唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

ミイラ展行きました。

2019年12月04日 | 博物館・美術館・資料館
子どもとか、30歳ぐらいとか、若い年齢が多くて、よく考えたら30代は今で言う何歳ぐらいなのでしょうか。
子どものミイラを見ていて、大きくなってどんな生活したのかなと思い、ハッと我に返って、そうだ、死んでるんだ…と、妙にさみしくなったり。
死体を見ている感覚がなく、ミイラという、愛されたその人に思いを馳せる感覚でした。生身の形見とでもいいますか。

中には、殺された…のもありますが、それはそれで、殺した方は残らないで、殺されたほうが歴史に残るんだから皮肉なものです。

死体の復活を信じてつくられたものは、形をのこされたことでなんか命を宿している気がしてくるし、自然埋葬の袋の中でずっと形を維持してきたものは、もう、それだけで歴史を生き抜いてきたような気がしてしまいます。死んで生を受ける特別な存在な気がします。
なんとなく、愛情を感じるのです。

でも、日本のミイラは、ちょっと感じ方が違って、執念、情念(?)のような、迫力を感じました。なんでだろう。生きているうちからミイラに自らなろうとしているからなのかもしれません。


藤城清治 卆寿記念90展

2014年10月12日 | 博物館・美術館・資料館
教文館という銀座の建物に行ってきました。建物が味がある建物で、中に入ってる法律事務所の入り口はなんか昔の映画に出てきそうは雰囲気。村岡花子とゆかりのある場所でもあるそうで。(テレビ見てなかったけど)

そして影絵の話です。
これって影絵なの?って思っちゃうぐらいのリアルさだったり、その中のデフォルメ感がまたいいです。
後ろから光を当てて絵を浮だたせるというのは面白いですね。
観終わった後に外に出たら、銀座の街が影絵に見えました。

ヴァロットン展

2014年08月15日 | 博物館・美術館・資料館
三菱一号館美術館でヴァロットン展を観てきました。
この美術館、とても雰囲気があっていいですね。
それでヴァロットン展。
心の闇とか、心がない人とか、人間の不安や狂気に、気づいてはいけないような、でも、実は気づいてるのを隠してるだけのような、不思議な空間でした。

絵の説明で、「事件の目撃者、または共犯者になる」みたいなことが書いてありましたが、後ろ姿が多いので、振り向かれたら、「み~た~な~」といって包丁もっと追いかけまわされそうで、みても見ないふりをしなくちゃいけないような作品な気がしました。

エル・グレコ展

2013年02月16日 | 博物館・美術館・資料館
テレビでやってたのを見て、行ってしまいました。
テレビで得た知識もあったので、これは初期の作品ですなあ・・・なんて心の中で知ったかぶりをして・・・

ジョジョの様なねじれ方をした天使・・・指の並びがなんか有り得ない感じになってる絵もありました。無原罪のお宿りのマリア様も手首を垂直にまげて胸を押さえている。ジョジョノあのポーズって、エル・グレコの影響なのかも。なんてことを思いながら・・・

色づかいもすごいですね。だんだん太陽の光が失われて、暗闇の中で神(?)の光だけがその人たちを照らしているかのよう。赤と青のエクスタシーですね。じとっとした毒気のある色です。

なんかテレビでも服装にいろんな色をあまり使ってないといってたけど、ほんと、そんな感じでした。
途中見た作品では、3Dのような質感を感じる絵もあったり、ほとんどモノクロの吸い込まれそうな絵があったり、天使の群れというよりは人面岩になっている絵とか・・・とても面白かったです。天に向かって集中線があるようなイメージもあります。人のねじれ方も天にひっぱられてるような感じもしないでもない。天に吸い込まれそう。細くて長いエスカレーターも天にいざなってくれるかのようでした。

そして最後の最後の無原罪のお宿り・・・・でかい!!遠くから見て、近くから見てしゃがんでみて・・・また立って遠くから眺めて・・・圧倒的な存在感です。

外にでて・・・太陽が出ていることになんとなく感謝しました。

館長 庵野秀明 特撮博物館  ミニチュアで見る昭和平成の技

2012年09月05日 | 博物館・美術館・資料館
8月24日だったかな?
特撮博物館を見に行ってきました。
場所は現代美術館。
庵野さんがつくった巨神兵の映像が見られるってんで、かなり楽しみ。

