唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

民主に何を期待するか・・

2007年01月31日 | ほか
野党4党が辞任要求 共産も厚労相罷免申し入れ(共同通信) - goo ニュース

まだまだ民主党に期待している人も多いのでしょう。何を期待しているのかわかりませんが・・・まあ、自民党公明党の政治が悪すぎるから無理もないとも思いますが、民主党に期待を寄せてしまうしか選択肢が見出せないでいるというのは国民にとって不幸ですね。

ランドオブプレンティでアメリカの悲しさみたいのを感じましたが、日本も悲しすぎる・・・

自分は民主党に期待してません。
小沢自身が疑いをかけられてる中で、自分の身の潔白を自分で明らかにしようとしない人が、政府を追及できるはずがないし、審議に応じないというのも、聞こえはいいけど、結局パフォーマンスでしかないとおもいます。生活云々言うのであれば、審議のなかで国民の暮らしをどうするのか、徹底的にたたかうべきなのに。

自民党との対決もいつも口だけ。肝心なときに逃げを打つ政党。何を期待することもできない。

国会論戦が始まりました

2007年01月31日 | ほか
安倍政権、見えぬ出口 増えぬ支持率…「閣僚失言」追い打ち(産経新聞) - goo ニュース

テレビで共産党の志位さんが代表質問をしているのを見ましたが、すごい迫力でした。格差社会と貧困の現実を見ないで大企業ばっかり優遇している政府の姿勢を批判して、そう、あと、憲法の問題でも、九条のどこが古いんだ!九条の理念ははまさに世界の流れになってきていると言っていました。もともと好きな政治家ですが、こうやって、まじめな政治家もいるんです。

それに対する安倍首相の答弁はよくわからない答弁で、なんていってたかな?志位さんの質問の根拠を安易とか、それはあたらない・・・とかなんとか、ちょっとバカにしたような感じの答弁でしたが、ハナから聞く耳もたない態度であることはありありとわかります。

内閣支持率が落ちるのもわかります。金や問題発言で自民党がぼろぼろなだけにこれからの国会論戦はちょっと楽しみです。

スタートレックDS9 / 伝説の時空へ

2007年01月31日 | スタートレック
物語の流れはよくわからなかったんですが・・・

でも、すごい!これだけ合成を使っていても違和感がないなんて!今の技術は大したもんだ。伝説の時代ですね。それだけでうれしいですもんね。

あのエンタープライズをみただけでもう、鳥肌もんでしょう。

この話は、放送開始30周年を記念して製作されたとのことです。


ユナイテッド93

2007年01月30日 | 映画 ま・や・ら・わ行
ユナイテッド93

ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

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9.11のテロがアメリカのとってどんな出来事だったのか。その衝撃の大きさがこの映画からは伝わってきます。

前半は、貿易センタービルや国防省へのテロを管制塔や軍などが飛行機をレーダーで追って、情報を収集して・・というその混乱、後半は、ユナイテッド93がテロリストに対して飛行機を奪還しようとする。という話ですが、物語が事実であるだけにかなりへヴィーです。

貿易センタービルから煙が上がっている姿を呆然と眺める人たちの姿に思わず涙が・・・。混乱しながらも、必死に最善の対応をしようとする姿は心にくるものがあります。

そして、ユナイテッド93の機内で死を覚悟する乗客が家族に電話します。みんな家族に「愛してる」というのですけれど、こんなに切ない、悲しい、言葉はないです。それが最後の言葉になることを自覚している中でのその言葉はとても重い。隣の親切な人が電話を貸してくれたといって、家族に電話した人もいました。この映画では、一人ひとりの名前が誰なのかも普通に会話にでてくるぐらいでよくわかりません。でも、だからこそ、一人一人の人間の命の重さを感じることができました。名前のわからない同士が生きるために協力し合うわけです。乗客が墜落する瞬間まで必死に生きようとした姿が描かれています。

