唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

ラストゲーム

2009年02月27日 | 映画 ま・や・ら・わ行
ラストゲーム [DVD]

ギャガ・コミュニケーションズ

このアイテムの詳細を見る


バスケットの映像が美しいですね。なんというか、肉体も芸術です。いや、そんなシーンはないか。なんというか、ボールを投げる動作に科学があるというか、人間の知恵の集大成があるというのか・・・いや、そんな話でもありません。

一流のスポーツ選手になるということは、いろんな意味で大変ですね。

人間的にしっかりしていないと、その社会の悪い部分に飲み込まれてしまうかもしれません。そんな話でもないですが。

ジョボジョボビッチさんの裸が好き。

大病人

2009年02月25日 | 好きな映画・良かった映画
大病人 [DVD]

ジェネオン エンタテインメント

このアイテムの詳細を見る


ガンであと一年の命・・・
そのことをその人に伝えるか、伝えないか・・・
残り3ヶ月の命といわれたときに人はどのように生き、死を迎えるのか・・・
人間の生き方、死に方について考えさせられます。

うちの母親は、自分が高校3年のときにガンで死にました。この映画でみるように、耐えられない痛み、苦しみでつらい思いをしていたのだろうか・・・と、考えてしまいます。

自分には、そういう姿は見せませんでした。今考えると、あまり病院にいかなかったような気もします。あのときの自分には、母親が死ぬということに対して、きちんとうけとめてなかったのかなあ・・・

母親自身からガンであることを伝えられたんだけど、言葉の意味としては理解しても、実感ができない。母親ががんであるということが言葉として刷り込まれただけで、母親が病院でどんな状況だったのかはほとんど知らないんです。

何でだろう・・・

いつも自分が病室に見舞いに行くときは、穏やかな顔をしてくれて、じっと見つめてくれて・・・

死んだ日も、朝、学校に行く前に顔を出したら、別れ際に、ドアのところで母親を見ると、じっと何もいわずこっちを見てるんです。今考えれば、これが見納めというのがあったのでしょうか。母親は視力も悪かったので、めがねしないと何も見えないと思うのですが、その、めがねをつけていない目でじっと見ていました。

今でもあのときの顔・・・というか、目が焼きついています。

母親は自分の目に焼き付けようとしたのかもしれません。その目が自分の目に焼きついてしまいました。

学校から帰って、ゲームをしていると、親せきから、早く病院に来いと連絡がありましたが、自分はゲームをしていました。親せきは、いつまでたってもやってこない自分に痺れを切らせて車で迎えに来ました。

あのときの自分は最低でしたね。

でも、朝会ったときに普通にしゃべっていた母親が、まさに今、死に直面しているということが信じられなかったし、まったくそのことを深刻に受け止められなかったのです。

母親のきょうだいたちが大声で泣いているのを正直冷ややかに見ていました。

あの時は、本当になんか何もかもがウソっぽくて自分1人だけ、死んでいく母親を囲んでいる人たちと別の世界にいた感じでした。その場にもいたくなかったし・・・

父親の場合は、あにから電話があったときはもう父親の意識はなく、そのまま数日間・・・結構長い日数だったと思うけど、病院に泊まったりして、そばにいたりしたんだけど・・・動かない父親を見ても、何も声をかけなかったです。たまに顔をなでたり手をにぎったりしました。それはそうやって現状を認識するというか、父親の状態を確かめたいというのもあったのかな?もっと声をかけたり、ずっと手をみぎったり色々すればよかった。ただいただけだからなあ・・・

なんて思い出しながら、この大病人をみていました。

だから、あののどに穴を開けている患者が死ぬときの情景は、正直きつかったです。死んでいく母親はもう意識はなかったけど・・・意識があってもそれを表現できなかっただけかもしれないけど、本当はすごく痛くて苦しかったんじゃないか・・・なんて思ったりします。

