唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

台風と新宿西口と泥ほうれんそうとおがくずアイスと熱いチャイ

2011年07月24日 | ほか
新宿西口を出て、新大久保側にまっすぐ線路伝いに行ってちょこっと右に曲がったところにあるインド料理屋さんに友達と行ってきました。

台風が迫る中、雨も時々強く降ってきて・・・

お店は白い像がお迎えしてくれていて、中に入ると、東南アジアのどこかの屋台に来てるみたいな気分になります。これで込みだしたらさぞかし活気が出てくるんだろうな…なんて思いながら。

迷ったときにはコースをということなので、3000円の安いコースを注文。最初におまめがいっぱい入ったサラダ(おいしい!)。あと、南部せんべいの塩味を薄っぺらにしてブツブツさせたような変なお煎餅と(ブツブツがみてて気持ちいい)、カシューナッツを炒ったやつ(炒るだけで料理になるんですね)、そしてタンドリーチキン・・・自分はカジキにしましたが・・・ミントの変なソースが緑色でいいかも。それで、自分が頼んだほうれんそうとインドのチーズのカレーとかなんとか。ほうれんそうがペースト状になっていてお皿にびっちり入ってて。うまいという表現はできないですが。ナンがとてもおいしいので、何とか完食しました。あの白くて四角いのがチーズということなのかもしれないですけど、豆腐にしか感じなかったです。
ナンはお代わり自由とのことでしたが、その必要ないくらいお腹いっぱいになりました。

そんなこんなで、今度はバナナの輪切りが出てきたと思ったら、ココナッツかなんかのアイスクリームでした。上から順々に層になっていてそれぞれの食感がちがくて、シャキシャキシャーベットのところはとてもおいしかったです。一番最下層のおがくずアイスはちょっと不思議な感じでした。

最後にアツアツのチャイ。いやあ・・・おいしい!なんか、心が落ち着く。

なんだかんだで1時間半ぐらいですかね。お腹いっぱいになって帰ってきました。

朝起きてうんこしたら、ああ!ほうれんそうだ!と納得できるいつもと違った色をしてました。さすがにあの強いグリーンの色のまま出てきたら驚きですけど、そこまではならなかったです。

ジェネレーション・スワイン / モトリークルー

2011年07月23日 | 音楽
ジェネレーション・スワイン
クリエーター情報なし
ユニバーサル インターナショナル


買ったのはいいけれどあまり聴かないでずっと棚に置いてあったやつです。

今も余震がありました。
忙しいのと、震災の影響もあり、落ち着かない状況で寝ながら聴いていたら、雰囲気が面白くて、何度か聴いています。

モトリークルーは、中学校か高校の頃、スモーキング・・のPVで知ったわけですが、その後もその前とか後のやつをPVを通じて知っていったわけです。
第1印象は、「ヴォーカルは女か?」ということでした。
あと、昔の見てると、なんかB級映画っぽくて、素人っぽい感じもしました。
ドクターフィールグッドで何となく盛り返した印象もありましたが、自分がHM自体から離れていったのもあって、その後は何の情報もなく・・・
それでたまたまCD屋さんでこのアルバムを見かけて、買ってみたんですが、ほとんど聴くこともなく…

なんとなく、つかみどころがない感じが今とても新鮮に感じます。
声が抑えられた感じもあって、ほかの楽器に交じりこんでいる感じが、なんか面白いです。そんなに声を張り上げるでもなく…
一曲目なんか最高です。聴きやすいくせになじめない感じが。
大人になったということなのでしょうか。
自分が?モトリークルーが?よくわかりませんが…

今はどうしてるのかな?まだアルバムとか出して頑張ってるのかな?
そんなことも知らない状況です。これは、モトリークルーだけに限らないけど。

2011-04-19 23:25:00

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

聴き続けています。
かなりはまってます。
酒を浴びるほど飲み続けようぜ!いけない薬もやっちゃおうぜ!パーティーやろうぜ!セックスしようぜ!気に入らないやつはタコ殴りにしようぜ!かねはいっぱいあるぜ!信号無視してバイクで突っ走ろうぜ!女の子を乗せてオープンカーでぶっ飛ばそうぜ!自分のモトリークルーのイメージです。