当日券も並ばないで買えました。
モスラ、ゴジラにはじまって東宝の特撮の模型が並べてあって、後はテレビの特撮のやつ、ウルトラマンシリーズやザボーガー、スペクトルマン、マグマ大使、そして、何と、ボーンフリー号まで・・・思わずボーンフリー号の5人と一匹!と心の中で音楽が流れてきちゃいました。そこだけが繰り返し流れてるだけなんですけどね。サンダーマスクは、親戚の家で聞いたソノシートのやつで、サンダーキック!というところで音飛びしてサンダーキックを連発するのがすごいはまって、サンダーキック!サンダーキック!サンダーキック!と繰り返すことだけを覚えています。スペクトルマンはやっぱり、スペートルマーン、ゴーゴーゴーゴーゴゴーと頭の中でなって。

いろんな番組の音楽を聴けるスペースがあると面白かったかもしれません。でも、ここは、特撮の博物館ですからね。テーマが違いますね。
いろんな模型があって、巨神兵までたどり着くのに2時間ぐらい経ったんじゃないでしょうか。

特撮というのは、本当に職人芸なんですね。子どもを喜ばすために大人が一生懸命に予算の制限もある中でいろんな効果を考えながら一生懸命作品を作ったんだろうなと。そこには魂があると感じました。だから、今でも、子どものときのことで終わらないで新たに感動することができるわけですね。

そんなこんなで、巨神兵。
巨神兵はすごいです。
特撮の技術が通用しなくなってCGになっていったわけではないことがよくわかりました。CGで作品を見ても何も面白くないと思います。そこに本当にモノがあるというリアルさは、やっぱりミニチュアならではなのでしょう。

巨神兵が終わると、そのあとも、巨神兵のやつの政策風景や特撮の取り方なんかの映像、またまた模型や道具なんかもあって、それはそれで面白そうだったけど、集中切れました。早足で出口に向かい・・・

最後に破壊された東京タワー周辺の模型がババーンと置いてあって、みんなでデジカメでばしばしとってて、そこがまたすごく面白くていっぱい写真とりました。

感想。エヴァンゲリオンを撮り直すんだったら、特撮でやったほうがいいと思いました。
そうそう、どこかのシーンだけアニメじゃなくて、ミニチュアで動かしちゃうのも案外、らしくなっていいんじゃないでしょうかね。ボンフリー号ですよ。


国立西洋美術館に行ってきた

2012年07月07日 | 博物館・美術館・資料館
数日前から漠然と美術館に行きたいと思っていました。
最近キリスト教の本を何冊か読んでいて、キリストの描かれている絵を見てみたいとなんとなく思っていて、それならやっぱり西洋美術館だろうなんて考えていました。

6日に行こうかなと思っていて、5日にたまたま寄ったデパートのチケット売り場に目をやったら、ベルリン美術館の特別展示をやっているチケットに目が入り、よくよくみると、西洋美術館って書いてあって・・・これは神様の思し召しだとおもい、友達を誘っていくことに。

雨が降りそうないやな天気でしたが美術館に入るまでは降らずにいてくれて、見物している最中は結構本降りでしたが、美術館を出るころには雨もほとんどやんでいて、これも神様の意思なのかもしれません。

場当たり的な行動でしたけど、結果的には大当たり!でした。西洋美術の400年を学ぶと書いてありましたが、その400年は、やっぱり宗教と・・・キリスト教と結びついていることも感じられて、とてもよかったです。

本を読んでいて、ある程度の知識を得た上でその絵を見たので、少しは深いところでできたかもしれません。
絵の中に表現されているエピソードがどこの場面なのか、正確な認識には程遠いにしても、想像できて、とても楽しかったです。
その中でも聖カタリナさんが書いてある絵がとても印象的で何でも、殉教した人は棕櫚の葉を持っていて、カタリナさんがかかれるときには拷問で使われた車輪が描かれているとかで、その人の特徴的な「しるし」で誰を書いているのかを伝えているところがすごく面白くて、偶像を認めないキリスト教ではありますが、聖書の文字を読めない庶民にもこういった形でいろんなことを絵と言葉で伝えて信仰を広げていったのだろうと思いました。