この映画をみながら何度か、華氏911の幼稚園にいたブッシュの顔が浮かんできました。

テロは犯罪です。ぜったいに許してはいけない。どんな理由があろうと、正当化できるものではないものです。映画をみてあらためて思いました。


レディ イン ザ ウォーター

2007年01月29日 | 映画 ま・や・ら・わ行
退屈な映画です。

この監督さんのつくる作品は、どれも同じ空気で時間の流れも似ているんだけど・・・みんながみんな面白いわけではないですね。

そのときの体調にもよるのかもしれないけれど、物語に入り込めなかったら、ほんと、退屈さしかないです。

何がおこったのか、よくわからないです。

話を一番つまらなくしちゃったのは、変な政治批判の論文を書いている人とのやり取り。動いていない人間が部屋の中で考えた、引きこもりの論文で世界が救えるはずないじゃないかと思ってしまって・・・・

空想的世界を身近な現実とくっつけて物語にするのが好きなようですが、空想的要素・・・観念的要素が強くなると面白くなくなるんだよなあ・・・引きこもりの映画ですね。

多くの大人たちがこんな退屈なことを真剣にやっていて、なんだか・・・ですね。

失われた龍の系譜

2007年01月28日 | 好きな映画・良かった映画
失われた龍の系譜

ハピネット・ピクチャーズ

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DVDを買ってしまいました。
みるのは2度目なので、前のようにいろいろ考えることもなく、ちょっと眠い状態で見ていました。

今回は、母親の存在の大きさが印象に残りました。
ジャッキーは3歳まで母親のおっぱいをせがんでいたと言っていますが、なんか、そういうエピソードはいいですね。母と子の愛を感じますね。お母さんはこの撮影のあとに亡くなってしまうんですけど、お母さんに対してジャッキーが面倒見がいいんです。それを普通にやっているところがとてもいい。

母親を主人公にして物語をつくったらきっとすごい話ができるでしょう。


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2005/03/21 00:11

ジャッキーチェンの両親と兄弟のドキュメンタリー

コメント なんかすごい人生です。
まさに、歴史に引き裂かれた家族であります。

日本が中国に対して行った侵略戦争によって、いろんな人生がつぶされていったんだろうと思います。映像は衝撃的です。誰もでっち上げなんていえるはずないのに・・・
そして、それだけじゃなくて、文化大革命の傷跡の深さも感じました。

そして、そういう時代を生き抜いた人たちの強さを感じました。同時に、生きる強さって、無責任さで
もあるのかな・・・などと、考えてしまいました。無責任というか、割り切ったり、
切り捨てたりできることかなあと・・・そうしないと生き抜けなかったということでもあるんでしょうけれど・・・

子どもらの、親に対する愛情も感じることができます。親の子に対する愛情は・・・感じさせないけれど、絶対無いんじゃないことも感じました。意味わからないですね。

失われた系譜の意味も最後にわかって、とても面白かったです。

房さん一族がんばれ!


女性は「産む機械、装置」で思い出しましたが・・・

2007年01月28日 | ほか
女性は「産む機械、装置」 松江市で柳沢厚労相(共同通信) - goo ニュース

成人式のときに会場の外で自民党の区議会議員の人が宣伝カーで言ってました。
「成人を迎えた皆さん、今日は懐かしい友達に会って、いい彼女、いい彼氏をつくってください。少子化ですから。」って。そんな人が政治をやっていると思うと情けなくなってきますが、国から地方から、どこもかしこも腐敗だらけですね。心が腐りきっている。


ナイロビの蜂

2007年01月27日 | 映画 な行
ナイロビの蜂

日活

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アフリカが新薬開発の実験場になっているという話です。何故そうなるのか。それは、アフリカにいる人たちの命があまりにも軽いからです。

命の重さって何でしょう。

人間にとって、1人の人間の目から見ればどんな民族であれ、老若男女、命の重さは同じです。(そう思わない人がいるにしても、それはおいといて・・・)
ところが、大企業の目、国家の目でそれぞれの人を見ると、命の重さは違ってきます。命の価値が変ってきます。

この映画とは違う話になりますが、生きたまま毛皮を剥ぎ取られる狸の映像を見て命の重さに違いがあるのかちょっと考えたりもしました。
人間の目で見たら、命の重さに違いはあるはずです。生きるために生き物を殺すこともあるし、害虫は駆除します。人間社会の中では人間の生活権を守るために他の生き物を排除することだってあるわけです。それは人間が生きて行くためには必要なことだと思います。
よく、生き物の命の重さはみんな同じということを言いますが、人間社会の目から見ればそうじゃないと思います。
でも、地球的な目で見れば、宇宙的な見方で見れば同じなのだろうと考えた次第でございます。
この話はそれまでです。だから何?といわれても、別にただ、思いつきでいいたかっただけなんですから。もう、勘弁してくださいよ・・・

