唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

プレッジ

2010年01月31日 | 映画 は行
プレッジ ― スペシャル・エディション [DVD]

ハピネット・ピクチャーズ

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少女を惨殺した真犯人は!?
定年の日に起きた事件を追って、主人公はずっと捜査をするんですが・・・

事件は最初につかまったインディアンの人が、前科もあり、自白もして、車の中から証拠も見つかり・・・100%この人だろうと・・・みんなそう思っているわけですが、主人公の「勘」が、何か違うと言うわけです。

被害者の家族とも、魂をかけて犯人を探し出すと、約束もしました。

そして、自分の勘を頼りに、退職後も、自分の推測を下に、住む場所もかえて、そこでであった、親子も利用して、犯人を捕まえようとするわけです。

執念といえば執念だけれども、思い込みといえば思い込みで、そのどっちかでしかないんだけど・・・

やっぱりあのお母さんが言うように、8歳の子どもをおとりに使って犯人を捕まえようなんて考えるのがおかしいし、そのために私たち親子に近づいて利用したのか!となるのは当たり前ですね。予想が正しければなおさら危険なわけですからね。

いままで、一途に仕事をこなしてきた人が、定年になってしまって急にそれがなくなったときの大きな穴・・・その穴を埋められそうなチャンスがこの殺人事件だったわけで・・・そこにこれからの自分の生きる道を見出してしまったんですねえ・・・

あのカウンセリングのシーンももし、予想どおりだったら、また近いうちに殺人が起こる。でも、そうでないとしたら・・・彼の心理状態がちょっとおかしい方向に行っているのではないかと、不安にさせるわけです。

その犯人探しの過程の中で、客観性がどんどん失われて、主観的で思い込みの面がどんどん強くなっていく・・・(これも、結果が出たからそうだったのかなと思うんだけど、それまでは、普通にその勘にこちらも頼ってましたが・・・)

結局、犯人を捜すことに執念を燃やしていただけで、市民の安全を守るという観点ではなかったのでしょうね。よく考えたら、あのブランコの位置も、見えやすいところというのはたしかにそうだけど、犯人が接触しやすい場所に設置した・・・ということになりますもんね。今考えれば・・・ですけど。

まあ、ああだこうだあって、こういう結末になってしまったわけですが・・・彼の「勘」は、当たっていたということで、少し救いの部分を残しつつ・・・そんなことは何の救いにもならない現実で最後終わりを迎えます。

なんというか、ぱっとしない終わり方です。でも、そのぱっとしない終わり方が、この映画にはふさわしい終わり方なんでしょうね。

相変わらずのまとまりのない文章・・・すいません。

わが教え子、ヒトラー

2010年01月29日 | 映画 ま・や・ら・わ行
わが教え子、ヒトラー デラックス版 [DVD]

ジェネオン エンタテインメント

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コメディタッチで「人間」ヒトラーを描きます。
ナチスの悪行は、若干収容所の話は出てきますが、あえてそういう悲惨な部分を排除して、ヒトラーと、その側近たちを滑稽に描くことで、あの戦争が何だったのかを見せてくれるというか…

しょっぱなっから、「ハイルヒットラー」と、みんなが敬礼するところは笑えるし、空襲の廃墟と化したベルリンで、セットをつくって昔の栄光にすがろうとする苦肉の策、そして、それ自体が中枢部のヒトラー暗殺計画だったこと。ヒトラーを替えなければ、ドイツの先はない。というところまで追い詰められてしまったわけですね。

ヒトラーに感情移入してしまって、哀れに思えてしまいますが、そういう、「人間」ヒトラーが思わず出てきてしまうところまで、ドイツは追い詰められている状態なのでしょうね。
たぶん、快進撃で夢中の時は、そんな孤独感は感じないはずですし。