父親も、そういうものを伝えるすべがなかっただけで、自分がぼけーっとしている横で苦しんでいたんじゃないかとか・・・

・・・いや、映画に戻りましょう。

ガンと診断されたらやっぱり告知された方がいいと思います。真実を隠されて、何も知らないで死んでいくのは、かわいそうな気がします。かわいそうという表現はやすっぽちいけど、やっぱり「かわいそう」です。

死を現実のものとして受け止めたほうが、生きることの大切さがわかると思います。あの、ガンだと知らず、胃薬飲んでいたと体を震わせている姿は、知らされていなかったことによって(そのときは病院にもかかってなかったわけですけど)結果的に自分の体に対しても、向き合えなくなっちゃうのかなあ・・・という気がしました。

死と向き合うからこそ、生きている間を一生懸命生きたいと思えれば、その時間こそが幸せのときになるんだろうと。

そんなことを考えました。

宮本信子さん、いいですねえ・・・


スワロウテイル

2009年02月23日 | 映画 さ行
スワロウテイル [DVD]

ポニーキャニオン

このアイテムの詳細を見る


最後のマイウェイのテープを渡すところがちょこっとおもしろかったかな?

しかし、全体的に何となくつくられた感があって、自然じゃない。自然っぽさが売りみたいな映像だけど、その作り方が不自然というのか・・・

カメラの動きがめんどくさい。

ムキになるなって感じですね。力が入ればはいるほど、ひいちゃいますよね。

日本映画的でない…か・・・・日本映画でないもんは日本映画以外で観ればいいので、あえて、こうまでして…なんか安易な気がする。

JUNO/ジュノ

2009年02月20日 | 好きな映画・良かった映画
JUNO/ジュノ <特別編> [DVD]

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

このアイテムの詳細を見る


まず、おしゃれな映画です。この映画の空気を感じているだけで気持よくなります。いい映画を見ているという気持ち良さがあります。

ジュノという16歳の女の子が妊娠しちゃうという話なんですけど、その都市で妊娠して子どもを産むという、重い話も、さらっとした感じで気軽に見ることができます。ジュノの性格も、飾りっけがなくてさばさばしていて、そういうところもお話全体を明るくしています。

でも、大事なのは、ただのおしゃれでさらっとしただけの映画ではないというところですね。

そういう性格の女の子だからこそ、子どもを引き取ってくれる家庭がうまくいってないことを知って、そこのところで涙を流すのですが、その涙がよけいずしんと来るんですよね。ハンバーガーの包み紙の手紙に何を書いたのかが最後にわかりますが、それがまた感動なんです。

この話のうまいところは、彼女をはらませた男の子がちょっと頼りなくて、優柔不断に見せているところと、子どもを引き取るほうの旦那を印象よくさせておいて、奥さんのほうをちょっとおかしいように見せておいて、後半でそれをひっくり返したところです。

お父さんの今度はお前のためにまたここに来いみたいなセリフがすごくいいし・・・お父さんもお母さんもいい役ですね。
親友の女の子がまたいいんです。

ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発

2009年02月19日 | 映画 か行
ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発 [DVD]

松竹

このアイテムの詳細を見る


前の作品は観てません。だからどんな映画か知りません。
でも、男はつらいよで実は出てくるんです。このギララ。
オープニングの夢のところです。何作目でしたかね。

お話は・・・まあ・・・タケ魔神が出てからはすいません。ウトウトしちゃいました。サミットの連中がちょっとおもしろい。
風刺がきいてる・・・というほどではないけど、まあ、それっぽくしてそれを本気で主張していないバカっぽさが、気楽に見れていいのかもしれません。昔見たゴジラとかウルトラマンとかの、今見ると??と思っちゃうようなところをふんだんに盛り込んだ感じもいいです。たぶん、作った人が、昔の特撮ものが好きなんでしょうね。

ギララの手が面白い。指の動きがなんかかわいい。

故郷

2009年02月18日 | 男はつらいよ・山田洋次
故郷

松竹

このアイテムの詳細を見る


山田洋次さんの映画はすばらしいです。そこには人が生活しています。

石船の仕事をしながらの生活がとても興味深いものでした。

故郷という題名ですが、故郷というものはその土地というだけでなく、営々とした生活の継続というか、積み重ねなんだと思いました。生まれ育ってその生活が普通の生活として毎日毎日積み重ねられていって、心にしみこんでいくのだと思います。