で、話は元に戻って、同じ筈の命価値だったり重さだったりというのは、見る人の視点、立場から変っていくということを感じたわけです。

飛行機に乗れなかった女の子はあのあとどうなったか、それは誰にもわかりません。でも、アフリカの現実は多くの女の子がそういう環境で暮らしているということです。
彼女を救っても、すべての命は救えない。でも、今あの子を救えるのは自分達しかいないじゃないか!というあそこのやり取りも、一人の人間の命の重さとしてみた時には救わなければならないけれど、同じ目にあっている多くの女の子の中の1人としてみた時に乗せられないわけです。まあ、規則なんだけど、その原則を破ると、際限なくなるというわけです。どちらの言い分も正しいと思います。どっちが悪いわけではない。

本当に救うのであれば、社会を変えなければならないということです。

アフリカが、そういう北の経済大国の餌食になっている状況があるわけですけれども、そういう、そこでもうけている人たちにとっては、アフリカの政治状況、社会状況がどうだろうと関係ないわけです。いや、むしろ、そこが不安定だからこそ、そこに儲けが生れるのでしょう。だから貧困をのぞむ人もいるということです。紛争を望む人もいるわけです。
でも、犠牲になっている人たちが望んでいるのは、ただ幸せに、愛に包まれて暮らしたいだけです。



この映画が面白いところは、深い愛の絆があるところです。
ただの、企業批判とか、そんな映画だったら面白さ半分でしょう。そこに愛があるから、面白いし、深く考えることができるわけですね。

1人の人間を殺して闇に葬ることなんて、国家や企業にとってはなんてことないんでしょうけど、その人が与える影響を闇に葬ることはできません。人間は互いに影響しあって、生きていきます。だから、完璧な隠ぺいなんていうのはできません。1人の人間の行動は影響を与え、新たな行動を生み、複数の行動はきっと社会を変えることでしょう。

今は小さい力であっても、その背景には巨大なエネルギーがあるわけです。国や企業はモンスターをいろんな手で眠らせていますが、必ず起き上がる時がくるものなのです。

・・・何の映画の話をしてたっけ?

なんか、すごいことかいてますけど、要は、愛の力は素晴らしい。ということです。愛の構造改革なんて馬鹿なことを言ってる人たちもいますが、愛は言うだけじゃなくて、態度で出るもんだよ。またわけのわからん・・・


アモーレス・ぺロス

2007年01月26日 | 映画 あ行
長い。長い。終わったと思ったら、それは第1幕でした。

メキシコ映画界のタランティーノとかかれていたので、そういう感じと思ったら・・・殺し屋とか、暴力的とかいう点ではまあ、そういうこじつけもわからなくもないですが・・・それだけという映画ではありません。
けっこう人と人とのやり取りもしっかりとってます。
それぞれの物語の主人公が交差するシーンとかもあって、それも楽しいところではあります。

そかし、それをつなげて何をしたかったのだろうと考えると、よくわかりません。長いから頭も働かないし。いいとこまで行きそうで、ちょっと残念!みたいなところがあります。

人の行動が思わぬ展開をうむということでしょうかね。
人間には運命はありません。結果には、原因と、その過程があるのです。だから、結果は必然なのです。よくわかりませんが・・・

スリングブレイド

2007年01月25日 | 映画 さ行
心温まる交流・・・それを邪魔する男・・・
自分が男を殺せば・・・この男の存在がなければ・・・みんな幸せになれるのに・・・ということで殺っちゃうわけです。話はそれを肯定的に描いています。じっさいに、この映画をみた中で感じる南部の田舎の閉鎖的な環境の中で、逃げようにも逃げられない。脅しに屈するか、自由になりたいならその男の存在を消すしかない・・・という選択をしてしまうのもわからなくはない。

心の中では、早く殺せ!と思ったところもありました。そう思うくらい憎い男ですから。

でも、本当は、母親が何とかしなければいけなかったのではないだろうかと思います。まず、そんな男に引っかかってんじゃねえ!とも思いましたが、それはまあ、仕方がないとしてもですね、本当に子どものためを思うのであれば、何らかの行動をおこすべきだったはずなのに、それもする様子もない。その土地が女性を従順にさせてしまうのかもしれませんが・・・

殺すのは手っ取り早い方法ではありますが、正しい方法ではありません。まあ、そういう結末もありかなとも思うし、みている人はだいたいそれを予想したし、少なくない人がそれを望んだと思います。でも、ほかに方法はなかったのかなあ・・・というのも考えちゃいますね。

さっきから同じこといってる?