そして、心を許した教授にも最後は裏切られて…

ヒトラーの威厳の崩壊とともにドイツの崩壊が始まった・・・というよりは、ドイツの崩壊によって、ヒトラーの求心力もなくなっていったということなのだと思いますが…

なかなかに面白かったです。

最後のエンドロールのところで、ヒトラーを知ってる?みたいなのが流れます。あれはあれで面白いです。

それと、パレードの撮影を誰々にさせますみたいなのも個人的に引っかかりました。ドキュメント映画・・・プロパガンダ映画がちょっと気になっていたので。

ミス・ポター

2010年01月28日 | 好きな映画・良かった映画
ミス・ポター (初回限定生産 特製パッケージ) [DVD]

角川エンタテインメント

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きれいな映像です。景色がとても美しいです。
何より美しいのが、プロポーズのシーンのポターさんの表情。ここのシーンだけで感動です。
人を愛するって素敵ですねえ…
こういう映画を見てると、愛があれば何でもできる気になってしまいます。そんな幸せいっぱいのポターさんの表情がとても素敵です。
この女優さん、にやけ方が素敵です。どこか老けているのにどこか子どもっぽくて…すごく魅力的な人です。いまだに名前を覚えられませんが…難しい名前ですよね。

そんな幸せいっぱいの時の駅でのお別れのシーン・・・なんか、違和感がありました。特にキスシーンが・・・。
幸せのままではいきませんよって予感が・・・ユアンさんの表情がなんか硬くって…あれってわざとなのかな?

そしたらいきなり別な男の人が登場で、え!?こんなあっさり!?と勝手に思い込んで…でも。違う結末でしたね。(結果的にはそうだけど…)
あまりにも悲しすぎる展開です。

しかし・・・そんなこともあるんですね。
もしかしたら、両親が暗殺したんじゃないの?なんてね。失礼しました。

DVDで持っていたいです。

セントアンナの奇跡

2010年01月27日 | 映画 さ行
セントアンナの奇跡 プレミアム・エディション [DVD]

ジェネオン・ユニバーサル

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ん・・・誰が誰だか見分けがつかなくて・・・・

女の人の裸はきれいだったけど、最後のあの見せ付けるような態度はマジでむかっ腹立ちます。むかっ腹立ちながら、誰が誰やら・・

なんか、いろいろ交じり合って、すごい複雑です。
最初は、黒人が前線に送られて辛い思いをしましたっていうお話かと思ったら、パルチザンが登場します。そのパルチザンも怪しげだし・・・その黒人の中も、別に一枚岩というわけではなく、みんな自分勝手な感じで・・・黒人部隊も、アメリカの国のためと思って闘っているんだろうけど、一番自分たちを目の敵にしているのは、アメリカの白人たちだし・・・ドイツの中にも、この状態を憂える人もいるし、虐殺の中で、子どもを助けようとする兵士もいます。

いろんな複雑なものが、あの街を中心にだんだん集まってきて、それで、最後の怒涛の戦闘シーンにつながっていくわけですが・・・
もちろん、圧倒的なドイツ軍の前に、黒人部隊もパルチザンも、街の人も、みんな殺されてしまいます。生き残ったのは・・・・

となって、また現代に戻って海辺で感動が待っているわけだけど、あのシーン、涙がこみ上げながらなんか、変だなあ・・・と思いました。再会の演出が変じゃないですか?でも、涙は出ました。

面白かったのは、みんな、それぞれの立場から神に祈りをささげているところです。あれは、とても不思議な感じです。国の違いや人種の違い、敵と味方、一般市民、いろんな区別があるのに、「神」という点で同じなんだなあ・・・と、何か妙に感心してしまいました。

このはなし、神秘的なんだか、そうでないんだかよくわからないんだけど・・・
彫像の頭と子どもが神秘的。眠れる男は何だったのか・・・他の人はわかったのかな?

