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クリケット

「レビュートーメン・クリケット」


多分時計をはめるときは一つだけであるもの、しかし、以前両腕にはめていた人を見かけたことがある。このような人は実に珍しいと思う。
時計が好きな人はどうしてもいくつか持ってしまう。
という自分もいくつかを所有している。

もう30年以上も前に、近所の年配の方の家に遊びに行った時に見せてもらった時計がある。腕時計ですが機械式のアラーム機能が付いていました。その方のものはシチズンでした。

いまでこそ、電池式の腕時計や何から何までにはアラーム機能が付いています。そのアラームを知らせる音はやはり電池式のものなのですぐにわかる音色。キッチンタイマーから、目覚まし時計などいろんな音色やメロディーを奏でるものまであります。

その腕時計のアラーム機能でも機械式のものは、特別な音色を聞くことができます。
音色と言えば、機械式の刻む音は実に響きの良さがあります。

見出しの写真は有名なアラーム腕時計、レビュートーメンのクリケットです。
二重構造の裏蓋に共鳴するアラーム音は、コオロギ(クリケット)の鳴き声ににていて、大きな音を発します。

1947年にバルカン社によって開発されたクリケットは、太平洋戦争中のアメリカ大統領をはじめとして、歴代の合衆国大統領に愛用され続けた時計としても有名という話です。

レビュートーメンのクリケットには二つのムーブメントが搭載されていましたが、この時計にはバルカン社が開発したオリジナルのムーブメントが搭載されています。
リューズが3時位置、ボタンが2時位置にあるところで判別できます。
すべての部品を自社で製造することにこだわるバルカン社が5年の歳月をかけて開発した技術の結晶でしょう。



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