フィクションの地名)の私立不動高校の2年生。名探偵・金田一耕助を祖父に持つ。運動音痴で学業成績も最低だが IQは「180」と非常に高い(一般の IQ平均値は100程度であり、180ある人間のいる確率は0.01% 以下)。決めゼリフは「ジッチャンの名にかけて!」、「謎はすべて解けた!!」、「犯人はこの中にいる!」。
 普段はお調子者かつドジで能天気でひねくれたところもある少年だが、事件が発生すると一転、祖父譲りの抜群の推理力と正義感で事件を解決に導く。また、犯人相手であっても命や心を救おうとする優しさと勇気も持ち合わせており、崩落している洞窟の中にケガをして取り残された真犯人や、自殺するために炎上する建物の中に残った真犯人を命懸けで助け出している。
 暗号やパズルの問題は一目で看破でき、中国語の四行詩や容疑者のアリバイ表を一度見聞きするだけで覚えるなど記憶力にも優れている(ただし普段の学業においてはそれが発揮されない)。
 美雪からは「はじめちゃん」と呼ばれ、家族や親族以外からは名字で呼ばれることが多く、名前を縦書きにすると「金田二」のように見えることから、初期にはよく名前を「キンダニ」と読み間違えられた。わざと「カネダイチイチ」と言われることもある。
 誕生日は8月5日で獅子座。身長170cm(2006年刊行の公式ガイドブックより。ただし過去のガイドブックでは「167cm 」と記載されており、2001年1月掲載の第Ⅰ期最終回でも「170cm 未満」であることがわかるセリフがあった)。体重58kg。血液型はB型で、足のサイズ25.5cm、視力は左右とも2.0。本籍地は埼玉県。ドラマ版では東京都世田谷区西宇奈根(多摩川沿いの砧地域)に在住している。
 肩まで伸びた髪を後ろで束ねている。特徴は太い眉毛。

 一の推理方法は、地道に状況証拠を集めていく単純なもの。そのため途中までは犯人の術中にはまり、思惑通りの推理をしてしまうこともある。また、しばしば意図的に容疑者にうっかり自白同然の口述をさせるように仕向けることもある。その他にスリや手品の技で証拠の偽造や入手などをして、自白させることもまれにある。
 一の実力を全く知らない人物からは「素人(一般人、民間人)の高校生」と軽く見られることが多く、後に剣持や美雪などが一のことを「名探偵(の孫)」と紹介したり、自身が推理力を披露したりして、関係者を驚愕させるのが通例となっている。また、自ら希望して警察関係者に自分が事件解決に関わったことを伏せてもらっているが、同じ警察関係者や事件関係者からの噂などで彼の正体を事前に知っている者も稀にいる。
 犯人に対しては逮捕された後も何らかの形(面会など)でアフターフォローを行うことも多い。自分勝手で罪悪感のかけらもない人物には激昂したり、厳しい態度で接することもある。
 旅行で出かけた先などで毎回のように偶然に事件に巻き込まれてしまう(この遭遇率の異常な高さについては本人も気にしている)。また、剣持やいつき陽介などの知人から事件の依頼を引き受けることもあるが、興味本位で自分と全く無関係な事件に自分から首を突っ込んだりすることはほとんどない。ただし、ライバル高遠遙一からの挑戦を受けたり、自身が過去に関わった事件の調査をしたことから新たな事件が発生してしまった例外はある。
 当初は素人探偵として刑事たちに軽く見られていたが(ただし中学時代以前から事件解決に協力していたようである)、幾多の事件を解決していくうちに信頼を得るようになり、警察関係者の人脈が広がった。彼の功績は認められており、数々の事件を解決したことに対する警視総監直々の表彰の候補になったこともあるが、直前で AV鑑賞癖がバレたために取り消された。
 捜査中は真相の発覚を恐れた真犯人に殺されかけるなど危険な目に遭うことも度々あり、犯人と格闘して負傷したり、射殺されそうになるなど苦境に陥ることもある。『魔術列車殺人事件』では犯人に底なし沼に沈められそうになったが、自ら生還している。
 また殺人の罪を着せられることも多く、実に4回もスケープゴートにされている(「異人館ホテル殺人事件」、「金田一少年の殺人」、「証言パズル」、「金田一少年の決死行」)。

