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少女を惨殺した真犯人は!?
定年の日に起きた事件を追って、主人公はずっと捜査をするんですが・・・
事件は最初につかまったインディアンの人が、前科もあり、自白もして、車の中から証拠も見つかり・・・100%この人だろうと・・・みんなそう思っているわけですが、主人公の「勘」が、何か違うと言うわけです。
被害者の家族とも、魂をかけて犯人を探し出すと、約束もしました。
そして、自分の勘を頼りに、退職後も、自分の推測を下に、住む場所もかえて、そこでであった、親子も利用して、犯人を捕まえようとするわけです。
執念といえば執念だけれども、思い込みといえば思い込みで、そのどっちかでしかないんだけど・・・
やっぱりあのお母さんが言うように、8歳の子どもをおとりに使って犯人を捕まえようなんて考えるのがおかしいし、そのために私たち親子に近づいて利用したのか!となるのは当たり前ですね。予想が正しければなおさら危険なわけですからね。
いままで、一途に仕事をこなしてきた人が、定年になってしまって急にそれがなくなったときの大きな穴・・・その穴を埋められそうなチャンスがこの殺人事件だったわけで・・・そこにこれからの自分の生きる道を見出してしまったんですねえ・・・
あのカウンセリングのシーンももし、予想どおりだったら、また近いうちに殺人が起こる。でも、そうでないとしたら・・・彼の心理状態がちょっとおかしい方向に行っているのではないかと、不安にさせるわけです。
その犯人探しの過程の中で、客観性がどんどん失われて、主観的で思い込みの面がどんどん強くなっていく・・・(これも、結果が出たからそうだったのかなと思うんだけど、それまでは、普通にその勘にこちらも頼ってましたが・・・)
結局、犯人を捜すことに執念を燃やしていただけで、市民の安全を守るという観点ではなかったのでしょうね。よく考えたら、あのブランコの位置も、見えやすいところというのはたしかにそうだけど、犯人が接触しやすい場所に設置した・・・ということになりますもんね。今考えれば・・・ですけど。
まあ、ああだこうだあって、こういう結末になってしまったわけですが・・・彼の「勘」は、当たっていたということで、少し救いの部分を残しつつ・・・そんなことは何の救いにもならない現実で最後終わりを迎えます。
なんというか、ぱっとしない終わり方です。でも、そのぱっとしない終わり方が、この映画にはふさわしい終わり方なんでしょうね。
相変わらずのまとまりのない文章・・・すいません。