最初の方の彫刻では、彩色の跡があっるとか書かれていると、なんかすごく歴史を感じて、どんな彩色が施されていたのだろうかと、思いをはせたりなんかしちゃって。
彩色といえば、この前見た大英博物館のギリシャ彫刻のやつ、白い大理石がギリシャの特徴だと思っていたのは間違いで、実は極彩色が施されていたというから驚きです。そんなのも見たこともあって、余計そこは気になりました。

この美術展の売りだった首飾りのやつは、人だかりもあったこともあって、軽く見てスルーしてしまったので、今考えるともったいないことをしたと思いました。図録の表紙にもなっているほど、超目玉だったはずなのに。それをスルーするなんて。ホームページの壁紙をダウンロードしてみてますが、それでは光のなんたらは感じられないのでしょうね。

というわけで、美術・芸術にも歴史があるとあらためて感じました。
歴史的な価値、政治的、歴史的背景もそうですが、そのころの技法なんかも歴史に制約されているし、そういったことも考えて一つの作品を見ると、平面だった一つの絵が立体的に見えてくるかも。そんなことを考えました。

漫画展 中国からの引き揚げ~少年たちの記憶

2010年10月10日 | 博物館・美術館・資料館
中国か引き揚げの体験をもつ漫画家が、自分の体験や記憶、聞いた話なんかをもとにして、それを一つの絵にしています。

写真とっていいですか?と聞いたら、一つひとつの作品はだめだというので、撮りませんでした。

みなさん、子どものころの体験なので、目線も子どもなんですよね。

大人の目線じゃない絵というのがとてもいい。

ちばてつやさんの、中国の街を冒険してる絵とか、バロンさんのあじあ号とラッパと赤い夕日とか、五右衛門風呂の2枚の絵(は誰だったかな?)とか、B29と日本のちっちゃい戦車とか、女の人の優しいタッチの絵で書かれたのとか…

遊んだり、食べ物をもらったり、中国の人たちと子どものちょっとした心の交流、逆に、日本人への反感を感じる絵、引き揚げのときの船を見たときの臨場感。日本についたときの子どもにとってのはじめての祖国の印象、大人たちの気持ち、絵から色んなものを感じました。

写真では感じられないものですよね。

あと、共通して、ロシア人に対する印象が悪いですね。負けた後の苦しさ、乗り込んできたロシア人の横柄さ。そういう共通の体験をしているようです。

絵に添えてあるコメントがまたいいです。

日本科学未来館

2008年08月28日 | 博物館・美術館・資料館
子どもがいっぱいで、一生懸命メモをとってる子とか、体験コーナーに夢中になってる子とか。子どもがこういう科学の最先端にふれて興味を持って、未来の科学者になっていくのかもしれませんねえ・・・そういう場所としてとても大事な施設だと思いました。

海底探査をする「しんかい」とか、宇宙ステーションとか、写真のようなでっかい地球とか、ロボットの実演もやっていて・・・時間を合わせれば、いろんな映像とか、アシモとか見れるみたいだし。こういう体験は大事です。

宇宙ステーションの中で、天井を見上げると、いっぱい取っ手がついていて・・・「これなんですか?」とスタッフのおじいさんに質問したら、収納スペースだそうで。あと、その場所のいたるところマジックテープがついていて、とりあえず物を置いておきたいときにそこに貼り付けるんだとか。無重力空間では者が飛び交っちゃうので、そんな工夫もあるんですね。

人間の構造のところでは、DNAとか、ゲノムとかなんとか、何がなにやらです。想像もつかない世界です。

宇宙の果てから深海、物質の一番小さいところまで、科学はいろんな広がりを見せています。

翼竜の解明も科学の発展により始めて飽きたらカになるわけだし・・・一分野の発展は、他の分野の発展にもつながる、相乗的なものですね。

いろいろ見てたらまた、人間に社会の小ささをまた感じてしまいましたが、でも、だからどうでもいいじゃないとは出来ませんから、人間社会に生きている以上、そこを避けるわけには行かないので、(仕方なく)立ち向かっていく決意を・・・(なんのこっちゃ・・・)
ある人が言っておりました。「住みにくい社会だと思ったら、その中でどう生きようか悩むんじゃなくて、その住みにくい社会そのものの枠組みを変えればいいじゃないか!」と。まあ、そういうことです。(ほんと、なんのこっちゃですね)

