唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

おもひでぽろぽろ

2011年03月21日 | アニメ
おもひでぽろぽろ [DVD]

ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント

このアイテムの詳細を見る


一ヶ月もしないうちにまた観てしまいました。
映像が美しい・・・。何度観ても、感動しちゃいます。音楽が重なると、思わず心がゾワゾワッとしてきます。気を緩めると、すぐそうなってしまうので、友達と見るときは警戒しながら見ないといけません。

小学5年生の妙子ちゃん・・・妙子ちゃんの生活は、楽しいこと、嬉しいこと、辛いこと、悲しいこと、理不尽なこと、いろんなことがあったわけですが、それをいちいち心が正面から受け止めてしまうわけですね。大人のように、気持ちを誤魔化すことなんてできなくて。

わがまま?気持ちに正直なことが悪いとは思えないけれど、大人の都合でそれはわがままになってしまう。いい子とは、大人の理屈に素直に合わせてくれる子のことをいいます。
子どもが悪いわけではありません。そうすれば大人がほめてくれるから、子どもは、自分が生きやすくするためにそういう選択をするのです。それができない子は、聞き分けのない子、わがままというレッテルを貼られてしまうんですね。

子どもがなにしてもほっとけといってるんではなくて、社会のルールは親が正面から、子どもと向き合うことが大切なのではないかと。親がまじめに正面から訴えれば、子どもはそれにこたえてくれると思うんだけど。そうならないのは親が、それを避けてきたからなのではないのかなあ・・・暴力に訴えるのも、それは、親が向き合うのを拒否した結果の行為なのではないかと思うのです。

なにを知った風なことを・・・といわれそうだし、子育ての大変さを知らないくせにとも言われそうですが、自分がその立場になって、どういう行動をとるかはともかくとして、そういうことだと思うということです。

親のエゴにあわすことを強要されたこの方が、反動が大きい気がします。
子どものころに受けた傷は、後の人生に大きく影響を与えます。

たまに、子どものころと、思考の仕方が変わってないことにドキッとすることがあります。人と話すときに感じます。特に、苦手な人とか、自分の上の人、正式な場での会話など、そういうときに、自分はいつも小学生の自分に戻ってしまいます。
たぶん、これからも、そうなんでしょうね。

また、阿部君(今度は覚えた)のところは、グググッときます。阿部君のところって、回想シーンではないんですよね。今井美樹さんの語りでずっと聞かせてくれるんです。その方が妙子さんの動揺もわかりやすいですよね。阿部君にもあまりしゃべらせないで。すごく効果的な気がします。

効果的・・・映像とか、そういう演出にすごくこってて、つくりこまれてるなあ・・・と思いました。

最後にまた、都はるみさんの歌を聞きながら、涙がぽろぽろ流れてきました。

////////////////////////////////////////////////////////////////////

2010-08-10 01:02:12
妙子さんは今は玉ねぎ食べられるのでしょうか。
お父さんとお母さんは元気なのでしょうか。
おばあちゃんは亡くなっているのでしょうか。
5年生の妙子ちゃんだけでなく、高校生の妙子ちゃんも見てみたいです。

今回は、子ども時代のシーンがとても面白かったです。
5年生の自分のことばっかり話する妙子さんにちょっと違和感。
でも、やっぱり、最後また来ちゃいました。
握手してやんねーよっていう子誰だったかな?その辺からもう、大変です。
そして、最後、電車の中のシーンは、涙があふれ出してきました。
やっぱりこの作品、いい映画です。

子どもの妙子ちゃん、すごくかわいいですよね。
大人になってやけに頬骨が出ちゃったけど。
子どもの無邪気さとともに、いろんなつらい思いをしてきてるんですねえ…
当時の父親の存在の大きかったこと。お母さんも娘も父親のいうことには何も口を挟まない。時代なんでしょうね。
電話口でお姉さんが「あなたは大変な過去を背負って生きているのね。はっはっは・・・」というところは、案外本当にそうなんでしょうね。けっこう、身近な家族が残酷だったりします。
ひょっこりひょうたん島の歌がやけに心にしみます。
ああやって、あの頃の子どもは、理不尽な社会を乗り越えていったのかもしれません…なんてね。


