唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

DUNE

2021年11月05日 | 映画 た行
久々すぎる投稿。
DUNEをみたからです。

最初の印象。やっぱり・・・こういう感じだと思ったよ。という感じです。
予想通り。暗い感じ、のったりした感じ。そして、こうあってほしいという感じもありました。変にきびきびしてほしくないというか、スターウォーズのようにはなってほしくないというか。
でも、これなら、デビッドリンチの作品でよくないか??という風に思いました。雰囲気が似てる。そりゃそうですよね。同じものを映画にしたんだから。しかも、簡潔にしてないから、のったり感だけは前回の倍?いや、この映画2時間30分ぐらいあったから3倍~4倍ののったり感でしょうか。そして音楽も、期待通りというか、予想通りというか、何ともさえないというか、ただビーンとした音楽。(の印象)。でもこれは、思った通りの音でした。
退屈。そう、退屈なんです。退屈も極限に達すれば退屈美になります。デビッドリンチの時はウォームが出て生きたときはもう意識が飛んでいましたが、今回はそれもなく、ちょっとうとうとしてまだ終わんないかなーとは思いましたが、それでこそ、DUNEを見る醍醐味でしょう。

ウォームに乗ってる伝説のライダー(だっけ?よく覚えてない。)や、命をかけた決闘シーン、ムアディブがちょこちょこ登場して嬉しくなるところがよかったです。小説により忠実なのでしょう。そういえば、フェイドも語りべのお姫様も肯定も出てきてないし。そうそう、自分の名前が戦争の象徴になるとか、聖戦がはじまると言ったところはリンチにない深いところまで掘り下げようとしていると思いました。リンチの雰囲気から脱却するでもなく、さらに砂漠に足をとられて引きずり込まれていくような感じです。

ちょっと笑えたのは、あれだけのたたかいでみんな肉弾戦をやっているところ。

しかし、これ、デビッドリンチの映画とか、小説見てなかったら、さらに退屈な映画なのではないでしょうか。
初めてDUNEに触れた人にとっては、何が何やらじゃないでしょうか。

ターミネーター ニューフェイト(ネタばれありです)

2019年12月02日 | 映画 た行


3を無きものにするという、スカイネットの正体はこの映画の製作者だと思います。3結構好きなのに。
でも、正当な続編とかなんとか言われたらそりゃ観ないわけにはいかないでしょうということでさっそく観ました。
そしたら、ジョンコナーを無きものにしてしまうとは!!
1も無きものにしてしまうとは恐れ入りました。
ここで導き出されるのは、一人の英雄が歴史をつくるわけではなく、どんな状況でも圧政に対して立ち上がる人々がいるということでしょうか。ヒーローや救世主を消したところで、新たな人物が出てくる必然があるのです。
なんてことを語っている映画ではありませんが、それなりに楽しめたと思います。
ただ、アクションは目がついていかない。何をやっているのか、特に空のシーンはわけわかりません。
もう一つ、サラコナーさんがせっかく「 I'll be back」とかっこよく言い放った決め台詞を、簡単に無視した現代的(未来的)若者の無慈悲さ。
最後まで残念なのは、サラコナーさんがそんなに強くないことです。
まあ、ただの人ですからね。


天地創造

2012年06月08日 | 映画 た行
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長い長い映画です。休けいが入る映画って言うのは、昔は当たり前だったんでしょうか。アダモとイブ・・・じゃないや。アダムとイブの話とか、ノアの箱舟、バベルの塔、ソドムの話とか、いろいろ観たり聞いたりしたことのある話が凝縮されています。

人の動きがぎこちないのはちょっと気になるところですが、映像はすごいです。ノアの箱舟が巨大なことがよくわかります。それで、違和感がないんです。

人は神に似せてつくったというところで、他の動物との区別にもなっているのでしょうか。でも、そうやって似たようにつくっといて、増長しちゃったらリセットボタンを押しちゃう神ってひどくないかとも思います。でもそれを言ってしまうと、神の考えは人間の考えの届かないところにあるといわれておしまいなのかもしれません。

理不尽なことがあっても、神様には人間では理解できない宇宙規模の考えなのだから、不満を言ってはいけないと、結局泣き寝入りで自分の現状を仕方がないと思ってしまう気もします。
国家が宗教を使って支配する、いい口実になりますね。