 趣味は TVゲームで徹夜することもしばしば。手先の器用さ、スリの手腕、祖父から習ったプロ級の手品の才能もあり、それらが意外な形で役立つこともあり、手品の腕を活かして犯人にボロを出させたり、手先の器用さを活かし、その場にあったものでボウガンやトラップを作り上げたりもした。スリ能力を事件解決のために利用したこともある。
 囲碁の才能も、祖父には一度も勝ったことがないと言うものの、名門校の強者に勝つほどの実力があり、将棋も有段者の剣持を相手にそこそこ指せる。
 未成年にもかかわらず AV鑑賞・飲酒・喫煙をすることもある。小説『幽霊客船殺人事件』では剣持の前で喫煙していることを示唆してしまい、剣持に突っ込まれた(同事件の解決後に喫煙はやめたようである)。作中で運転している描写はないが、母親にバイクの購入をねだったことがあるので、普通二輪免許を持っていると思われる。ジェットコースターが大の苦手。
 スケベであり、中学生の時に下着泥棒をしたことがあるが、性に関しては実はかなり奥手。普段は余裕のある態度を取ったり、女性をからかったりしているが、いざ女性の方から積極的にアプローチされるとしどろもどろになりその場から逃げ出してしまうことが多い。事件が起きた時は下心を一切出さず、女性の全裸死体を見ても全く動じず真剣・冷静に推理力を発揮する。
 大食らいで食い意地が張っており、食事の席で周囲の人間を呆れさせることもしばしば。なお、祖父の金田一耕助は少食で知られている。

TV ドラマ版の設定
 堂本剛が演じた初代の一は成績・性格共にほぼ原作と同じ設定になっているが、原作よりもさらに奇天烈な言動も見られる。1996年9月放送の TVスペシャル『金田一少年の事件簿 永久保存版』では大のおじいちゃん子であり、耕助が渡米した際にはしばらく塞ぎ込んだという過去が語られた。なお、小説版や TVドラマ第1・2シリーズ(堂本金田一)では、「コーヒー(缶も)が苦手」という設定が加えられており、原作マンガではコーヒーを飲んでいた場面で牛乳や紅茶を飲んでいたこともあった。ただしコーヒーを受け取るシーンもあり、飲めないほど嫌いというわけではないらしい。
 松本潤が演じた2代目の一はクール・神経質・ナイーブと原作の設定とはかなり異なる部分が目立つ。成績などの描写はない。
 亀梨和也が演じた3代目の一は原作より軟派な性格づけがなされ、陸上部所属の幽霊部員で「じっちゃん嫌い(コンプレックスを抱いている)」となっていた。
 山田が演じた4代目の一は破天荒かつ闊達な性格になっている。原作同様に勉強は全く駄目だが運動神経は抜群であり、プロ並みのスケートボードの腕前を披露している。


金田一 二三(きんだいち ふみ)
 一の母方の叔父(つまり金田一耕助の長男)である金田一丙助(へいすけ)の娘で、一の従妹。容姿は髪型が二つ結びであることを除き、一と非常によく似ている。一と同様に、二三も耕助の孫にあたる。
 小学校3年生の9歳。表向きは可愛らしく振る舞うが、本性は生意気でずる賢いぶりっ子。恋愛に対してませたところもあるが、一方では純粋な心も持っている。英会話ができるなど頭が良く、一に劣らぬ正義感も持っており、一の助言を得てはいたが、殺人事件を解決したこともある。同級生の青柳拓哉に想いを寄せている。剣持からは「チビ金」と呼ばれる。
 父・丙助と長野県で「コテージ・ラビット」というペンションを経営していたが殺人事件が原因で潰れ、更には丙助が一人でチベットに旅行に行ったため、現在は一の家に居候中である。アニメ版ではコテージは引き続き営業されているが、改装に手間取っていることから一の家に居候するという展開に変更された。
 前述の通り、一や気に入らない相手以外には基本的にはネコを被っていて、特に一とふたりきりの時に意地悪な本性を見せる。それでも一の高い推理力については重々承知しており、一を頼りにしている面もある。そのため、一とは親戚よりも親友に近い関係。一のことは普段は呼び捨てにしているが、人前では「一兄ちゃん」と呼ぶこともある。
 アニメ版では、原作マンガで登場していなかったエピソードにも多く登場し、『魔神遺跡殺人事件』と『亡霊学校殺人事件』は彼女に語る形で展開された。TV ドラマ版にはどのシリーズにも未登場。
 短編集のおまけマンガでは、いつき陽介の家で世話になっている都築瑞穂らを率いて「美少女フミ探偵団」を結成している。
 誕生日は10月3日。身長124cm、体重25kg。趣味は貯金。好きな食べ物はチョコレートパフェ。好きな男性のタイプは KinKi Kidsの堂本剛。