握手したけど…今握手してもらいたいのは…誰かな…握手だけ?
その時自分の脳裏に浮かんだ光景は…
それは秘密です。

しかし・・・自分も大変な過去を背負って生きているのです。


////////////////////////////////////////////////////////////////////


いま、おもひでぽろぽろをみてたんだけど・・・

何度か見た映画なのに、今回、一番感動して、最後ぼろぼろ泣いてしまいました。

いまの自分の気持ちと何かが重なってしまったんですかねぇ…

自分の人生、後悔の連続、今も何か、不安と動揺と…の中での生活ですが…

なにか漠然と求めている「何か」を見つけた妙子さんに感動してしまったようで
す。

まあ、こんな自分の人生も、そんなに悪くないのかな…。と思えます…思いたい
…思えるかな…やっぱりまだ曖昧だ。

でも、昔の自分やそれを後悔してるいまの自分をいつか懐かしく笑える日がくる
ようにしたいです。

・・・こんなメールを友達に夜中に送ってしまいました。
そんなくらい、なぜか感動してしまって・・・

子どものころの親やきょうだいにはなんでもないことがずっと心の傷だったり、こだわりだったり・・・そんな子どものころの傷を思い出させてくれる映画です。といっても、妙子さんのように、あんなことがあったとか、こんなことがあったとか、そんなことを鮮明に思い出すわけではありませんが・・・

でも、なんか、同じようなことがあったなあ・・・と、思わずしみじみ・・・

そして、いつの間にか妙子ちゃんの気持ちになって、同じように傷ついて泣いているのです。
何かいろんなことに夢中でいろんな可能性があったあのころに戻りたいような郷愁というか・・・でも、あんなに必死にいろんな小さいことも考えて考えて、必死だったときにはいろんな意味で戻れない・・・と・・・当たり前ですけど。

そして気がつくと大人になった自分はなんか知りすぎてさめた男になっていて、現状に甘んじてくやしい思いとか、そういうものから自然と避けて、生きているんですよねえ・・・

今、正直言って人生の惰性期です。

いや、だからって、もっと冒険しろとか、そういうことじゃなくって・・・

生きていくっていうことにもうちょっと真剣になった方がいいのかな・・・と・・・

この先何年生きられるか・・・(何年!?)(いや、でも、ほんとに何年だったら・・・人生なんてわからないですし・・・)

自分なりの生きていく意味というものを今の年齢だからこそ・・・

もう一度見つめなおしたい・・・そんな気がした短針長針重なる時刻・・・・マジで1時5分です。

ふられて人生終わりじゃないよ。ふられてからの人生のがそのキズの分大きくなれるさ。

何を言っているのでしょうか・・・

まあ、色々考えさせられるということで。

そう、考えさせられるといえば、何度かこの作品は見ていて、その度に印象が違います。

初めてのときは、あまり感動もなく・・・子どものときの妙子ちゃんが身につまされただけで、なんで最後、妙子さんは田舎に行く決心をしたのかがよくわからずに・・・だったんですが・・・

2度目、3度目とみていくうちに、田舎の風景は人間が作ったというところになるほどと思い、妙子さんは、田舎を選んだのではなく、・・・名前が思い出せないけど、男の人が自分を一番理解してくれる人・・・理解しようとしてくれる人だということを、思わぬことを突きつけられて初めて自覚したということを感じさせてくれたわけです。

そして今回は、やっぱり、その妙子ちゃんと妙子さんのシンクロですね。初めて、重なった気がします。最後、妙子ちゃんも、妙子さんも抱えてきた心の傷とか、重石というか何というか・・・そういうものすべてが忘れるとか、そういうことでなくて、その緒も日でそのものひっくるめて、自分を見つめなおして、それが今の自分を乗り越える決心になったというか・・・何といっていいかわかりませんけど、みるたびに、考えることが違ってきます。

映画を見てこんな気持ちになるとは・・・
映画って不思議だ・・・

2009-03-15
//////////////////////////////////////////////////////////////


みたのはこれで4度目でしょうか

気になったのは、真剣な質問などにも小学校5年生の時の話しかしない妙子さんは一般的には不思議な人と思われちゃうのではないかなあ・・・ということ。そして一方の男の人、けんじさん?ひとしさん?だれだっけ?・・男のほうは男のほうで有機栽培の話で切り返す。お似合いの2人。