神を信じていれば、ちょっとした過ちぐらい、許してもらえるのかな?逆に神を信じない人がいくら言い人でも、それは何の意味もないことなのでしょうか。
宗教って結局、色分けをすることが宿命付けられているのでしょう。

テルマエ・ロマエ

2012年06月01日 | 映画 た行
テルマエ・ロマエ - goo 映画

現代の日本に来たときのやり取りはとても面白かったのですが、古代ローマになると流れが無くなって、ちょっと退屈しました。日本のシーンも、阿部寛さんが出ないと同じように退屈なんですけどね。

行き来しないでずっと日本にいたほうが面白かったです。
最初の方は上戸さんとの絡みも少なく、もうちょっと前にすすめてほしいと思うところでいつも消えちゃうので欲求不満でした。

阿部寛さんはマジメにおかしいことをするのが本当に似合う人です。
上戸さんは、大画面で見てもとてもきれいな人だったけど、首が据わらないキャラ設定はもうちょっと何とかしてほしかったな。ローマに行ったら人が変わっちゃうし。

ありえない面白さを日本では感じて、面白くないリアルさ追求をローマでは感じてしまいました。だから、最後のまとめがローマだったことも不満です。

移動してしまう理由もなんかなあ・・・あのお父さんたち、そうだったっけ?って感じです。
その他のキャラのコミカルな演技が、結果的にただわざとらしいだけの演技になっていたのも残念です。

トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン

2012年01月04日 | 映画 た行
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映像がすごいです。
ここまでできちゃうんだもんなあ…

しかし、だからこそ物語の中身が大事なんだろうけど。もう、この手のお話でドキドキさせるような物語をつくることはできないのでしょうか。

しかし、そうはいってもあの程度の数しかいないロボットたちに対して人間が対抗できないとは全く思えないし、実際戦闘シーンではそれなりの活躍もしているわけだし。人間の努力も見せないとと思ってそういうシーンも入れているのはわかるけれども、そうであるならば、人間対ロボットでたたかった方が面白そう。その方が軍隊の大切さがわかるかもしれないしね。

しかし、実際の世界では、あの軍隊の力は、人間に対して向けられているんですよね。
正義感の塊みたいな軍人さんたちは、その正義で人を殺すということですね。

別に軍隊はエイリアンやロボットから身を守るために組織されたものでないことは確かです。

東京原発

2011年12月15日 | 映画 た行
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東京に原発を誘致。突然都知事が言いだして、さあ大変!
石原がモデルかと思いきや、石原とは全く違う正義感の強い知事たちでした。
原発以外の政策をどう打ち出しているのか、そこも知りたくなりました。都民のおかげで当選させてもらっといて、何であんな都民不信のようなこというのかよくわかりませんが。
じっさい、原発を使わない電力供給を実現させる政策を正面から打ち出して都民の理解を得る努力をした方が政治のあり方としては正しいような気がします。やっぱりこの都知事には都民を信頼するという観点がぬけています。共感を得る努力をしないでショック療法に賭けるようなやり方を選んじゃうところが薄っぺらではあります。そこは残念なところですが、そこはこの際問題ではありません。

テーマは原発です。
都知事が原発誘致を会議でいい出してみんながああでもないこうでもないと議論をしながら、みんなで原発を学んじゃうという観る方にもやさしい作りがいいです。
でも、今だからこそ、解説の中身がよくわかるけれども、あの事故が起こる前に観たら、言ってることがもしかしたらちんぷんかんぷんだったんじゃないかと思ってしまいました。
3.11の事故が起こる前までは、原発は嫌だねえ…なんて思いながらも、その本当の危険性について何にも知らなかったわけですから。事故の前から、この論争はあったのに、問題意識を持てていなかった自分に、何もしなかったんだから推進してきたのと一緒だといわれているようで、ちょっとつらいところではあります。
このような真実が隠されて推進されてきたことが一番の問題なんだけど、調べようと思えばすぐに手に入る情報ですもんね。

この映画、勉強になります。

導火線

2011年10月20日 | 映画 た行
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ああ!!このパターンは!!
恋人の首が飛んじゃったり、相棒がビルから突き落とされたりするパターンかと思ったら!!
何とか助かったみたいですね。
とりあえず良かったです。
香港映画は気を抜くとひどいことになっちゃっいますからね。
最後の格闘シーンはおもしろかったです。