最初の殺人の意味が最後にわかります。

最初の戦闘シーンが、何か不思議なくらい盛り上がらなくて・・・
後半は動きが出てきてよかったけど、何かすごく長いし・・・途中で結構疲れました。

なんにしても、当時の世界情勢を知ってないと、サッパリかもしれませんね。自分もさっぱりでした。でも、いまはインターネットがありますからね。あとで調べると、ああ、なるほど!っていうところもありました。その年代のドイツとイタリアの状況が複雑にさせてるんですね。かなりちゃんと調べ上げて作ったのでしょうか。

イタリアのあの戦争って、どんなものだったのか、よく考えたら、あまり知らないですもんね。
まあ、他のことも何も知らないですけどね。

縞模様のパジャマの少年

2010年01月26日 | 映画 さ行
縞模様のパジャマの少年 [DVD]

ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント

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こんな結末はあっていいものかと・・・
思いながら考えます。

じゃあ、ブルーノが助かればよかったのか・・・

あのユダヤ人の子はどうなっても良かったのか?いや、ユダヤ人がそういう状態になっていることがおかしいわけで・・・

こんな結末はあっていけないんだけど、戦争というものは、そういう結末を、誰かに押し付けるわけです。

これまでのどんな戦争でもあったのだと思います。

この「正しい」戦争の実態がここにあって、その主人公が味わった恐怖、家族の味わった悲しみ、苦しみは、その人たちにとってはありえないことがおこってしまった・・・というだけなわけだけど、強制収容所にいる人たちには、それが強制されているのが、当たり前のことであって・・・

その境界線は、ただ、ユダヤ人だったというだけです。

そんな理不尽がまかり通ってしまうのが戦争です。

最後、早く気付いてあげてよ!たすけてあげてよ!って思いました。でも、それができないのが・・・通用しないのが戦争なんだと・・・歯がゆくて悔しい気持ちになります。

そして、また考えます。あの子だけ助かればよかったの?

この戦争に批判的なおばあちゃんがなんか印象的でした。といっても、ワンシーン出ているだけなんだけど・・・

あと、子どもが窓からのぞくシーンの青い目が印象的でした。

その前のところのお手伝いさんとの何で小声なの?というところも良かったです。お手伝いさんの笑顔が素敵です。

お姉さんが教育で変わっていくところで、なんだこいつと思わせておいて、そのお姉さんが、夫婦喧嘩のときに弟をやさしくむかえ手上げるところがとても素敵です。
お姉さんが変わっちゃうのは仕方がないんですよね。教育で人間なんてどうにでもなります。

子どもの手当てをしてくれたユダヤの人にサンキューと声をかけるお母さんも良かったです。結
言うべきか言うべきでないか迷いながら、その言葉を発したところが良かったんだと思います。

お母さんがとても印象的な人でした。もちろん2人の子どももよかったです。

英語なのが何か残念だけど・・・・

母の眠り

2010年01月23日 | 好きな映画・良かった映画
母の眠り [DVD]

ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

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失ったものを求めるのでなく、今あるものを愛しなさい・・・(だったかな?)
ああ・・・何か心にしみる言葉だけど・・・・
身近にある幸せを実は逃していたのかもしれないなあ・・・・それで40歳か・・・

・・・いや、そんな話ではなくて・・・・

メリルさんのいきなりのカッコで、最初にちょっと変なお母さんと思わせておいて・・・すごく陽気で朗らか、家族を愛し、辛いところを見せたことがない母親。
多分、娘さんは、ただ家事とか身の回りのことで満足して明かるく楽しんでいる母親が苦手だったんだろうと思います。
じっさい、最初のお母さんを見たらちょっと引きますもんね。観客は。つかみはオッケーですね。

父親にあこがれて、父親が好きで、父親にはいつも見ていて欲しい娘。母親は記事を読んでいたけれど、そのことはあまり嬉しいと感じない・・・父親が読んでいるかどうか・・・父親に認められているかどうかだけが大事なことで・・・でも、たぶん父親は読んでいないんでしょう・・・。あのあいまいな返答ぶり・・・でも、娘は本当のことは・・・それ以上のことは聞けません。なぜなら、自分のことを見てくれてないことがわかってしまうから・・・(多分・・・)

母親の病気をきっかけに、父親にはいろんなところでいままで気付かなかった部分が見えてきます。母親のこともそこでわかってきます。そこで見る側も、父親はひどいやつだ!母親はすばらしい!となってしまうんだけど・・・・