誰にでも経験のある、子どものころの理不尽で納得いかなくて悔しかった数々の思い出を成仏してくれるかのように綴られるエピソード。最後の阿部君のエピソードはとても悲しく・・・悲しいというのではないか。
 なんというか、表面上の人とのかかわりと本心のギャップを見透かされた時の動揺というのか何というのか。身につまされるというのか。
涙を流さずにはいられないシーンだ。その動揺は痛いほどよくわかる。自分を責めてしまうのもよくわかる。うう・・・
 他にも出かけるときにぐずって親に理不尽にもはたかれるシーンなども本当に悔しくて泣いてしまいそう。

いいせりふは、田舎の風景は人間がつくった風景だというくだり。自然との共生、共存のあり方を示しているようでもあり、人間のたくましさも感じ、とても本質的な感じがした。

今回気になったところは、5年生の妙子と大人になってからの妙子があまりスーッと結びつかなかったところ。今まではあまり感じなかったことだけれど。
子どものときの思い出が田舎での生活とどう結び付いたのか、いまいちよくわからない。2つの物語をくっつけた狙いはなんだろうか。
子どものころに葛藤してきたものが、大人になって現実に突きつけられ、選択を迫られたということなのでしょうか。

以前よりもちょっとなるほどと思ったところが、最後の妙子の行動のところ。

前見たときは、あんな短時間で今までの生活をすててあたらしい人生を選択できるものなのだろうかと思っていました。しかも、なんか結婚が2の次で田舎で生活するための手段として男を選んだようにも感じたから。

今回は、妙子が選んだのは、田舎の生活をするかどうかの選択ではななく、その男の人自身だということはわかった。

2004/01/05 23:58

デューン 砂の惑星

2011年03月19日 | 好きな映画・良かった映画
デューン 砂の惑星 【HDリマスター版】 [DVD]
クリエーター情報なし
ビデオメーカー


震災後、はじめての映画(DVD)鑑賞でした。
この映画は高校生のときに宇都宮で観ました。
そのときは、うとうとと寝てしまいました。
でも、寝ちゃったくせにこの世界観が好きで、静かな感じも好きで、とうとうビデオを発売と同時に買ってしまいました。確か当時は16,000円ぐらいしたんじゃないかな?

それで、穴の惑星とかいって、くだらない小説を書きました。恥ずかしい・・・主人公は“「ポルル・アトレイ」です”。・・・なんのひねりもない・・・。それで、恋人を「ちゃに子」にして・・・ポルルの妹に「彼こそはクイサッツ=ハデラハッハ!」なんて言わせて・・・馬鹿なことをやってましたね。マジで恥ずかしい・・・

「アラキス・・・デューン・・・砂の惑星・・・」「故郷の話を・・・」「セカンドムーン・・・」とか、「うーシャイフルード・・・」とか、ムアディブが殺しの合言葉になったとか、「ダンカン!」と嬉しそうに声をかけるところとか、あのときの思い出が蘇るようです。
今回あらためてみて、思っていたよりも退屈しなく見ることができました。
あの宇宙飛行士のおじさんは相変わらず今見てもすごいし、魔女集団の衣装とか、なんたらスーツのデザインとか、とてもすばらしい。
砂煙を上げながら口をあけたサウンドウォームは圧巻です。

演技が大げさなところも「らしくて」いいです。

カイルマクラクランの目が青くなってからのこわいものなしの表情もすごくかっこいい。
妹さんも好きです。あのくねくねと、あんな年齢で魔女的動きをするなんて。すごい世界です。

ハルコネン男爵とその一味も相変わらずいい味出しています。

興行的には大失敗だったと聞いていますが、それも納得の映画です。でも、この映画に縛り付けられて離れられない人もけっこういるかもしれません。そんな不思議な映画です。

特撮がひどいという意見もどこかで見ました。上映当時から、もうちょっとうまくやればいいのに・・・と思った箇所もありました。ポールががけから落ちるシーンとか、サウンドウォームの大群とか、サウンドウォームをのりこなすシーンとか、飛行機関係もそうですね。
空中戦については、スターウォーズ帝国の逆襲とかを観ても、宇宙での戦闘シーンと違って、大気圏での空中戦はあまりよくできていないので、多分、景色があるなかでの合成の技術は当時はあの程度だったんでしょうね。(比較するには、デューンのがずっと後かもしれないけど)