一の両親
 父・母ともに本名は不明。
 母は専業主婦。かの名探偵・金田一耕助の実の娘である。血液型はB型。若い頃は、現在の息子と同様に素人探偵のようなことをしていたらしく、事件を解決した経験もあるらしい。容易に一を出し抜いたり、ノセたりもしており、『秘宝島殺人事件』と『首吊り学園殺人事件』では、一は母の誘いがきっかけで事件に遭遇することになった。。美雪とは非常に仲が良く、たまに一緒に買い物に出かけることもある。夫とは短大時代にテニスのサークルで出会い、何かの事件を通して知り合ったらしい。
 父は貿易会社系の中小企業のサラリーマン。婿養子であるため、妻には頭が上がらない。セリフも少なく、大抵一言。一の太い眉毛は彼からの遺伝である。母曰く「そろそろ定年」。


七瀬 美雪(ななせ みゆき)
 一の幼なじみ。私立不動高校2年生。才色兼備で学校では生徒会長を務め、ミステリー研究会(途中より部長)と演劇部を掛け持ちしている。一とは互いに想い合っているが表面上は「友達以上、恋人未満」の関係に留まっている。一のことは「はじめちゃん」と呼んでいる。
 美人でスタイルが良く、TV ドラマのロケの見学に行った際にスタッフにその場で見込まれ、エキストラとしてではあるがセリフつきで出演を果たしてしまうほど。演劇部所属のため演技も人並み以上にこなせる。
 几帳面で面倒見のいい性格。不動高校の生徒の間では男女問わず人気が高い。特に男子にはしょっちゅう告白されているが、その全てを一瞬で断っている。
 第Ⅰ期最終回『金田一少年の決死行』では一とキスもしており、事実上の相思相愛なのであるが、いまだに他人から一との仲を言及されると、お互いになかなか素直になれない。秀才の彼女と落ちこぼれの一がいつも行動を共にしていることは、生徒の間では「不動高校七不思議のひとつ」とされている。
 性格は当初は割とおとなしめの優等生であったが、途中から少しずつ変化し、現在はツンデレ気味になっている。一が他の女性に手を出すと、最初の頃は足を踏んづける程度だったが、途中からは教卓や岩を投げつけるなどツッコミがグレードアップしており、一から「暴力に磨きがかかった。」と言われていた。反対に一も美雪に他の男性が手を出そうとすると何らかの妨害行動に出ることが多い。
 一と共に何度も事件に巻き込まれ、たびたび危険な目に遭っている。『学園七不思議殺人事件』では美雪が命を落としかけるほどの重傷を負ったことで一は事件から手を引こうとした。『悲恋湖伝説殺人事件』でも足に重傷を負い、あまり仲が良くなかったとはいえ、従兄の橘川茂を殺害されている(ただし、ドラマ版では橘川は従兄ではなく美雪たちの同級生になっている)。原作マンガでは『雪影村殺人事件』、『殺人レストラン』、『証言パズル』、『死者のチェックメイト』以外の全話に登場している(アニメ版ではわずかながら登場している)。
 推理力はあまりない(TV ドラマでは一の代わりに事件解決に臨んだこともある)。
 一の髪型がシリーズを通して全く変わらないのに対して、美雪は、長さは変わらないものの、時には長い髪を三つ編みに編んでまとめたり、ツインテールのようにしたり、前髪の形を変えたり、髪型にある程度のバリエーションが認められるが、カチューシャなどを付けることはあってもストレートヘアーが基本である。中学生時代は肩までのセミロングだった。
 未成年だがかなりの酒乱で、そのため飲酒を誘われてもためらうようにしているが、『仏蘭西銀貨殺人事件』では自ら率先してワインを頼み、警察官の剣持をも「1杯だけ」と説き伏せていた。
 フラワーアレンジメントを習っている。特技は百人一首の早詠み。好きな花はヒマワリ、好きなアーティストは DREAMS COME TRUE、Mr.Children。
 誕生日は11月24日で射手座。身長160cm、体重48kg。血液型 A型、スリーサイズは88・58・89。


