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スポングミルの違い

ホッパーの色の違いが年代の違い

いろんな状況のスポングミルを扱っていると、明らかに違うところはすぐに分かりますが・・・例えばホッパーの内側の色です。これはスポングで作られていた当時は黒は存在しません。黒はサルターが作っていた時代になります。ミルの刻印は同じ"SPONG"でも作られていた時代が違うのです。比べてみないと分からない部品の違いもありますので比較してみました。


ホッパーを固定するボルトです

これは表面からでは見えない場所になりますから、分解をしないと分かりません。


本体裏側にある粉の挽き具合を調節するためのL形ボルトです。


L形ボルトを固定するためのプレートです。長さではなくて形状が明らかに違います


ボルトは重ねてみるとよく分かります


ハンドルを固定するボルトです、これは色と材質と厚みが違います


内歯ですが変わりは無いように思えますが・・・・


裏側を見ると分かります。写真では比較できないのですが、くぼみの深さが違っているのです。


部品の違いは、総じて短い、薄い、などのようにコストが低くなっています。新しいものは良いと言う外見ではわからない部品の状態の違いがあります。サルターになる前のスポングの時代のミルのほうが、確実にしっかりとした部品を作っていたんですね。


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コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (加藤芳英)
2019-11-14 13:37:27
スポングミルの話題ブログありがとうございます。とても参考になります。
所で私が今回の入手したスポングNO1
は、ホッパーは黒ですが後ろの調節ロックネジは蝶ネジではなく方羽ネジ?Lネジの長さはサルタタイプハンドル固定ネジはアルミ色でシルバーのサルタ、ハンドルはネジが見えないバークライトの赤です。なんともミックスなスポングです。
 
 
 
コメントありがとうございます (コルドバ店主)
2019-11-23 11:09:19
ここ5年ぐらい前からはオリジナルの状態のものがすくなってきている状況ですね。これがオリジナルと言うものがわからなくなります。とはいえ使える状態に修復できるものであれば使い続けていくことが良いことでしょう。どうぞ末永いお付き合いをして下さい。返信遅くなってすみません。
 
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