いまはCGが発達しているので、どんな世界でも自由に作ることができると思いますが、このデューンは、安易にCGでやってほしくない映画です。
見せることができない部分を表現する芸術力が必要な気がするからです。

テレビ版の長いやつをいっかいDVDで観ましたが、それよりもこっちのがいいです。短い(といっても長い)のもあるけど、変な絵とかもないし。

東京もまだ混乱してます

2011年03月17日 | ほか
地震が起こってから、1週間がたつわけですが、いまだに東京も混乱してます。

おとといの夜中は、仕事場から「車を使うのにガソリンがなくなりそうで、スタンドを探したけどどこもやってない」と連絡が入って、家から、各社の24時間営業のサービスステーションに電話をかけまくって…
電話がつながらないところがほとんどで、つながっても営業してないという返事。タンクが空っぽになってい、翌日は朝から営業するけど無くなり次第ストップなどの返事。ガソリンを積んだトラックが来ないとのことでした。

昼間にスタンドに並んでいた車を見ていたし、ラジオで、ガソリンの車の給油以外の買いだめは危険だからやめてくださいと言っていたのを聞いていたけど、その時はまだこの状況の認識をちゃんとしてなくて・・・

まさか、ガソリンが手に入らないなんてことが現実におこってしまうなんて…なんて思いながら、また電話。

もしかしたら、埠頭の方ならやってるかも知れないと、根拠がありそうでなさそうな勘を頼りに大井ふ頭のサービスステーションに電話をしたら、まだ営業しているとのことで、そこを教えて、無事にすんだわけですが、これから、まだこんな事態は続くのでしょうか。
今週末には一定回復すると新聞に載ってたと言っていた人がいたので、そうあってほしいと思いました。

スーパーも、早い時間で終わってしまって、自分が家に帰るころには、何も買えない。
コンビニに一時期パンとお弁当関係がまったくなくなってしまっていましたが、お弁当は昨日あたりはみるようになりました。
卵と納豆がないとこぼしてた人がいたけど、なるほど、たしかに見当たらない。
明日の朝御飯用に、食べるラー油を購入しました。

計画停電の影響は家はまだ直接的にはないけれど、節電の関係で、東急の大井町線は、本数を減らして運行していて、今日帰りに乗ったら、今まで体験したことのないようなぎゅうぎゅうづめでした。混んでる時って、一回外に出て、降りる人に譲るのが日常ですが、詰め込み過ぎて、外のホームにたくさんの人が並んでいると、そのマナーは一発で反故にされることがわかりました。降りたら、乗れなくなるから、誰も譲って降りる人はいません。動かない人の塊の隙間に強引に割り込んで外に出るしか方法がありません。
大岡山で降りて、目黒線のホームにわたって、あらためて大井町線のホームを見たら、電車に乗りきれない人の列ができていて、ちょっと間違ったら、後ろから押されてホームに飛び出しそうな感じでした。

地震当日も、開かずの踏切で、隣に居合わせた女性と「行っちゃっていいんですかね」なんて話になって、結局2人でわたっちゃったわけですけど、たまたまその人と歩いていて話を聞いたら、銀座から品川まで歩いてきたとのこと。報道でもされてました。じっさい、大きな道ではぞろぞろと、都心から南に向かって一方に流れている様はまさに大河のようで、そこに逆向きには歩けそうにないなと、細い道を選択したり…

これだけ大きな地震も自分にとって初めての経験でした。大きく震える建物や左右にブランコのように大きく揺れる電線ををただ見ているだけ。なにも出来ずにただ見ているだけです。自然の前に生物としての人間の無力さを感じました。

地球にとっては、くしゃみ程度かもしれないこの大地震、大津波。
それでも、人間にとっては、こんなに大惨事になってしまいました。
多くの人が亡くなり、けがをして、不明者もたくさんいて、避難している人の生活も、とても大変な状況だと思います。