そのイメージとはちがう、なんか、落ち着いたプロっぽい大人の作品です。
ほんとうにモトリークルーなの?っていまでも信じられないです。
こういう作品もつくる才能がある人たちだったんですね。でも、やっぱり、モトリークルーらしい作品ではないということでしょうか。もしかしたらこのままの路線を進んでいけば、伝説化してしまうのではないか。なんて勝手に思い込んでますが。でも、たぶん、モトリークルーはモトリークルーらしさを求めてニュータトゥーをつくったのでしょう。

わかりやすいメロディの一つ一つは稚拙な感じがするんだけど、その音の重ね方が大人な気がするんですよね。それで結局いつのまにか、その音を求めてる・・・完全に手のひらの上で踊らされていたことに気付く・・・みたいな感じです。

ゲキトウ  / 島本 和彦

2011年07月23日 | 
ゲキトウ (リュウコミックス)
島本 和彦
徳間書店


1巻を発売当時買いまして、すごく面白く手続きを読みたいとずっと思っていました。
2巻は出なかったみたいですね。
それで、その本では読むことができなかった続きが書いてあるのでこの本を買いました。
やっと念願がかなって読むことができました。大満足です。もうちょっと先まで見たかったですけど。

3月のライオン 6 / 羽海野チカ

2011年07月22日 | 
3月のライオン 6 (ジェッツコミックス)
羽海野チカ
白泉社


単行本になったら必ず買うマンガははじめの一歩と、ガンダムオリジンとこの3月のライオンぐらいか・・・あ、一応アオイホノオも買ってました。吼えよペンを読んでいなかったら羽海野チカさんって知らなかったしなあ・・・
一歩はもう宮田戦が無しになってから惰性マンネリから抜け出せなくて落としどころに苦労してるみたいだし、ガンダムも面白いけどある意味惰性な気きもするし。次を早く読みたくて発売を心待ちにしているのは3月のライオンだけです。
他にどんなマンガがあるのかもぜんぜん知らないけれど・・・
そういえば、ガンダムは連載は終わったみたいですね。お疲れ様でした。

3月のライオンはこれからどう進んでどう終わっていくのかすごく楽しみなんだけど、同時に終わってほしくない作品です。ぜんぜん終わりそうな気配はないですけどね。だけド、ヒカルの碁みたいにさくっと無理やり終わっちゃうこともあるし・・・どこで落とすのかは腕の見せ所ですね。

登場人物たちの心模様が描かれていてとても良いです。特にこの巻は、学校でいじめられているひなちゃん(かわいい!)をどう救うのか、答えが見つけられないままあがくれいくんがとてもいいです。ももちゃんがちょっと出番が少なかったけど、それでもポイントでポッをでてあふれんばかりのかわいさオーラを出しています。

一人ぼっちの修学旅行、れいくんの登場はどらまですねえ・・・あんなことされたら女の子は・・・お日さまにあたったちょっと汗ばんだひなちゃんの髪の毛のにおいまで伝わってきそうな・・・。

あとは心友君の病気エピソードですね。心友君の将棋にかける並々ならない意気込みのウラが見えてきて、その2つのことがれい君を人間的にも棋士としても一つ乗り越えさせたような気がします。

ヒナちゃんに寄せる助けたい気持ちとか、あかりさんに自分の心をさらけ出すところとか、そして、大きな対戦を前にした心友君・・・は失礼ですかね二階堂君に「お前なら大丈夫だ!」と、不安な気持ちを落ち着かせるところとかれい君の成長が伺える6巻です。一歩みたいに100巻近くなってもまだ日本チャンピオンみたいな引っ張り方はする必要ないけれど、長く続いてほしいなあ・・・

みんなが身近にいる人みたいに感じるってすばらしい。だからこそ、この先、どういう人生を歩んでいくのか、とても気になります。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地争覇

2011年07月22日 | 好きな映画・良かった映画
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地争覇 デジタル・リマスター版 [DVD]
クリエーター情報なし
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン


実在した武術家、黄飛鴻(ウォンフェイホン)のお話。
シリーズ3作目です。リーリンチェイはやっぱりすごい。動きがしなやかで美しいです。見とれてしまいます。

DVDに一緒に入っていたウォンフェイホン伝説3というのも見たけど、獅子舞も武術的な意味合いがあるんですね。獅子舞を立派に見せるには武術の心得が必要だとか。実際に、黄飛鴻も獅子舞が得意だったようです。