話の合間合間で、娘に対する事情聴取のシーンが出てきます。話をそれで進めていくわけですが、いつの間にか、真実を見せてから、聞き取りのシーンにタイミングをずらしています。ここがまた面白いところです。娘の心の中に持っている真実を映像で見せておいて、聞き取りのところでウソをいいます。何でこの娘はウソをついたんだ?・・・この聴取は、彼女を殺人を犯したからなのか?と何となく不安にさせるわけです。

でも、真実の話の流れは、母親と娘の心が通いっていくのがわかるようになっていて・・・
じゃあ、もしかして、父親を殺しちゃったの?それとも、父親の愛人を?やっぱり、病気が辛いから、母親を殺したの?なんていろいろ考えをめぐらしていきます。

母親は死にました。モルヒネを大量に摂取して・・・飲ませたのは・・・父親?それとも、娘?なんて、ささやかな疑惑が脳裏をかすめながら・・・物語は最後、父親と娘が母親のお墓の前で・・・・真実が明らかに・・・

・・・なんて、そんな事件のお話ではなくて、家族の話です。

お母さんが、車椅子の不便さにイライラして、娘にあたるシーンはすごいです。「私は今でも母親なのよ!」あの明るいお母さんがここまで感情を出しているところが、とってもリアルで・・・映画を見ているときは母親のことを思い出しませんでしたが、今思い出すと、やっぱり、病気になってから、家のことで今までと違って思い通りに行かなくなったときにすごくイライラしてました。・・・っていうか、自分が病気で自由が利かないのに、馬鹿な息子が何も手伝わないでファミコンばっかりやってたからイライラしてたんだろうな・・・ああ・・・思い出してしまいました。

そのあとに、私は父親のことはあなた以上に知っていると、いろいろ言って、私の言葉を遮らないで!と叫ぶシーンもとても印象的です。この辺の娘とのやり取りがとってもいいです。なんかお互いに気持ちを隠していないところが。
だからこそ、娘も、母親のことをより深く知ることができたし、本当の意味で、愛を感じあうことができたんだと思います。

サンタクロースの願い事のシーンも良かったし・・・
クリスマスのみんなで歌ってるところも涙が止まりませんでした。

母親の看病をする中で、娘が、心を取り戻していくようにも見えます。

メリルさんの病気が進むにつれての変わりようもすごいです。

娘さんもすごいです。また記者だし。

アバター

2010年01月21日 | 好きな映画・良かった映画
この映画はすごいです。
3時間も持つかな…と、心配してましたが、あっという間でした。あっという間というのは大袈裟かも知れませんが、最後まで、パンドラの世界にはまり込んでしまいました。

面白いのが、人間をナヴィにリンクさせて行動するっていう設定です。マトリックスぽいけど、この場合、両方実体があって、実体があるのに、何となくどちらかが想像の世界なんじゃないかと思わせて・・・だんだんナヴィとしての生活が現実になってきてしまう感じが…

世界へのなじみ方も、主人公と一緒になって、世界になじんでいくので違和感がない。

あのナヴィの顔や風貌も、最初はちょっと不思議な感じだったですけど、いつのまにかなじんでいました。これもある意味、主人公と同じような体験なのかもしれません。

人間が新しいものに遭遇するときに、同じような違和感を最初は感じるわけです。それは、言葉の違いで会ったり、文化の違いであったり・・・その時に、その違和感を埋めるのは、お互いの経験だったり、その習慣を尊重することだったりして、認識を発展させてその溝を埋めていって、お互いの共存の道というか、共通の理解が得られて、その積み重ねがお互いを溶け込ませるんだろうと思います。

これが、本来の共存の仕方です。

ネイティリが地球人の体をした主人公を助けるシーンに、この映画のすべてが集約されているような気がします。そこで初めて地球とパンドラの壁が取り去られたような…姿かたちは違いを超えて、心が結びあう・・・お互いの真実・・・・というか、心が「見える」んですよね。いいシーンです。