剣持 勇(けんもち いさむ)
 警視庁刑事部捜査一課のたたき上げ刑事。階級は警部。事件を通じて一たちのよき理解者となる。
 原作マンガでは高卒ノンキャリアの設定だが、アニメ版の『聖バレンタインの殺人』では剣持の大学時代の後輩が登場しており、第1・2期ドラマ版でも剣持の大学時代の後輩が刑事として登場しており、大学にも通っていた設定となっている。シリーズ最初の事件『オペラ座館殺人事件』から登場し、当初は頭の固い刑事という雰囲気で一たちに接していた(ドラマ第3シリーズでは『魔術列車殺人事件』で初対面した設定になっており、同じく頭の固い刑事として一に接していた)が、事件解決以降は一や美雪の最大の理解者となる。アニメ版では第1話『学園七不思議殺人事件』から既に顔見知りであり、出会いのエピソードは語られていない。ただし、ドラマ第1・2シリーズで一と剣持が初めて出会った設定の『学園七不思議事件』での剣持は、捜査に介入する一のことを疎んじたり毛嫌いする態度はとらなかった。
 熱血漢にして人情家。一とは「ドジ」、「口うるさい女性に手を焼いている」、「正義感が強い」といった共通点があることから、気が合うことも少なくない。一からは「剣持のオッサン」と呼ばれている。警察官としての矜持も高く、警察手帳を警察官の命と思っている。『雪夜叉伝説殺人事件』で一と明智が推理勝負をした際、剣持は明智と互いの警察手帳を賭けて一の味方をした。この一件から、明智は『金田一少年の決死行』で警察手帳を粗末に扱った剣持が偽者であることに気付いた。
 一や明智が呆れるほどの的外れな推理をすることがある(ただし、ドラマ版では明智の役割を兼任することもあるため、鋭い推理をする切れ者として描かれることも多かった)が、たまにそれが一のヒントになることがある。上司の明智からは「使えない部下」と扱われることもあるが、警察官の矜持や正義感や倫理観の面では評価されている。一般人である一が、事件についての充分な証拠や情報を得たり証拠の科学的な分析をしてもらうためには欠かせないパイプであり、剣持も一の頼みはすぐに聞き入れて、しかるべき手配を手際よく行ってくれる。
 一に拳銃とライターをすられたことがあるが、剣持はこの他にも、スリに妻との旅行資金をすられたことがある。自身も拉致監禁されるなど被害に遭うことも多い。
 和枝という妻と三人の子供、母がいる。長野県出身。7人兄弟の長男で、実家は農家だが、家業を継ぐのが嫌で警察官になった(第1・2期ドラマ版では明智警視の役割も兼任しているため、父親も刑事という設定になっている)。小説『電脳山荘殺人事件』によれば、スキー場でペンションを経営している弟がいる。
 年齢は48歳(アニメ版では38歳、第3期ドラマ版では42歳)。柔道は黒帯五段の腕前で、高校時代には全日本柔道選手権で16個のタイトルを獲得した。身長182cm、体重80kg。血液型 O型、星座は乙女座。苦いコーヒーが好きらしいが、缶1つ丸ごとのコーヒー粉が入ったコーヒーさえも美味しそうに飲んでいた。その一方で、焼いた肉を見ただけでリブロースであることを見抜くなどグルメな一面もある。特技は腕相撲、早食いと大食い(立ち食いそばを1杯1分18秒のペースで連続2杯食べられる)。学生時代は雪山登山をよくしていた。頭より体を使う方が得意なためか、ジグソーパズルが苦手。しかし将棋は得意で、三段の腕前を持つ。アニメ版では、子供のころにターザンごっこに失敗したことが原因で高所恐怖症になったという設定が追加されている。
 ドラマ版第1・第2シリーズで古尾谷雅人が演じた剣持は、原作マンガと比較するとコメディリリーフ的な面はあまり描かれず、しっかりした大人という描写をされることが多い。それ以外の俳優が演じた剣持は原作の設定に比較的近いものとなっている。