東京でさえこういう事態ですからね。

テレビで、「地震に津波、原発事故の3重苦」と、被災者がいっていたのを聞きましたが、ほんとうに、まだまだ、どこまで被害が広がるのか、恐ろしい事態になってしまいました。

天罰なんて言った知事もいましたが、そんな知事を選んでしまっている東京都ってとても恥ずかしいです。石原のそういった性格は、12年前から何ら変わっていない。そんな都知事を12年間にわたってのさばらしてしまったことが都民として本当に恥ずかしい。
それに怒りのメールや電話が殺到したとしても、それが今度の選挙に影響を与えるか。そうは思いません。
本当に、それに怒りを感じるのなら、都知事を辞めさせるしかないと思います。うわべだけの謝罪で済まそうなんて、そんなの許してはいけません。
あんな暴言を吐いても都知事になれちゃうとしたら、それこそ、石原にバカにされちゃいますね。

しかし、これだけ被害が拡大し、東京だって、電気だガソリンだと混乱しているのに、選挙の日程が変わらないのもふざけてます。
一部延期を主張した自民、公明、社民もですか?それで、結局民主もそうだということですよね。彼らの選挙での公約、政策の軽さがそれでもよしとする態度に表れるんだと思います。ちゃんと論戦しようと思ったら、いま、そんな条件がないのは誰が見ても明らかですからね。むしろ、ぼろが出る前に、国民の関心がそこにない時に、さっさと選挙を澄ましてしまおうという、党利党略がミエミエです。

報道では被災地の助け合いや譲り合いが、いい意味で世界を驚かしているらしいけど、今度のこの選挙をやるということも、世界を驚かすかもしれません。もちろん、悪い意味で。

あしたのジョー 劇場版

2011年03月10日 | アニメ
あしたのジョー 劇場版〔DVD〕
クリエーター情報なし
ラインコミュニケーションズ


劇場版なので切り刻まれてます。
力石とジョーの絆ですね。
たたかいは、豚騒動と、例の演劇のあと、クロスカウンター炸裂のリングと、石をグローブに詰めてやったやつ。そして最後のたたかいなわけですが、最初の怒りと憎しみのぶつかり合いが、いつのまにかお互いを認め合っている関係になっていました。
お互いの存在が、お互いのたたかう意味になっていったんでしょう。

実写版の時に文句を言っていた白木葉子との戦いがないというところも、この劇場版でもあまり見られず、それは残念な感じですが、でも、それでも、この前のような不満にはならないのはなぜでしょう。たぶん、足りないところは、テレビアニメやマンガで埋めてしまっているからだと思います。

今見ると、切り方が雑すぎですね。楽しめたけど。
裁判所での白木葉子との初対面もなし、明日のためにその3のクロスカウンターの特訓もなし、青山?青木?とのたたかいもなし。グローブに石を入れてたのもなし。プロ試験もなし。アジア拳に子どもたちが忍びこむのもなし。でも、ジョーのお茶目なところもちゃんと出てるから、やっぱり実写版よりも面白いです。豚が多すぎですけど。

力石が目をつむりながらニヤッとするところがかっこいいです。

宇宙戦艦ヤマト 復活篇

2011年03月10日 | アニメ
宇宙戦艦ヤマト 復活篇 [DVD]
クリエーター情報なし
バンダイビジュアル


「原案 石原慎太郎」の文字にはいきなりげんなりさせられました。それで意味もなく裸にされていくユキ。今後の展開で意味を持つのでしょうか・・・

戦闘シーンはきれいだけど、定規で書いたようで、質感はない気がしました。ゲーム感覚。輸送船を画面にいっぱい入れたかったのか、密着させ過ぎな気もしました。
ちょっとホッとするのが、キャラクターが動く時の「アニメ的」なところでしょうか。
だからと言って、キャラクターの絵が気に入ったわけでもなく、あまり表情がない、硬い表情で、目も死んでる感じでした。真田さんはもう、ギャグ漫画みたいでした。

ワープや波動砲というヤマトの2つのウリも映像的にすごい!という感じではなかったのが残念ですかね。

ストーリーは、流れはそんなに悪いと思わないのですが、やっぱり最初の「石原」の呪縛がかかっているので、そういう見方をしてしまいます。
たとえば、移民を侵略ととらえられる誤解を、あの時の侵略戦争を誤解とでも言いたいのかとか、移住先の女王さまがヤマトにお礼を言うところなんかも、日本は侵略戦争の意図ではなく、解放のための戦争だったんだよと、言いたいのかなあ…などと、思ってしまうのです。そして、その国が攻撃されているのに動けないヤマトというのは、そんなふがいない憲法9条を持ってていいのかと思わせたいのかな?