病院から社会に追い出され、そこでようやく根をはることができたのに・・・元の場所に戻るのは、追い出されたときは望んでいたにせよ、今はそこよりも居心地がいい場所を見つけたのに・・・元の場所に戻るだけと自分にいい聞かせたのかもしれません。


ディセント

2007年01月24日 | 映画 た行
退屈で途中から早送りしてしまいました。

出口なし!逃げ場なし!酸素はあるだろ!って感じですもんね。付け加えれば、面白みなし!って感じでしょうか。
途中退屈で映画館を出たくなった。それほど退屈だ。とTOTALFILM社から評されるほど・・・あ、間違ったか。

最初のみんなの無駄に明るいのもいやだし、キーキ-うるさいのもやだし、誰が誰だかわからないのもいやだし、まったく退屈でした。いろんな映画をパクっているようなところもいやだし。

中途半端な生き物出さないで本当に閉じ込められて酸素がないような状態にさせちゃった方が面白みがあると思うんだけど・・・あと、してしまった女の人を許したほうが面白いと思うんだけどなあ・・・

DVD終わってからのトップ画面でもキーキ-いってるし・・・
ああ、いやだいやだ。

ダーウィンの悪夢のタンザニアの歌

2007年01月24日 | ほか
ダーウィンの悪夢でとても印象的な歌でしたが、プログラムによると、「ナクベンダ タンザニア」という歌で、第2の国歌と言われて、国歌以上にうたわれているんだとか。

タンザニア、私はあなたを心から愛します。あなたの名前はとても美しい。眠るとき私はあなたを夢に見、起きているときはあなたを誇りに思う・・・

という内容ですが、ストレートに国を思う気持ちがあらわれていて、売春で生きるしか道がない女性が歌うシーンはとても印象的でした。

ヴィムヴェンダース監督がランドオブプレンティのインタビューで、貧困な街ほど星条旗が飾られていて、間違いなく国を愛する気持ちからそうしている・・・みたいな話をしていたのを思い出しました。

ベルリン天使の詩

2007年01月24日 | 映画 さ行
霊の存在があったとして、魂が永遠に生き続けるとして・・・でも、その意識の存在は現実の世界に対してなんに働きかけもできなかったら・・・働きかけられるとしても他の人の微妙な心の変化を生み出すだけだったら・・・その中で長年築き上げてきた知識も、その知識を生かす場所もない、人の心の声が聞けたってなんの意味もないもので、人間にとって存在はない・・・幻です。
彼らの存在意義はただそこでうろうろしているだけの存在なのです。

古代の人にとって魂の存在、永遠に魂は死なないということは必ずしも救いとして受け止められていたのではなく、肉体が滅んでからも苦痛が永遠に続くというとらえ方をしていたと、本で読んだことがあります。この場合は、奴隷としての生活が永遠に続くと言う苦痛だったわけですけれども、世界に対して何の働きかけもできない、ただ映画をみるだけのような世界だったら、永遠の魂の存在なんて、ただの苦痛でしかないのでしょう。拷問ですよ。ただ永遠に存在しろ!なんていうのは。

いくら人間が悩んだり喜んだりしていても、恋愛したり悲しんだりしていても、そういうものをいくらみてきても、そこに自分はいないわけです。
身体、命の制約、限られた時間の制約、重力の制約の中での存在になることでしか、自分の存在意義はないわけですね。その制約があるからこそ自由になれるのです。抵抗があるからこそ運動がおきるのです。

そういえば、いろんな映画で永遠の命ってテーマになりますが、それを求める人の欲望よりも、永遠の命をもった人の悲しみみたい方が、テーマとしては面白いような気がします。カーズも死のうにも死ねないので考えるのをやめたのです。

時々カラーになる瞬間はなんだったのか・・・でも、その瞬間、時代がいつなのかがわからないような白黒映像が流れる中で、カラーになったときに、現代にに引き戻されたような不思議な気分になりました。