明智 健悟(あけち けんご)
 警視庁刑事部捜査一課のキャリア刑事。階級は警視。容姿端麗で様々なことに秀でるエリート。28歳、独身。身長180cm、体重70kg。血液型 AB型、星座は水瓶座。秀央高校を特A クラスで卒業し、東京大学法学部卒で、キャリア組。在学中に司法試験にも合格している。警視総監賞の最年少受賞者であり、アメリカのロサンゼルス市警に勤務していた経験もある。『獄門塾殺人事件』では学生時代の塾講師アルバイトで担当した学生を大勢東大に合格させ、「受験の神様」という伝説になった経験から、超難解な合宿塾で講師もやってのけている。
 決して性質が冷淡である訳ではなく、一や剣持の正義感や実力などを総じて認めている。父親が解決できなかった事件を追っていたり、友人の死に疑問を持って独自の捜査を行っていたり、同情できる犯人に配慮した行動を取ることもある。また、ある事件では自らの無力さに怒りを覚えたこともあった。ライバルである一とは同時にお互いの推理力を認め合うなど信頼関係は厚く、剣持同様に一の理解者である。
 スポーツ(フェンシング、テニス、スキー、乗馬)や芸術(バイオリン)、ゲーム(ポーカー、チェスなど)、パソコン(プログラミングやハッキング)、語学(英語・フランス語・ドイツ語・広東語)の他、アメリカ在留時セスナ機及び旅客機シミュレーターの操縦を学習しており、操縦士が殺された旅客機の羽田空港への着陸も行っている。どこにも欠点がないように見えるが、趣味思考があまりに一般人とかけ離れているため、ある種の「変人」とも見られており、「警視庁捜査一課きっての切れ者」と同時に「警視庁捜査一課きっての変わり者」とも呼ばれている。
 初登場の『雪夜叉伝説殺人事件』では致命的な推理ミスを犯してしまったが、それ以降の活躍では基本的に推理ミスを犯すことは少ない。一とは別視点からの推理を行うことでお互いが見つけた証拠を合わせて、一の推理をフォローすることが多い。
 休暇中になぜか一と遭遇することが多い。また、その際に誰も頼んでいないのに自慢話を大量に含んでいる自身の経験談を語り始めることがしばしばあり、一が文句を言い始めても完全に無視して話を続ける。
 両親は共に元警察官。叩き上げタイプの刑事であった亡き父親は、「三億円事件」(1968年12月に発生した実在の事件)の犯人を追い続けていた。
 コンタクトレンズが苦手でメガネを掛けている(視力は右0.3、左0.4)。愛車はコバルトブルーのベンツ。自分の有給休暇の日を忘れて出勤したり、遅刻の常習犯であったりと少し天然気味な一面もある。自宅では自炊で食事をとっているようだが、一の実家で朝食を食べさせてもらったり、剣持がよく行く屋台のおでん屋に姿を現したこともある。
 アニメ版では原作マンガよりも嫌味な面が抑えられているが、TV ドラマ版では逆に嫌味な面が強調された。ドラマ版での出番は大幅に削られており、『雪夜叉伝説殺人事件』、『金田一少年の殺人』、第1・2シリーズの総集編エピソードのみの登場で、彼の役割の大半は剣持に充てられている。総集編では一の葬儀で嫌味と自慢たっぷりの弔辞を述べたが、寂しげな表情も浮かべていた。