あのへんな生命体が、ああいう形で裏で操る意味も全くわかりません。あれだけの巨大な力があれば、何もしなくてただのみこめばいいと思うし、それ自体が宇宙の世界で自然現象としてとらえれば、悪でもなんでもない災害でしかたないですもんね。命の生き死になんて、人間ベースで考えれば重いものだけど、宇宙規模で考えれば、ゴミよりも小さいものだと思うし。
生命体の意思として考えるならば、何でこの時期に急に太陽系に来たのでしょうか。そこにどんな意思があったのかがわかりません。
地球側も、10年ぐらい研究したといってるけど、その時点でしか発見できない情報網って、何なんだろうと思ってしまいます。ヤマトができてから、長距離ワープも可能になって、他の生命体とも出会っているわけで、そういう交流があれば、そういったブラックホールの存在なんてわかるだろうに。まあ、10年前に発見されたとして、それからどんな調査をしたのでしょうか。それこそ、最後の手段で古代ではなくて、その時点で真田とか古代を現場に送ってれば、まるく収まった話でしょう。

地球がいつまでたっても鎖国状態だったのが大きな問題です。
ガミラスに侵略されて以来、外交抜きにずっと宇宙の問題を軍事的にとらえてしまっている地球の政策が、この事態を引き起こしたのではないかと思ってしまいます。だから、そんな軍事偏重の地球が大ぜいをひきつれて移民しようとしたら、侵略と誤解されたというのも納得いきます。
あの女王さまの国にしたって、連合していることすら地球に情報を与えてなかったんでしょうから。
もしかしたら、地球を追い出すために、あえて情報を与えずにひきいれたのは作戦だったのかもしれません。そしてあの応急に集まった群衆は、実は国の圧政に我慢できなくなった人たちの集団だったのかも。
石原なら、そんな事実のねじ曲げを平気でやりそうですからね。

あの生命体がヤマトに種明かししちゃったところなんて、もう残念すぎる。あのぎりぎりのところで打開できるのかを試したのかとも思えちゃうわけですが、

セリフもだめですね。雪のセリフもくだらない。親子関係の希薄さも薄っぺらで、先が見える展開。古代の命をおれに預けてくれみたいなセリフもすごく薄っぺらい感じがしたし、セリフは全般的に薄っぺらくで心に響くものがないので、それが石原の薄っぺらさと重なったのもあるかも知れなません。

新キャラも、今までのキャラも薄いし軽い。
特に若者のえがきかたは、今の若者に対する一面的な見方を象徴しているようで、それでも、現代の若者も根っこには伝統ある大和魂があると言いたいのか。石原が原案なら、とことん「ごくつぶし」な若者像を描いてほしかったな。いざとなったら、おろおろして「戦いたくありません~」ってなっているところに、古い武士道の精神を持った(笑)年寄りたちが、頑張るみたいな。でも、福祉の恩恵を受けている(と思い込んでいる)お年寄りも石原にとっては、贅沢にぬるま湯につかっている人なんでしょうけど。実は東京都庁の地下室で、石原が冷凍保存されていて、復活して艦長をやるとか。それぐらいの方が面白かったかも知れませんね。それで軟弱な若者を破壊的なスパルタ教育で叩き直して、戦争の中で平気で人を殺せる立派な日本男児を育てるというのも、ありだったんじゃないかな。

娘は何ちゃんって言ったかな?みゆきちゃんだったかな?小雪にすればよかったのに。
あそこで娘だけしか救う対象にしていないところが古代のダメ親ぶりを発揮している気がしました。他は全く探そうともしていませんもんね。
地球に残ろうとした人への気持ちも全くないみたいでした。

この映画の良かったところは、ヤマトをいろんな角度から見れることでしょう。側面の機銃とか、主砲が火を吹くと、やっぱり、ヤマトだなあ…って思います。でも、前にも行ったように、波動砲とワープが見せられてない。