西太后が諸外国に中国の国力を誇示しようと獅子舞で武術を競う大会「獅子王争覇」を開催しようとしていた・・・この大会に乗じてロシアが西太后の側近・李鴻章の暗殺を画策・・・とDVDの解説に書いてあるように、黄飛鴻が生きていた時代の歴史的背景も出てきます。まあ、なんかこじつけっぽくてちょっと違うんじゃないの?と思いながら、でも、今それを説明するほどのその辺の記憶がないのが情けないところですが、なんにしても、中国が歴史の転換期に入ってきて、歴史に人々が飲み込まれていくような、損な大きなうねりみたいなものを感じました。

中国のことは中国が決める!ロザムンドクァンさんはいつ見てもかわいいですよね。あれ?話が違ってますが・・

アイラブユーとフェイホンに言わせてうっとりしている顔は本当に美しい・・・
あと、黙って旅立とうとするシーンの髪型が素敵です。

鬼脚がまたいい味出していて、雨の中のシーンは思わず泣けてしまいました。

日本人の坐り方

2011年07月20日 | 
日本人の坐り方 (集英社新書)
矢田部 英正
集英社


正座が正式な座り方じゃないなんて!!
といううれしい本です。
自分が得意ないわゆる女の子座りも昔の人は男の人も使っていたみたい。
古い絵や写真、古文書から、日本人の座り方を解説してくれ、日本人が座り方にとてもこだわっていたことにあらためて驚き、その日本人らしさが消えて行ってることが少しさみしい…
生活が変われば体も変化していくのは仕方ないことだけど、せっかくの特技を失っていくのはやっぱり寂しい。

日本人であることが何となくうれしくなる本です。
日の丸君が代が好きになるとかいうことじゃないですよ。
むしろ、そういう型にはまっていなかった・・・というか、幅のある型をつくっていた日本人の本当の姿がとてもうれしい。

老人と海

2011年07月20日 | 好きな映画・良かった映画
老人と海 [DVD]
クリエーター情報なし
紀伊國屋書店


1990年の与那国島。ヘミングウェイの老人と海をモチーフにつくったドキュメンタリーです。若い漁師が大きな船で力強く往来する中、小さい船で82歳の漁師が毎日漁に励んでいます。
小説のように、とれない日もあって、小さい船の海を切る小さな波がとても哀愁が出ています

毎日毎日(?)漁に出て帰ってくる。そのことを営々と積み重ねて生きてきた。漁をするという一つのサイクルの中で人生を形づくっていた感じがします。

おじいちゃんとおばあちゃんのただいるだけの関係性にとても深みを感じてそれも素晴らしいです。

若い人たちの力強さもとてもすばらしい。

町全体が漁とするという一つのサイクルの中で動いていることが感動です。

本当に長い時間をかけてつくられたその町の文化なんだと思います。

あらためて、東日本大震災は、そういう積み重ねてきた文化を奪い去ってしまったと感じます。

あと、荒れた海は怖いです。でも、すごいきれいな景色です。
海は怖くもあり美しくもあり・・・浮いているブイにとまっている鳥をみてると、水ばっかりの世界なんだとあらためて感じて、陸地って小さいんだなあ…なんて思ったりして。我にかえって陸上にいる自分にちょっと安心しました。


原発のウソ  / 小出 裕章

2011年07月14日 | 
原発のウソ (扶桑社新書)
小出 裕章
扶桑社


原発は恐ろしい…その恐ろしさがよくわかる本です。
原発そのものが恐ろしいだけでなく、それを推進する人たちのウソ・・・安全神話という思い込みというよりは、安全神話自体が作為的にウソでつくりあげられ、そのウソを覆い隠すためにまたウソをつくという、ウソの悪循環、原発は海温め装置という言葉がありましたが、ウソ製造機でもありました。電気を流すという、1%の真実のために9%ウソの仕組みをつくっている。そのウソを信じ込まないと、原発なんてどう考えても危険で金がかかって環境にも全くやさしくないものを推進することなんてできないんですね。

