2006/02/17 23:15
何度も観ましたが、いつでもそれなりに感じるものがあります。人間には希望が必要ですね。
いつも泣いてしまうのが音楽をかけるシーン。さすがスティーブンキングといいたい所ですが、実は原作にはこういうシーンはないようです。一回読んだことあるんですが、覚えてません。音楽の魔力を感じますね。そして心は誰にも支配されないということを感じさせてくれます。
そして、今回面白いと思ったのはレッドという名を「面白い名だ」といったのに対して、「アイルランド系だ」と冗談を言うシーン。原作がアイルランド系だということでそれを利用したせりふなわけですけど、監督さんの音声解説でもそこにふれてると思ってレッドの登場のシーンとか、キャッチボールのシーンとか、飛ばしながらみたらやっぱり言ってました。
不思議な感覚なのが、看守さんとか、悪いことをしていても、主人公に一目置いたり、やさしかったりするところで、普通の人でも悪いことをしている人でも、悪いことをしてしまった人の間で一定の絆というか、そういうものをつくっているところです。そんな固い絆とかそういうんじゃなくて、軽いつながりとでも言うのかなあ・・・主人公にみんなが甘いでしょう。見る目がやさしいでしょう。情けは人のためならずということですかね。
善と悪というくくりって実はあいまいなのかもしれません。ゼロか1かというものじゃなくって、複合的なものなのでしょう。そういえばいってましたね。「外にいるときはまじめだったのに、刑務所に入ってからは悪いことをしている」と。主人公自身が無実の罪で塀の中で暮らしていることもそうなのでしょう。そして脱獄してからは一市民として汚いお金で生きてるわけですからね。
このお話は20年を超えるお話です。希望の小さな光を20年の歳月をかけてみごとこじあけたということでしょうか。
そうはいっても20年は長いぞ・・・
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2004/09/19 23:02
必死に生きるか、必死に死ぬか
希望は大切ですね。
そして、人間の心は誰にも支配されない。この物語のテーマですね。
音楽を館内に流すシーンは何度見ても泣きます。この罪で独房に入れられてからも彼の頭の中には音楽が鳴り響いていたというところもすばらしいです。
監獄というところは社会から隔離され、肉体的に縛られている中で、いつの間にか心も縛られ、そのシステムに依存してしまうということなのでしょうか。図書館のおじいちゃんの死はとても悲しいです。
聖書でのやり取りが、落ちがあるところが面白いです。
かわいそうなのは、殺された若い人。あそこは納得いかない。でも、それがきっかけで脱獄を決意したって言うんだから、しょうがない。
さあ、何にも縛られない自由な心。そして、希望を持って生きようではありませんか!!
なんつって・・・