唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

バカの話は必ず長いという本を読んだ

2012年10月21日 | 
自分の周りの人で、話が長い人が結構いて、結論が何なのかがわからずにだらだらし話したり、同じことを何度も言ったり、あーとかうーとか言って、それがまた濁音になって耳障りだったり、いろいろ音を立てる人がいたり・・・自分は話は短いと思っているんだけど、思い込みかもしれないし・・・聞く態度もあまりほめられたもんじゃなく、退屈そうにボケーっとしたり時計を気にしてるように見せたり、いつの間にか腕組みして話していたりしてます。


この本を読みたくなったのは、どれだけ自分が話を短くまとめられるか、話を聞くのが上手か、優越感に浸るためでしたが、そういう思い込みがバカな証拠ですね。

話が長いのは、コミュニケーション不足からそうなるということらしいです。
会話や会議には相手がいて、相手と時間を共有することであり、現代社会は良くも悪くも時間に追われる時代で、相手の時間を大切にする思いやりが大事なんでしょうね。時間だけでなく、会話は自分の気持ちを理解させるものでなく、相手の気持ちを理解しようとする姿勢が問われることをあらためて感じました。

コミュニケーションのとり方のマニュアル本です。前半はぱっと読んで、後半はさっと流して読みきりました。
結局テクニックが大事です。訓練が必要です。日々精進です。相手にバカな話をさせないために会話をコントロールしなければならないようです。でもそれって、相手をバカにした行為のようにも思えます。



キリング・ショット

2012年10月14日 | 映画 か行
キリング・ショット - goo 映画

ブルースウィリスさんの出番が少なかったところがちょっと残念でしたが、物語的には出番が少ないことがいい効果になっていると思いました。

しょっぱなからラストじゃ、先の楽しみないじゃん!!と思わせといて、やっぱりそれだけでは終わってないところのつくり方はとてもかっこいいというか、この手の映画のおしゃれな感じがあってよかったと思う反面、やっぱり最初に死んだ女の人が結構いい味出しそうな予感もあったのでなんか残念です。心境的には複雑です。いいセリフを言ってるけど、この人死んじゃうんだよなぁ・・・って、何度か思いました。

主人公の女の人は前半のシーンではちょっと馬鹿っぽさがいやでしたが、これは後半盛り返して、結構良いじゃんって思わせてくれました。

しかし、人を殺すって、映画の中では当たり前の行為になってますよね。いいとか悪いとかじゃなく、映画で血を見ることになんとも思わないのは、自分が慣れてしまったせいなのか。それとも、うげーって思わせないようにつくられてるからなのか。

最初に死んだ女の人のことで考えたのは、映画のつくり方として、最初に殺しといて、その後どんどんその人間像を膨らませることで1人の死というただの数字をひとりの人生の終わりに結びつけるような手法も面白いかも。と思って・・・でもそんな映画どこかであったような・・・そういえば蛍の墓はまさにそれでした。あと、題名忘れたけど、上野樹里さんもそんなやつやってましたよね。映画サークルみたいなやつ。

アーティスト

2012年10月04日 | 好きな映画・良かった映画
アーティスト - goo 映画

こういう映画好きです。
落ちぶれた主人公、それを支えたいと思う女性。でも、その行動がストレートに伝わらずにプライドを傷つけ余計にみじめに感じられて…そして彼女から離れて行ってそれで今度は女性が傷つくみたいな。でもよく考えたら、それは男の側からみた論理かもしれませんが。役者さんって大変ですね。

音の使い方がとても素晴らしいです。
トーキーが主流になった時の恐怖が音で表現され、そして最後の場面で声が出たときの何とも言えない雰囲気。
やはり時代が移り変わり、新しいものに変わっていくのは仕方ないことですが、本当に声が映像から出るというのはその後の映画を変えた革命だったんですね。
その後の変化、たとえば3Dとか、CGとかは、その時の大きな変化ほどのインパクトはないのかもしれません。3Dだからなに?CGだから何なの?って感じですもんね。