あと、白色彗星から変な要塞が出てきて、超巨大戦艦が出てくるという、あのパターンで、やっつけたと思った後にまたそのあとがあるってやつ。ヤマトらしくていいんだけど、あの技術をもっと前の戦闘でやっていない時点で駄目でしょう。それとも、あれは真田さんみたいな人が敵にもいて、仕込んでいたのかな?
波動砲6発でエンジン停止というのは、波動砲は6発までしか撃てないのとは違ったみたいですね。

ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ

2011年03月05日 | 映画 ま・や・ら・わ行
ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ スタンダード・エディション [DVD]
クリエーター情報なし
ポニーキャニオン


だまし合いと信じあい。
人間は信じ合うことができるのでしょうか。
特に、お金儲けができる場では。
バカと正直は負ける世の中かもしれません。
欲の前には人間の正直さなんて、弱いものかもしれません。
でも、この物語の結末は、みんなが正直になって、みんなが助け合って、みんなが勝ったわけですね。ハッピーエンドです。

演技とか映像とかどうでもよくて、ただ、その辺の駆け引きがゲームっぽくて面白かったです。

テレビドラマの延長なんですかね。
夜中にやってる安っっぽちいドラマっぽくて気楽にみました。

未来少年コナン 5・6・7

2011年03月04日 | アニメ
未来少年コナン 5 [DVD]
クリエーター情報なし
バンダイビジュアル


未来少年コナン 6 [DVD]
クリエーター情報なし
バンダイビジュアル


未来少年コナン 7 [DVD]
クリエーター情報なし
バンダイビジュアル


ラナとコナンはもう、恋愛とかそういうのじゃなくて、まさに一心同体って感じです。絆が強すぎる。
モンスリーさんも心を入れ替えて・・・その変わっていくところがなんとも言えなくいいですね。こっち側になりきってしまうと、ちょっと違和感があるけれど。でも、子どもの頃のかなしい出来事をずっと引きずっていたんですねえ…

残され島は、このさき、そのまま残っているのでしょうか。

ギガントが登場しました。もう何とも言えない重厚感です。空を飛んでいる姿は感動です。


ナウシカやカリオストロの城。そこに向かっていく過程がなんか、このコナンにある気がしました。
同じような空気を感じるときがたくさんあります。

ラナがコナンを見つけるところは、F91かと思ったけど…


カイジ 人生逆転ゲーム

2011年03月03日 | 映画 か行
カイジ 人生逆転ゲーム 豪華版 (限定生産) [DVD]
クリエーター情報なし
バップ


「負け組」が這い上がるための命を懸けた壮絶なたたかいです。

ビルとビルの間にかかっている鉄骨をわたるやつは引っ張りすぎな気がしました。つべこべ言わず、早く足を動かせ!とか、そんなに間隔をつめてあるいてんじゃねえとか、頭を使って全員が生き延びる方法があるんじゃないのかい!風を感じないところとか、雨が降って電気はどうなるのとか、いろいろ考える時間をたっぷり与えてくれました。靴に引いた線もぜんぜん使ってない感じでしたしね。使ってたら余計大変なきもします。もっと歯の字にした状態で印をつけたほうがいいんじゃないのかとか、いや、やっぱりカニ歩きでしょうとか、考える時間はたっぷりあったので。振り向きすぎ叫びすぎ。静かにやったほうが緊張感はあったかも。
でも、あの状況を歩ききるのは誰もできないんじゃないでしょうかね。

最初のじゃんけんカードも、同じカードを持っているとは限らないのに、大丈夫かな?と思いました。

最後の皇帝のやつは、まったく勝てる気がしない。いかさまやられなくても勝てませんよね。
でも、1回1回カードをめくられるたびに、皇帝の圧倒的有利が削り取られていく感じがしました。ああいうときは最初から出すカードを決めちゃうしか考えられません。相手のことを考えるともうアウトでしょうね。
不思議と人間って、勝てるときって勝てる予感がしたり、負けるときって、何をやっても負けちゃうような気持ちになるときありますもんね。勢いって大事ですね。