超酔拳

2011年10月20日 | 映画 た行
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エスピーオー


勝手に猿祭!
猿の惑星上映を記念してというわけではないんですけど、偶然酒より猿の要素が濃かったです。
酔拳Ⅱのふくまんけいのふくまんけいによるふくまんけいのための映画のようでした。
36房のサンダさんが登場しますが、ふくまんけいさんを引き立たせるために出たみたいなもんですね。
4人でウキキキっていうのはちょっと笑える。
ある意味、古き良き香港映画なのかもしれません。

ドラゴン怒りの鉄拳

2011年09月22日 | 映画 た行
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本当に怒りの鉄拳って感じです。
鉄拳だけでなく、最初から最後まで怒りがうごめいていて、そのエネルギーをすべて拳にため込んで一気に吐き出します。
この前にイップマンでは自然体の強さというか、自然の力を利用してそれを最大限に引き出すといった印象ですが、この拳は自然の力に立ち向かう精神の力とでもいいますか、この場合、自然というよりは、大日本帝国の支配下におかれた中国人がその力に逆らう力というかそんな気もします。

格闘シーンだけではありません。師匠の埋葬シーンやお墓でのラブシーン、その前の犬かなんかを食べてるシーン、すべての演技が力がこもっていて、何となく体が強張ってしまいます。すべての動作が怒りに満ち溢れている感じがします。

そんな怒りが渦巻く世界の中で、女の人がとてもかわいいのです。
それで、なんかどこかで見た雰囲気だなと思ったら、最近の前田敦子さんはあんなイメージですね。
顔のパーツが中心によっていたりしてちょっと日本的でない顔でそんなにきれいだと思えないんだけどなぜか気になる存在だった彼女がなぜ総選挙で一位なのかがわかった気がしました。人気というのはその人のまとっている空気なのかもしれませんね。
この女の人は、ドラゴンの道の人と同じでしょうか。すごくかわいくてきれいで見とれてしまう顔です。

人力車のシーンは夜から朝方になってまた夜になるのがよくわからないシーンですが、あれは、朝の5時ごろで、光が届かないところに行ったという解釈なのかな?たまたま時間がなくて、あんなつなぎ合わせになってしまったのかわかりませんが・・・

上海で次々に鶴下がった死体が発見される。犯人は誰だ!といった、サスペンス調の雰囲気もあります。

主人公が、怒りで自分を抑えられなくて次々人を殺していく様は、モンスター映画のようでもあり・・・
あの通訳の人を殺したときに、「なぜ手を出したんだ!」と叫ぶシーンは、相手に対してでなく、自分自身に対してのような気がします。

それにあの芸者さんみたいな人の踊り。ヤーレンソーランと踊りながら、すごい腰をくねらせて、おっぱいブルブルやって、あれはすごいですね。お茶を持ってくる女のひともなんかガサツだし。

あんないろいろ変装してあれが何の意味を持ったのかはわかりません。

そういう突っ込みどころはあるのは事実ですが、それ以外のその怒りのエネルギーによって、そんな無粋な突っ込みは吹き飛ばされてしまいます。

武術は、心身を鍛えるためのものという教えを守ろうとするのも大事ですが、自分の身を守るためのものでもあると思うので、やられたときにきちんと自分の身を守る力を身につけるぐらいの力をつけてほしいと思いました。

ヌンチャクのシーンは本当にかっこいいです。そして一人一人を倒した後の決めポーズがまた何とも言えなくかっこいいし。本当にすごいものを見せていただきました。
ロシアの人はあのくぎ打ちシーンとか鉄パイプを曲げるのとか、本当にやってるんですかね。鉄パイプのシーンは曲げるときにカットが変わっていて、曲げながらちょっとプルプルしているので、たぶん違うと思います。くぎももしかしたら、刺すところは薄くなっているのかもしれませんが、それでも、すげえ!と思ってしまいました。

ツーリスト

2011年09月15日 | 映画 た行
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ベネチアの景色がきれいです。
アンジェリーナさんもとてもきれいです。
上品で、歩くと腰がくねくねします。
ジョニーデップさんにニコッと微笑みかけるところもとても素敵です。
結末は、え!?そりゃないよ!ってところもあって、数学者のほうが勝ってほしかったのに、これじゃ勝てないよなあ…
結末を知ると、それまでのジョニーデップの行動がありえなさすぎる気もします。



ダウト ~あるカトリック学校で~

2011年08月26日 | 映画 た行
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ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント


メリルさんの厳格な校長先生がすばらしいです。すごく厳しいように見えるんだけど、実はユーモアももっていて、人への思いやりもある。だけど、自分の立場として、宗教者として守らなければいけないことに対してとても厳しくて、でも、それが自分の生き方としてずっと積み重ねてきたものだという、生き様の重みを感じさせるものでした。

そして、厳格に厳しく対処した方は認められずに、地位の高い方は悪いことをしてももみ消されてさらに高い地位についてしまう。客観的なこういう状況に理不尽さを感じて、この仕組みに疑問を持ちつつ、髪を疑ってはいけないと思いながらも、その矛盾に悩む。自分の生き方が教えに忠実で厳格であればあるほど、それが通用しないこととの矛盾が深いわけだけれど・・・それを疑うことは神を疑うこと。・・・となってしまうと、神への忠誠も揺らいでしまうかもしれません。

しかし、そんな揺らぎは立場的には表に出してはいけない揺らぎです。あの最後の嗚咽はその重いが噴出した感じがしてとてもぐっと来ました。

神父さんの方は、他の映画でも見た顔な気がするんですけど、いつも悪い役な気がします。こういう、腹黒い感じ。あの目がそういう役を呼び寄せるのかもしれません。だから、逆に今回はいい人であってほしいなと思ったんですけど。残念でした。




トロン:レガシー

2011年08月16日 | 映画 た行
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映像がきれいです。
トロンでみたあのマシンがよりリアルに再現されて・・・バイクのシーンはとてもすばらしいです。同時に、ビープ音が出てきそうな昔の幹事も捨てがたい。できればもうちょっと大胆に昔のゲームっぽく光らせても良かったかもしれません。

女の人がきれいです。あの目の鋭さがすばらしい。


月に囚われた男

2011年08月13日 | 映画 た行
『月に囚われた男』『地球に落ちて来た男』DVD-BOX
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ソニー・ピクチャーズエンタテインメント


監督はデヴィッドボウイの息子さんなんですね。

むかしのSFっぽいところがいいです。難しいこともないし。
静かにゆっくりとおはなしはすすんでいきます。アンダンテですね。

終わりがないのが終わり・・・的な話です。

ひとりっきりの生活で3年間耐えられるのだろうかと想像しながら観てました。
ひとりでこもるのは好きだけど、ちゃんと仕事するでしょうかね。なんかだらだらして動かなくなりそう。
あんな走るのなんてやらないだろうな。

でも、実質的には3年ではなさそうです。「事故」から起こされてどれぐらい仕事できるのでしょうか。クローンはどれぐらい生きられるのでしょうか。

「帰れる」という希望を持たされてる分哀しいです。
なにも記憶を与えなければいいものを。労働意欲にさしさわりがあるのかな?作業に必要な情報だけ与えておけばいいものを。それとも、元の人の記憶がそのまま残ってしまうという設定なのでしょうか。はっ!いつのまにか、企業側の論理になっている。

ひとりっきりのはずの基地に人間がいたらびっくりしますよね。しかも、それが自分だったら驚きも2倍です。自分を生でみたくない・・・
実際に自分が目の前にいたら、うまく生活できるのかな…こんな気難しいめんどくさい人間相手にできるでしょうか。
人間は自分と仲良くできるのでしょうか。永遠のテーマですね。

映画と関係ありそうで関係ない話ですいません。

トイレット

2011年06月06日 | 映画 た行
トイレット [DVD]
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ポニーキャニオン


もたいまさこさんはいるだけで存在感がある人ですね。でも、最初の方は何もそこまでムスッとしなくても・・・と思っちゃたり、箸を持つ手が左手だったのがちょっと違和感がありました。まあ、自分も左利きだけど・・・もたいさんは左利きだったんですね。自分で言うのもなんだけど、左利きって絵的に違和感がある時あります。たぶん、右利きを見慣れてるからなんでしょうけど。

3人とも個性があってよかったですね。アメリカな気がしないのは、映像のゆったりしてるからですかね。

ウォシュレットはおもしろかったです。トイレなきマンションと原発は言われているようですが、ウォシュレットは日本の誇るべき文化なのかもしれませんね。

インドの人が結構キーマンなのもおもしろいところです。

ゆったりした独特の空気感はわるくないです。ゆったりしてるからって眠くなるわけじゃないし。
そのゆったりしたところにピアノの演奏はキーンとしまった感じがしました。