後半部分で、現実の世界から見た映像がカラーで、霊(天使?)の存在からみた映像が白黒だったことはわかるわけですが、じゃあ、何で前の部分だけカラーだったり、薄い色だったりするところ派どういう意図でやられたのか、見返せばもしかしたらわかるかもしれないけれど、何度もみようとは思わないし・・・

最後、サーカスの女の人にあのままであえなかったらちょっとした悲劇だと思いましたが、とりあえずよかったです。

死にそうな人に東京・・京都・・・とか、いい続けていくところで、その後のシーンで歩き去っていくシーンでまたいろんな言葉を続けて言うところはなぜかぐっと来るところです。理解するとかいう次元でなく、感覚なのかなあ・・・そこで、人間は理解できなくても泣けるんだってなんとなく思いました。何で泣いているのかの理由も要らないのですね。きっと、感覚で泣けます。泣かそうというつくる側の意図で理由をつくらなくても、観客を泣かすこともできるのではないでしょうか。

子供のとき・・云々というところもとても印象に残るし、老人の言葉とか、広場はここじゃないとかいうところもなんかグッと来る。

同じ言葉を繰り返しつかうのって効果的なんですね。

・・・と言うわけで、ヴィムヴェンダース監督の映画は最近観るようになってきましたが、その中では、どちらかと言うと、ゴールキーパー的な感覚の映画のような気がしました。この詩的な感じが好きな人は好きなんだろうなあ・・・

というわけで、よくわからない映画でした。映画というのは、すべてをわからなくちゃいけないとか、そういうものではないのかもしれません。受け止めなんて人それぞれだしね。

スタートレック VGR / 反乱

2007年01月22日 | スタートレック
いきなりマキの反乱でビックリしていたら・・・(このシリーズの最初のことってぜんぜん知らないけので、そんなにチャコティは昔はそんなに悪い奴だったのかと勝手に思い込んでビックリしました。)マキの反乱を想定したホログラムの訓練用シミュレーションだったわけですね。それでほんわかムードになったと思ったら、またプログラムが悪用されて危険が迫ってしまうという、2回もビックリなお話でした。

その敵の変な人の存在も知らなかったもんで・・・

どちらが上を行くかのプログラム変更競争みたいなところも面白いし、最後はちょっとした機転で危機を脱したところも面白かったです。

キンキーブーツ

2007年01月21日 | 映画 か行
オープニングでデビッドボウイの歌に合わせて女の子がハイヒールを履いて踊ります。なんか寒気がするくらいいいです。

ところがこの女の子と思われた子は、男の子だったんですねえ・・・というとちょっと違うかな?でも、そういうことです。

お話の中で、ローラにとってのお父さんの存在の大きさがわかります。どれだけ愛されたかったかもわかります。お父さんに喜ばれたくてボクシングに打ち込んだり、マッチョになったり・・・でも、本当の自分の気持ちは隠せなかったんですねえ・・・大人になってから同じ場所でハイヒールで踊りますが、やっぱりそこでお父さんの幻影に足を止められてしまうシーンはなんとも悲しいシーンです。

チャーリーも同じです。伝統ある靴工場の社長として、多くの従業員をまとめていたお父さんはあこがれだったんでしょう。そして、お父さんに喜ばれたい一新で工場の後継ぎになろうとがんばったのかもしれませんが、自分はそんな器じゃないことも自分自身よく知っているわけですね。従業員も知っています。

基本的にとんとん拍子でそこはハリウッド的成功物語な感じのところはちょっとそこまで盛り上げなくても・・・という感じもしましたが、まあ、それはそれで良しとしましょう。

ここで大事なのは、工場は物でなく人というところですね。今の人を物扱いする風潮がありますが、やっぱり、本当の意味で生産部門の仕事と言うのは、人間があってはじめて成り立つわけですから、それを安易に安い賃金でいつでも首が切れるような労働者で工場がまわり始めてしまったら、結局それは、その会社事態の首をしめることになってしまうのではないでしょうか。金のもうけ方が安易になればなるほど、自らの基盤を弱めることになってしまうような気がします。
技術の継承とかもそうですし、会社への愛着、誇りもそうです。
だから、期限切れの食材で商品をつくれるし、不良品を売りつけても平気になってしまうのでしょう。