そういった警鐘はいろんな形で出されていたにもかかわらず、自分はそれを受け止めるアンテナを張っていなかったために、知らずにこの大事故に直面してしまったわけです。

直面というと、大袈裟な感じもちょっとしますが、冷静に考えると、大げさでなく、福島第1原発の事故は、終息したわけではなく、いまだに被害が広がる恐れを持ちつつ・・・政府や東電は情報を小出しにしていることで専門家の分析、議論を進める障害になっていて、それが解決を遅らせることにもなりかねない。いまだに安全神話にしがみつきながらことを納めようとしていることで、さらに傷口を広げているというのが実態なのではないでしょうか。

実際に命をかけてこの大事態を収束させるために命をかけて現地に赴いている人もいるけれど…チェルノブイリの話を聞いたら、いまだにチェルノブイリが収束していない事実も知り、それでもこの状態までこぎつけたのは、ソ連特有の人間をただのコマのように扱う人海戦術があったればこそのような気がして…どうじに、今の福島の実態も、命がけで現地に人を次々と送り込まなければ、どうにもならない状態。現状維持がとても難しいのかもしれないと思いました。

安全神話のウソから脱却して、事実をきちんと表に出していまの事態を国民がきちんと認識できるようにすることが大事だと思います。
知らないまま死ぬよりも、ある程度の覚悟も真実を知らなければ覚悟しようがないし…

ということで、これから原発に頼って生きていくかどうかの選択がとわれていますが、どっちにしても、原発問題は事故の問題にかぎらず、向き合っていかなければならないことを考えさせられました。

原発って難しそうで向き合いづらいけど、この本はとても読みやすかったです。

ホーホケキョ となりの山田くん

2011年07月14日 | アニメ
ホーホケキョ となりの山田くん [DVD]
クリエーター情報なし
ブエナ・ビスタ・ホームエンターテイメント


最初見たときはあまり面白いと思わなくて・・・次に観たら、案外面白くて…でも、こんかいみたら、また最初の印象に近い感じがしました。

家族の中の生活。平凡で何にもなさそうな生活の中に、ドラマがあって、そういったドラマの中で家族のきずなが深まっていく。それぞれにとっての当たり前の家族が出来上がるわけです。でも、その家族像がなぜか崩れている感じがするのも社会の崩れなのでしょうか。

一人暮らしをして20年、新しい家族を手に入れることもできずにここまで来てしまいました。
だから、この何でもない、家族の姿がとても輝いて見えます。

心に染みたシーンは旦那が酔って帰ってきて、妻がテレビドラマを見てて、旦那は愚痴っぽく色々言いながら、妻はそれを聞き流して、お互い別のことをしながら、でも同じ場所にいる。言葉を交わすでもなくただ2人がそこにいる。そして夜が更けていく…なんか美しい‥‥

アンダンテ ~稲の旋律~

2011年07月14日 | 好きな映画・良かった映画
アンダンテ~稲の旋律~ - goo 映画

映画『アンダンテ ~稲の旋律~』 オリジナルサウンドトラック <ピアノ曲集>
クリエーター情報なし
サウンドジュエルレコーズ


稲の旋律
クリエーター情報なし
新日本出版社


品川区内で上映会があって、翌日がとても大事な会議があって、「そんなの行ってる場合か!」と言われながらも、むしろ言われてしまったことで余計に行かなきゃいけないと反発し・・・(笑)行きたいという思いは、行かなければならないという思いになって、強行して行ってきました。いやあ・・・おれって頑固ですね。

それで、そんなふつふつとした怒りと忙しい中でてきてしまった罪悪感もちょっとだけ感じながら、映画を見はじめました。

映画の主人公「藪崎千華」は、母親の強い希望で幼い頃から音楽の道を歩むが、音楽社会の競争は厳しく次第に自信を失くしてゆく。やがて自分自身をも見失い登校拒否となり、大学中退を余儀なくされる。大学中退後、アルバイト生活に入るが、職場での人間関係がうまく作れず、仕事を転々とする生活を繰り返し続ける。そしてとうとう、一日中家に閉じこもるようになり、日毎の両親とのいざこざも絶えなくなってしまう。そんな自分を思いつめた千華は、千葉県の水田へ、「誰か私を助けてください。」と書いた紙切れをペットボトルに詰め、「心のSOS」として置いてくる。暫くして、この水田の持ち主でありペットボトルを拾った広瀬晋平から手紙が届く。その手紙の内容は真剣に千華のSOSに応えようとしていた。千華は、自分はどのような人間か、どうして他人と会うのが怖いのか、長い長い手紙を晋平に送った。こうして始まった千華と晋平の交流は、千華のひきこもり生活を徐々に変化させていくのだが・・・!(公式HPより)

