唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

エクスペンダブルズ2

2012年11月10日 | 映画 あ行
エクスペンダブルズ2 - goo 映画

オープニングの大騒ぎに度肝を抜かれ・・・
しかし、あれだけの銃撃戦でやられるのは敵だけというわかりやすい映画で、まるでゲームを見ているようでした。
あまりのめりこめずにみてしまったのは、キャラが薄いこと。キャラの設定が映画の太いところに流れているのではなくて、人間はただドンパチやるためのコマのようなものなので仕方がないことなのですが、そのせいで、物語の主人公たちの行動でなく、スタローン、ブルースウィリス、シュワルツェネッガーがやり取りしている。という風に、話の筋から離れたところでどうしてもみてしまいます。敵がジャンクロードバンダムなのも、中途半端さをつくってしまったかも。だって、殺すにしてもそれなりの敬意を払わなければならなくなってしまう。男と男の戦いみたいにしてあそこでバン!と一発撃ち殺しちゃった方が面白かったけれど、それはスタローンはできないでしょうね。それができないのは、スタローンのいいところでもあるのかもしれないけれど。

戦いの悲惨さというのはなく、無敵キャラが敵を撃ち殺す。無人戦闘機なんていうのが今問題になってますが、あれみたいなモンですね。自分は傷つかない。敵を殺すことはハッピー。それを見せるためにとってつけたストーリー。

ブルースウィリス、シュワルツェネッガーの演技が下手というか、完全に浮いてしまっているように見えたのはやっぱりアクが強い人たちを並列で並べても必ずしも3倍にはならないことをいたい形で出してしまいました。大物たちへの気遣いが話をつまらなくさせている。

でも、そんな中でチャックノリスはなぜかかっこよかった。自然体で、うまく調和していた気がしました。

唐突な登場も驚きで、何でってところもありますが、その前から彼らに協力するためにすでに雇われていたとすれば話のつじつまは合います。

そんなこんなで、やっぱりランボーを見たいという結論になりました。