あと、アメリカの力でつくりあげた歴史をテーマにしているように思えます。
アメリカの共存のしかたは、その違和感の溝をアメリカがに従わせることで、世界をつくってきたような気がします。そこのところをうまく描いているなあ…と思いました。どこかの映画評で、インディアンを淘汰する過程とか、今のアメリカの政策にもダブらせて書いてましたが、そうやってみると、この映画のメッセージがとてもわかりやすいです。
そうやって作られた歴史の中で起こった様々な悲劇をここに込めたんじゃないかなあ…と思わせてくれます。
そして、この映画がアメリカでつくられたということは、アメリカ自体が、そういうところから脱却する過程にあるのかもしれないという期待も感じさせてくれました。そう単純じゃないだろうけど・・・海兵隊が敵になるって、すごいことだと思いますよ。

映像も大迫力でした。最近のCGばっかりの映画が正直好きじゃありませんでしたが、この映像はすごい引き込まれます。
とても自然で、そういう世界の中に本当に自分がいる錯覚に陥ります。
景色が美しい…そしてその中で繰り広げられる戦闘の激しさがまたすごくて…木が倒れるときの迫力はたまりません。たまらないのは、気持ち的にも、なんか、象徴が倒れていくようなすごい悲しい気持ちになります。

そして、やっぱり、キャラクターですね。ナヴィの人たちが本当にいつのまにか違和感なく、そういう実体があるものとしてみていました。
だから、2人の恋愛模様が美しくて、あのキスシーンなんか、たまらなく美しく感じました。そちらさんもキスするんだ…なんて思いもましたが…あのへんな髪の毛のところの触覚見たいのをからめあうだけでも結構いいかもしれないけれど…

3Dに関しては…
良くわかりませんでした。
平面の絵が幾重にも重なっているような変な違和感を感じるシーンんはありましたが、あとは、もう物語に引き込まれていたので、3Dだろうが、2Dだろうが、あまり関係ないんじゃないでしょうか。

木が倒れるところとか、素敵なラブシーンとか、あの大きな鳥さんを操って帰ってくるところとか、最後の筋肉おじちゃんとの決闘シーンとか、見せ場もいっぱいあって…

あと、ヘリのお姉さんがかっこいい。

アバター (ジェームズ・キャメロン 監督) [DVD]



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王立宇宙軍 オネアミスの翼

2010年01月19日 | 映画 あ行
王立宇宙軍 オネアミスの翼 [DVD]

バンダイビジュアル

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戦争の中ではロケットの打ち上げとか人類初の宇宙飛行士なんて、何の価値もありません。いや、そのロケット技術は戦争に役に立つんだろうけど、ただ「落ちるために打ち上げる」だけの行為は意味がありません。

国民生活が苦しいなかでその開発にかかったお金でどれだけの人の暮らしを助けられるかなんて聞いた人もいますね。生活が苦しいと、空を見上げることができなくなります。

打ち上げのときにそのロケットを中心に様々な思惑が交錯し、戦闘が始まります。
しかし、ロケットは、その戦いの中を何事もなかったかのように・・・別の世界の存在のように、まっすぐ飛び立っていきました。

このロケット打ち上げが、人間の新しい可能性を見せるわけですが、それが、本当に価値あるものとして認められるよう、平和な世界になって欲しいものです。

そんな話でしたかね?

戦争が文明を作ったとか、文明が戦争を作ったとか、そんなことはどうでもいいと思います。歴史が同じところを繰り返すとも思いません。戦争がなくても、文明は築かれるんじゃないでしょうか。違う道を人類は選ぶことだってできると思います。社会の仕組みが戦争を必要としているだけです。戦争を必要としない社会にすればいいだけです。単純なことです。

人類はそんなに愚かじゃないですよね。貝殻のゴミのうえから飛び立ったロケット、未来の世界はどうなっているのでしょうか・・・・

宇宙交響詩メーテル~銀河鉄道999外伝

2010年01月16日 | アニメ
宇宙交響詩メーテル~銀河鉄道999外伝~ Symphony.1 Symphony.2 初回限定スペシャルパッケージ [DVD]

エイベックス・トラックス

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何かどうでもよくなってしまった。
ナスカとかいう人もあまり好きになれない。・・・正直鼻につく感じです。