最初の主人公の心の荒れた感じは、そのまま自分の苛立ちと重なってなんか、落ち着きがない状態が続いていました。
何でそんな動揺してるのにクルマに乗っちゃうんだよ!がまんできないじょうたいでいるのになっぜそこだけすなおにしたがっちゃうんだよ!ああ・・映画のためとはいえ
自分を追い込むのはやめてくれ!父親も、そんな長年娘と付き合ってきて、そういう状態に追い込んでおいて、そこを何にも理解せず、映画のためとはいえ、平気で追い詰めるセリフを吐き散らす。わざと娘を追い詰めてるとしか思えない。長年の積み重ねを感じさせない何かとってつけたような主人公を追い詰めるセリフ、母親も、自分のできなかったことを娘に全面的に100%押し付ける人がいるのかとあきれるぐらいに主人公を追い詰めて…

ペットボトルのSOSにはちょっと違和感を感じるところもあります。電車から見た風景、稲が風に揺れて奏でるメロディを聴いているうちに、カノンが頭の中をながれた。透き通るような風の流れでできる稲の波のシーンはとてもきれいでした。でも、そのすごい景色とSOSというぎとぎとしたというか、殺伐とした文字が合わないし、そのきれいなところにペットボトルを投げてしまうというところもちょっと疑問があるところです。そのきっかけがなきゃお話は始まらないわけだけども・・・

すこし、おもひでぽろぽろと重なりました。
あの時疑問に思った人間に嫁いでいくのか、土地に嫁いでいくのか、今回は、違う意味で同じものを感じました。
素敵な男性が自分を取り戻させてくれたのか、それともその土地、農業の営みが取り戻させてくれたのか。
いや、両方なんですけどね。
その男性が好きな人は自分じゃないと悟った時に一度そこを逃げ出します。でも、そこで手に入れたすべての者をこんな形で捨ててしまっていいのだろうか。恋愛感情で結びつくのは大事だけど、人生って恋愛だけじゃないですもんね。恋愛だけで立ち直るていどの苦しみではないし、それまでに得たものは失恋によってすべてお失うほどの軽薄なものではなかったということですね。

さいごの稲穂の中でのカノンが心に響く・・・という終わり方ですが、男はひどい奴です。そこでプロポーズかよ!って感じです。主人公の気持ちも知っていながら、あれじゃ、主人公を利用したともとられかねない。
お母さんも結局ピアノを弾く主人公を愛しているとも思われかねない終わり方のような気がしますが…
そんなことはたまたま偶然です。それまでの流れを見ていれば、それはないこともわかりますが…

そして、いきなりなんかきれいなドレスを着て主人公が歌いだした!
とても素敵な透き通る声です。
それではじめて、この女優さんは歌を歌う人なんだとわかったわけです。

今回、文章の中で突っ込みをいろいろ入れてしまいましたが、そんな細かいところはどうでもよくて、とてもいい映画でした。
会場を出るころには、あれだけざわざわしていた自分の心が、アンダンテになっていました。
いい映画を見た後の変な虚脱感を心地よく感じながら、そのあと夜中までそんなことをしている場合ではなかったのかもしれないとは全く思わず、むしろ、これを見たことを力に、明日の大事な会議の準備に入りました。

農業万歳!

あ・・・もう一つだけ。
農業の問題を飲み会の場で難しそうに話すシーンはいらなかったと思います。あれは無駄なシーンだったんじゃないかな。

なでしこ、決勝は米国と…スウェーデンに快勝

2011年07月14日 | スポーツ
なでしこ、決勝は米国と…スウェーデンに快勝(読売新聞) - goo ニュース

すげー!ここまで来ちゃった!
すごすぎて言葉にならない…

ワールドカップ前になんかドキュメント番組で、アメリカに遠征に行ったとき、連敗してましたよね。いい戦いをしながら最後は力で押し負けられちゃうみたいな。でも、こういう形で勢いをつけていれば、ひょっとするとひょっとするかもしれません。逆に疲れ果てて…なんて結果もあるのが決勝戦ですが…

どっちになったとしても、すごいことには変わりはないけれど、せっかくここまで来たら、最後まで突き進んでほしいものです。アメリカもそう思ってるんだろうけど。