世界最大の翼竜展

2008年08月28日 | 博物館・美術館・資料館
あまり期待してませんでしたが、結構面白かったです。

翼竜が何で飛べたのか。骨に細かい空洞があって軽くなってるとか。今回話題の大きい翼竜(名前がわからない・・・)(それぐらい調べて書き込めよ!)(勢いだけの男だね。君は・・・)(勢いもないか・・・)(思いつきだね)(思いつきというか惰性というか・・・)(いいかげんやめよう)
・・・失礼しました。その翼竜も人間よりもはるかに大きい体をしているのに、体重は70キロ程度だったといっておりました。へえ・・・ですね。

あと、白亜紀になると、大型化していき・・・また、多様化して進化のピークを迎えるわけですが、始祖鳥など鳥の祖先が小さい翼竜の住み場所をなくして末期には大型の翼竜しかいなかったんだそうな。そこで隕石の衝突で、その残された大型の翼竜も死に絶え、翼竜の時代は終わったといっておりました。隕石が直接的な原因ですが、進化の多様化が止まって、種類が少なくなってきたことも大きいんですね。勉強になりました。
こういう恐竜の話なんかきくと、人間が生き延びるか絶滅するかなんて、本当に小さい小さい出来事なんだなあ・・・と、思ってしまいます。

あと、面白かったのが翼の構造で、ながーい羽の半分から先の関節は第4指という指何だそうで・・・あんな細くて長いのが指なんて・・・つき指いっぱいしちゃいそうですが・・・動物の進化ってすごいですね。

あまり恐竜が好きでない・・・というか、興味がない友達を無理やり引っ張り出して見に行きましたが、その友達も結構楽しんでくれてよかったです。


品川水族館④ ピラルク

2008年03月05日 | 博物館・美術館・資料館
熱帯魚のところはアマゾンの川を再現したようなつくりで、暗いところで雷が鳴って雨が降って日が昇って明るくなったりで、なかなかいい演出だと思いましたが、サンシャイン水族館でも同じような感じだったかもしれませんね。薄れた記憶で書いてるのでよくわかりませんが・・・・

このピラルクは1・5メートルぐらいかな?あれ?もうちょっと小さかったかな?いや、もっと大きかったかな?なんにしても、ピラルクとしては中型なのでしょうか?小型なのかな?少なくとも大型ではありません。それでも大迫力です。
うろことか、頭のところとか、すごい硬そう・・・

EPSON品川アクアスタジアム

2008年02月27日 | 博物館・美術館・資料館
こんな映像ですいませんが・・・

ここは、水族館というより、イルカとかのショーを見るために1800円払ったようなもんです。

友達は、調教のお姉さんのおしりが気に入ったと、言っておりましたが・・・そんな下心で見に行ってはいけません。ちゃんと、オキゴンドウと仲良くするお姉さんに「なんかいいなあ~」と思わなくちゃいけません!

2人がそんな風になってしまったきっかけは、前から2番目に座った時に近くにいたそのお姉さんにそこは水が飛んでくるかもしれません。大丈夫ですか?」と笑顔で忠告してくれたからです。その場所にいたら、確かにお姉さんは近くに見えたかもしれませんが、水をもろにかぶっていたでしょう。
オキゴンドウが飛んだ時、4段目にいた人までもろに水かぶっていましたから。

おねえさん!ありがとう!水から救ってくれて・・
水に入らないのに、ウェットスーツを着ていたのは、ゴンドウさんに水をかけられるからなのですね。
エサをあげるあなたの姿はすてきでしたよ!ゴンドウさんがうらやましい。

くだらない話しはおいといて、そのイルカたちのパフォーマンスはすごかったです。イルカに乗った少年か?海のトリトンか?といわんばかりのパフォーマンスもありました。まあ、デートには最適ですね。オキゴンドウの近くにわざといて、水がかかった瞬間に抱きついちゃうとか、ありですよ。きっと。

品川水族館②

2008年02月27日 | 博物館・美術館・資料館
入場すると、ニジマス、ヤマメ、イワナが泳いでいてびっくり。上流から下流に下っていくという設定のようです。

画像が荒くてすいません。ケータイで取ったのですが、サイズを大きくしたらこんなになっちゃって・・・
これはオオカミ魚ですね。
こわいですね。

さめが怖いです。正面からにらまれたら足がすくんでしまいます。でも、狭いところでボーっとしてるマンボウも怖かったです。

でっかいエイとか、ウミガメとか、色々泳いでいる海底トンネルみたいなところがすごかったです。