 なお、金田一耕助と並び日本を代表する名探偵として有名な推理小説のキャラクターに「明智小五郎」(原作・江戸川乱歩)がいるが、以上のようにこの作品の明智健悟は明智小五郎とはなんの関連もない。
 また、事件の本筋とは関係のないギャグ扱いではあるが、TV で「明智」という名前の名探偵と怪人二十面相のような扮装をした怪盗が対決する内容のドラマが放送されているという描写もあり、この『金田一少年の事件簿』の作品世界では、金田一耕助と違って明智小五郎は完全に架空の存在になっているようである。


速水 玲香(はやみ れいか)
 芸能界のトップアイドル。事件を通じて知り合った一に好意を抱くようになり、美雪とは恋のライバルになる。
 1995~97年にはともさかりえと人気を二分していたという。幼い頃に母が病死したらしく、父の速水雄一郎に育てられる。5歳の時に児童劇団に入り、14歳で楽曲『悲しい予感』を発表し、アイドル歌手としてデビューした。
 『雪夜叉伝説殺人事件』で一と知り合い、そこでかけられた殺人の容疑を一が晴らしてくれたことで、好意を持つようになる。普段は気丈で勝ち気に振る舞うが、実は悲惨な過去を背負っており、一の前では寂しがる素顔を見せることもしばしばある。
 『タロット山荘殺人事件』で、雄一郎が実父ではなかったこと、2歳の頃に兄とともに雄一郎に誘拐されたこと、その際に目の前で実父が殺害されたこと、そして生き別れた兄が殺人事件を犯したことが明らかになった。目の前で実父が絞殺されたトラウマにより、首にマフラーなどのものを巻くことができない(ネックレス程度は身に着けられる)。
 『速水玲香誘拐殺人事件』で、大女優の三田村圭子が実母であることが明かされている。一言だけ博多弁を喋ったことがあり、出身地が九州の福岡県である可能性が高い。
 所属事務所が2度も倒産し、更にマネージャーが2人も死亡しているため、彼女のせいでないにしても「お騒がせアイドル」となっている。
 敵もそれなりに多く、女優の加納りえに芸能界の厳しさを伝えられた際には、未成年ながらタバコを吸って吹き返す気丈な姿勢でやり返したり(その後咳きこんでいたため、喫煙習慣自体はなく、あえて演技で吸っていただけであると思われる)、最初の事務所社長からは借金返済を理由に肉体関係を要求されたりしていた。しかし、彼女自身は多少わがままな面はあるものの、純真な女性である。
 ドラマ第3シリーズでは設定が異なり、一とは小学校時代の友人で、父子家庭で育ったが父親は中学生の時に死亡したことになっている。
 17歳。身長157cm、体重36kg。血液型 O型、星座は乙女座。スリーサイズは83・55・84。好きな食べ物は明太子。飼っているネコの名前はポチ。


高遠 遙一(たかとお よういち)
 別名「地獄の傀儡師(くぐつし)」。「犯罪芸術家」を自称する連続殺人犯。

関与した事件 …… 『魔術列車殺人事件』、『速水玲香誘拐殺人事件』、『露西亜人形殺人事件』、『金田一少年の決死行』、『獄門塾殺人事件』、『黒魔術殺人事件』、『剣持警部の殺人』、『香港九龍財宝殺人事件(ドラマ版のみの登場)』、『薔薇十字館殺人事件』

