イワン・イリイチの死/クロイツェル・ソナタ (光文社古典新訳文庫) | |
トルストイ | |
光文社 |
なんか、生きるのは苦しくて、死ぬ瞬間はすごく肉体的にも精神的にも気持ちいいのかもと思ってしまいました。
記憶にはないけれど、実は生まれた時が一番苦しかったりして。なんて考えました。
自分が築きあげた幸せと思っていたものが実は違うのかもしれないと死ぬ間際に考えてしまう残酷さって、どうしようもないですね。でも、どんな人にも、共通に訪れる安らぎは、本当に死ぬ瞬間なのかもしれません。
もう一つのほうは、もう、女ってこえー!でも、それを作り上げた男社会と男のエゴが一番こえー!って感じでした。愛ってなんだっけ?マジでわかんなくなりそう・・・。
自分を殺した人を恨みながら、その恨む人の目の前で、ゆっくりと死んでいく。それがその恨んだ人に対する復讐でもある。最初に言った死ぬ瞬間の安らぎなんて考えられないね。
刺して殺すんだけど、それがセックスとダブるみたい。