相手の心の読み合いは面白いです。
ジョジョを読みたくなりました。
っていうか、カイジを読めって感じですかね。

けっこう、楽しませてもらいました。

ジョー対葉子

2011年03月02日 | ありがたいお言葉
最初にあんたにあった時さ・・・
覚えているかい
あんた

そう、その法廷でよ
おれが裁かれている最中におれを見ていた目つき・・・
おれは一生忘れないぜ
そうよ!目つきだ!
ありゃあどうひいき目に見たって、愛に満ちた娘の目つきなんてもんじゃなかったねっ
冷たかったぜ!
氷のように鋭かった!
徹底してさげすみに満ちていた!
ふふっ・・・
なまじちょっくら美人だけによけい骨身にしみたぜ
すでに少年院送りを覚悟してじたばただけはすまいと観念していたおれが思わずわめきたてたほどにな!
ええ?

俺がここで言いたいのはな
たかだか10万円ぽっちのことで裏切られて腹を立てるくらいなら
少年院を慰問して愛を説くなんて
おこがましいマネをするなってんだ!

・・・・・・・

そしておれが感謝感激して涙をこぼさなければ
またそこで腹を立てるんだ・・・
つまり万事が恩きせがましいんだよ
はるか雲の上から優越感でやっていることなんだ
うわべだけの愛
かたちだけの親切
いわばすべてにせものなんだな!

そーらそれが正体さ
おれは理屈なんてのは苦手だがもしかすると葉子お嬢さまよ・・・あんた
おれやここにいるあわれな連中のためじゃなく
自分のためにこんな慈善事業をやる必要があるんじゃないのかね
え?
じぶんのためによ



少年院で葉子さんのお芝居にケチをつけたジョーに対して、葉子が何で私が冷血女なのか説明を求めるわけです。そこでのジョーのセリフです。
ここから、ジョーと葉子の男と女の対決、金持ちと貧乏人の対決が始まります。この戦いは男同士のたたかいの中で友情となり、死によって終わってしまった力石との対決よりも、冷酷で厳しい社会との対決のような面もあってある意味残酷な対決でもあると思うのですが、同時に、お互いをどこか認め合っていて、相手の存在によってそれが明日への跳躍台になっている気もする、不思議な関係です。

ジョーは何をするかわからない、社会の常識が通用しない人間的にも怖い存在です。でも、そのジョーに対して正面から恐れず、いや、恐れながらも立ち向かっていく葉子お嬢さん、逆に、ジョーの立場からいえば、お金持ちで社会的地位もあって、ある意味何でも自由になる立場にいる葉子に立ち向かう構図があります。ジョーにも恐れがあるのです。でも、それを自分でわかっていながらぶつかり合う、たたかいがあしたのジョーの大きなテーマなんだと思います。

その大きなテーマをあらわしたようなこのセリフは、一匹狼が社会という大きなモンスターに立ち向かっていく凄味を感じます。ジョーのまわりはみんな敵ですからね。

オーヴァーキル / モーターヘッド

2011年03月02日 | 音楽
オーヴァーキル
モーターヘッド
USMジャパン


オーバQ!オーバQ!

いつ聴いても押しまくられます。

砂ぼこり、汗臭さ、オイルのにおい、煙草の匂い、酒の匂いが染み付いた革ジャンをきて、バイクを乗り回す身体中傷だらけの腕の太いおっさんというイメージがモーターヘッドを聴くと、すぐ思い浮かびます。

激しく重いロックンロール!男しか相手にしないって感じがします。

骨が太すぎる!

3曲目がいい。ギターがなんかきてる。かっこいい。

セブン

2011年03月02日 | 映画 さ行
セブン [DVD]
クリエーター情報なし
ワーナー・ホーム・ビデオ


昨日、みてて途中で寝てしまいました。

前にみたときは、ゾクゾクしながらみた記憶があります。
最後もショッキングで、展望ねえなあ…なんて思った記憶もあります。

今回は、疲れと眠気に負けてしまいました。
つまらないとは思ってないのに、だんだん睡魔が襲ってきて…

ということで、途中から見ていないのですが…

今日、友達とその話をして、結末の話になりました。
ショックだったと思っていた記憶よりも、もっとショックな話だったことがわかって、もしかして見なくて良かったかもと思いました。

今見たら、すごく落ちそう…

だから、体と心が元気な時にあらためて見ることにしました。