 一と明智の共通の宿敵。一がジッチャンの名ではなく、自分自身の誇りにかけて捕まえると誓った唯一の人物。他人の犯罪に手を貸して「自らが『芸術』と称する犯罪」を実現させることを目論むが、犯行でミスをした場合はその犯人を殺害することもある。当初はメガネをかけて非常に弱気な印象だったが、自身の犯行を見破られるとメガネを外して態度を一変させ、その本性を表した。
 マジシャンとしては天才的な腕前で、幼い頃からマジシャンの修行に明け暮れていた。変装が上手く、声色を変えることができるので、同体格程度の人間であれば他人に成りすますことができる。殺人教唆の際には、必ず一や一の知人を事件に誘導する。
 元は「幻想魔術団」のマネージャーであり、母親は同魔術団の前身「近宮マジック団」の団長で天才マジシャンの近宮玲子。生まれてすぐに両親が別れたため、イギリスで貿易商をしていた父と暮らすことになり、生きている母とは2回(直接会話を交わしたのは1回のみ)しか会えなかった。17歳の時に義父を亡くし、その1年後、イタリアでマジシャン修行をしていた時に母の死を知った。
 父親は高遠を放任しており、彼を虐待していた描写もある。高遠もそんな父親を快く思っておらず、幼い頃から「自分は父親とはまるで似ていない」と感じており、血縁上の実父が別にいることを匂わせる発言をしている。
 修行を終えて母からのプレゼントであるトリックノートを受け取った後に帰国し、母の弟子たちの「幻想魔術団」のショーの内容が母の考案したマジックの剽窃であることに気付き、母の死に不審を抱く。その真相を確かめるために「幻想魔術団」にマネージャーとして潜入して団員が母を死に追いやったことを知り、復讐のために『魔術列車殺人事件』を起こす。いったんは一に犯行を暴かれ逮捕されるが脱獄し、「犯罪コーディネイター」としての活動を開始する。自らの天性の勘によって復讐心を秘めた人間を捜し当て、その者に自らの考案した魔術的なトリックを提供し復讐させるという、殺人教唆をするようになった。
 『金田一少年の決死行』で2度目の逮捕となったが、一に事件の起こる可能性の高い場所や、高遠自身が事件が起きるよう差し向けた場所を書いた地図『犯罪ガイドブック』を送りつける。一がそれを追って事件を解決していく中、再び脱獄した。
 『薔薇十字館殺人事件』では自分の出生のルーツを探るため、依頼達成後に自首することを約束して一に協力を依頼する。結果依頼は達成され自首したが、すぐにみたび脱獄を行った。
 番外編『高遠少年の事件簿』では、17歳の時にロンドンから日本に一時帰国して明智健悟の母校でもある秀央高校特A クラスに編入していた過去が明らかになっており、そこで発生した殺人事件の犯人を正当防衛とはいえ殺害し、それが彼にとっての初めての殺人となった。
 奇術だけでなく、明智に引けを取らないほど語学に堪能で、作中では英語、広東語を喋っている。イタリアにマジシャン修行のために滞在していたため、イタリア語も話せると思われる。
 冷酷で愉快犯的な面が目立つサイコキラーだが、約束は自分の得にならないことであっても守るという義理堅さも持つ。犯罪以外の場では子供たちに自らの事件を元にした人形劇やマジックショーを見せて楽しませるとマジシャンとしての姿を見せている。
 23歳。体重は50kg(ドラマ版第4期では53kg)。
 第4期ドラマ版の『香港九龍財宝殺人事件』では、アジアを股にかける殺人コーディネーターとして初登場しており、その時点ですでに多くの事件に関与して国際手配されていた。この事件の殺人計画を一に暴かれたことで彼に初めて興味を持つという設定になっている。