999の動きも、スムーズなのが何か腹がたつ。

CGで表現すると、どうしてこうも薄っぺらくなるのだろう・・・

絵の動きもあまり見れたもんじゃないです。

いいとこなしかな・・・

メーテルも魅力ない。

ん・・・残念。

退屈な作品でした。

2もみましたけど、ナスカとメーテルが気に入らない。
とくにナスカは、ひとりでうるさいし・・・・空回りしてるし・・・・
若さゆえの過ちのまっすぐさじゃなくて、ただ単にうるさいだけ。ただの馬鹿な感じ。

メーテルも、タダのよわっちい悩めるお姉さんって感じで・・・・

あの映画のようなメーテルが出来上がるまでには、まだまだ時間がかかるということでしょうか。

トチローもあんななの?


ピカレスク小説

2010年01月14日 | ありがたいお言葉
〔picaresque novel(スペイン) picaro(ならずもの・悪漢)に由来〕一六世紀半ば、スペインで騎士道小説の理想主義への反動として現れ、やがてヨーロッパ中に流行した小説の様式。「ピカロ」の冒険を描き、辛辣(しんらつ)に社会を風刺する。作者未詳の「ラサリーリョ=デ=トルメスの生涯」、ケベートの「かたり師ドン=パブロスの生涯」などが代表作。悪漢小説。悪者小説。

MW

2010年01月13日 | 
MW(ムウ) (1) (手塚治虫漫画全集 (301))
手塚 治虫
講談社

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MW(ムウ) (2) (手塚治虫漫画全集 (302))
手塚 治虫
講談社

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MW(ムウ) (3) (手塚治虫漫画全集 (303))
手塚 治虫
講談社

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あとがきで手塚治虫さんは、「従来の手塚カラーを打ち破り、あっけにとられるようなピカレスクドラマを書いてみたいと思って、この物語の構想を立てた」と書いています。

ありとあらゆる社会悪・・・とりわけ政治悪を最高の悪徳として描いてみたかった。とも書いています。
映画で物足りなさというか、薄っぺらさを感じたのはここだと思います。マンガには、ベトナム戦争の非人道的な無差別殺人や、アメリカの基地の治外法権など、この物語のテーマのひとつがここに込められている気がします。

マンガでは、米軍基地に入れない刑事が「くそったれめっ」「我々の主権はいったいどこにあるんだ」と悔しそうに叫ぶシーンがあります。このMWが米軍基地に保管されていることを国民がまったく知らないで、それが暴露されて、国民が声をあげ、国会の大問題になっていくところなど、ただの殺人鬼の話でなく、社会の問題が描かれているところがすごいところです。その深いところでズシンと来る感じが手塚カラーですからね。

それでも、手塚治虫さんはあとがきで、続けて、こう結んでいます。「今となって遺憾千万なのは、すべて書きたりないまま完結させてしまった、自らの悪筆に対してである・・・・」
そうだったのか・・・満足してなかったんですね。

ふと、殺人狂時代を思い出しました。

オハナホロホロ / 鳥野しの

2010年01月13日 | 
オハナホロホロ (Feelコミックス)
鳥野しの
祥伝社

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男女の恋愛とかでなく、なんかよくわからない4人の関係・・・というか、4人の深い絆がとてもあたたかい感じがします。でも、この絆は誰かが出て行ったら崩壊してしまう絆なんですね。いつかは崩壊する4人の関係・・・おそくとも、あの子どもが大きくなったら、変化が必要ですからね。

最後に男を選ばなかったマヤはあれでよかったんだろうか・・・4人の絆を壊してでも、他の3人を気にしないで、そこにいかせてあげたかった・・・なんて思いましたが、でも、それは恋愛願望の強い男から見た感想です。
彼女の選択が間違っていたかどうかなんてわかりませんし、間違っていたとしても、今野彼女にはその選択が最良だったし、その選択しかありえなかったのかもしれません。
自分から、その関係を断ち切ることはできない人なのかもしれません。

でも、ハッピーエンドですもんね。