いつき 陽介(いつき ようすけ)
 フリーのルポライター。「いつき陽介」はペンネームで、本名は樹村 信介(きむら しんすけ)。
 『悲恋湖伝説殺人事件』で初登場。最初は言っていること自体は正論なのだが態度が悪いため「嫌な奴」と思われていたが、一度認めた人にはとことん信頼を寄せる豪快な性格の持ち主で、のちに一や美雪の良き理解者となる。最初はずっと孤立無援で生きてきたとうそぶいていたが、実際は周囲の人間からの人望も厚く「いつきの頼みなら断れない」という友人もたくさんいる。
 過去に客船の沈没事故に巻き込まれたため、水恐怖症となっている。しかし『金田一少年の殺人』ではプールに飛び込んでおり、『天草財宝伝説殺人事件』でも平然と船に乗っているため、『悲恋湖伝説殺人事件』の解決後は恐怖症を克服しているようである。ただし、セガサターン版の『星見島 哀しみの復讐鬼』(FILE シリーズとCase シリーズの中間にあたる1998年1月発売)では豪華客船の乗船中に船酔いしている描写があり、もともと船は苦手のようである。
 独身。TV ドラマ版では離婚歴がある設定になっている。現在は、とある事件で死亡した知人の娘・都築瑞穂を養育しながら東京・高田馬場のアパートで生活している。女たらしの一面もあったが、瑞穂を養育するようになってからは自重しているようである。
 初登場時は、特ダネのために配偶者を殺されたばかりの被害者に露骨な態度でインタビューをしようとするなど、手段を選ばない野心家のような一面を見せていたが、その後、金田一と付き合うようになってからは大ネタに遭遇しても被害者に考慮して世間への発表を控えるようになり、メディアに携わる身としての倫理観も持ち合わせるようになっている。『悲恋湖伝説殺人事件』、『金田一少年の殺人』、『黒死蝶殺人事件』の真相を掴んでいたが、それを自身の売名や出世に利用することはなかった。
 年齢は30歳前半~中盤。学生運動に傾倒して明治大学を中退。身長176cm、体重65kg。血液型B型、星座は射手座。愛車はスカイライン C-110型(ケンメリ)。ヘビースモーカーで、1日にショートホープを2箱以上吸う。


佐木 竜太(さき りゅうた)
 一の後輩の私立不動高校1年生。ミステリー研究会に所属。『学園七不思議殺人事件』から登場。レギュラー扱いの一の仲間としては唯一の犠牲者。
 ビデオカメラを常に携帯し、色々なものを撮影することが趣味である。現場の様子を収めて一の推理の手助けに一役買うこともあった。いつの間にか人の背後に忍び寄っていたり、物陰からこっそりとビデオを撮影していたりするなど、少々変わり者。
 両親(父・連太郎、母・良子)は「佐木映像」という会社を経営しており、自分たちもかなりのカメラマニア。ただし、『学園七不思議殺人事件』の時点では一人暮らしをしていることが語られている。
 『異人館ホテル殺人事件』で犯人のトリックを偶然に解いてしまったため、それに気付いた真犯人に口封じのために殺害されてしまった。その後、第二の助手として弟の竜二が『金田一少年の殺人』からレギュラー登場した。ただし、竜太はそれ以後も一の夢に登場したりする。それ以降、弟との区別の意味で一は彼を「佐木1号」と呼んでいる。
 アニメ版では『異人館ホテル殺人事件』で襲われながらも一命を取り留めており、その後も変わらず活躍している。ドラマ版ではこの事件そのものに巻き込まれていない。
 身長、体重のデータは不詳。血液型 AB型、星座は双子座。

佐木 竜二(さき りゅうじ)
 不動中学校の3年生。佐木竜太の弟。『金田一少年の殺人』から登場。
 兄が殺人事件の巻き添えで命を落としたにもかかわらず、兄と同じように事件現場の撮影を買って出て、まれに一の推理に一役買っている。 兄と比べ、かなり単純で明るい性格をしている。顔は双子のようにそっくりだが、髪型が少しだけ違う。人並みにスケベな面もあり、事件の際にどさくさに紛れて盗撮まがいの行動を行ったこともある。一からは「佐木2号」、「歩く盗撮カメラ」と呼ばれている。竜二(アニメ版では竜太)は一と美雪の幼馴染・神津(かみづ)さやかに好意をもっている。絵がとてつもなく下手。兄と同型のビデオカメラを大事にしていたが、後の『露西亜人形殺人事件』にて、デジカムに切り替えたと語っている。また、一に無断で一の探偵事務所と称するホームページを作成している。
 アニメ版と TVドラマ版では、兄の竜太が引き続いて生存しているために登場しなかったが、第4期ドラマ版で初登場を果たす(キャラクター設定は兄・竜太のもので、一の後輩の高校1年生)。人懐っこくお茶目な原作マンガとは異なり、ドラマ版では控えめで内罰的な性格づけがなされている。
 身長、体重のデータは不詳。兄と同じく血液型 AB型、星座は双子座。



以下「資料編」、次回もつっづく~!!
コメント (2)
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