時代の流れのなかで今まで普通に生活していた家族がとうとう、島を出て行かなくてはならなくなります。最後の仕事での船の中で、廃船を燃やしているのをみながら、「大きいものとか、時代の流れには勝てないというけど、その大きいものというのはなんなんだ?なんで自分たちはそれに勝てないのだろう」と悔しがります。とても泣けます。そうやって、多くの人たちが大きな物、時代の流れに勝てずに故郷を離れていったのでしょう。

しかし、この石船の仕事自体が時代の流れでできた物です。開発による埋め立てがあるからこそこの船の存在意義があるわけで、それもより便利になれば、大きな船や交通機関の発達によりトラックの方が安く便利になって行けば消えていくのも必然です。その必然の中で一生懸命生きているからジーンと来るわけです。

それは、その時代の移り変わりというだけでなく、今の時代にも通じるものがあるのかもしれません。

今の時代は、そうやって集められた労働者でしたが、その労働そのものも破壊されています。継続されるべき生活が破壊されています。故郷を失ってしまったように感じるのは、景色が様変わりするということだけでなく、人の生活の継続そのものが破壊されているということなのかもしれません。

人間のしあわせは、きっと、生活の継続なんですね。

ちあきちゃんという子どもが出てきます。お姉さんの方です。妹のまゆみちゃんはちいさいので両親とずっと一緒にいますが、千秋ちゃんは両親が働いているうちはずっと学校にいっていて、かえってくるとおじいちゃんと一緒にいます。おじいちゃんと一緒にいることがまさに故郷だったのかもしれませんが、最後のお別れのときにどきっとしました。

それまでたまに出てくるだけの女の子だったので、観客もそうですが、その子のことをあまり念頭においてないわけです。親もそのときまで、その子の悲しみをわかっていなかったのです。そこで最後におじいちゃんから離れたくない思いが噴き出して来るわけですが、それを見ながら涙が噴き出してきます。

最後、故郷を離れていった家族ですが、絶望で終わっているわけではありません。新しい生活の中で、また一生懸命に生きて、ささやかな幸せをつくっていくのだろうと思いました。大きいものや時代の流れには勝てないという言葉・・・・でも、大きい物は、時代の流れの中で力を失っていくものだと思います。それでも人々の生活は力強く継続されていきます。そういうものだと思います。がんばって生きなきゃね。

こうやってみてみると、やっぱり時代劇でセットで撮影している場合ではないような気も・・・しますが・・・それも終りなようなので、山田洋次さんの次に期待です。・・・とはいっても、時代劇のやつがつまらなかったわけじゃないけど・・・いや、面白かったですよ。でも、その瞬間の時代を撮り続けてほしい人でもあるので。

夫婦の愛についても考えました。ハリウッド映画なんかみてると、抱きついてキスして、物理的に寄り添うことで愛を表現します。いや、お国柄かもしれません。アメリカではそれが普通なのかもしれません。
この夫婦は、抱き合ったり肩を寄せ合ったり、手をつないだりするわけではありませんが、心が寄り添ってるなあ・・・と感じます。

今だからこそ、故郷2なんていうのをやるのも面白いのではないでしょうか。

2007-02-15 19:09:00

////////////////////////////////////////////////////////////

ちょうど2年前に見たんですね。

今回は、淡々と見ていましたが、思わずぐっときたのが最後の仕事のときの、回想シーン、民子さんが免許を取ったときの幸せな時期のシーンから、また現在のシーンに切り替わる所で、夢中になってて気付かなかったけど、振り返るとあのときが幸せだったんだなあ・・・って感じで、すごく寂しいような悲しいような気持ちになりました。

そして、おじいちゃんが千秋ちゃんに自分の生まれた島をよくみておけといったところも良かったです。

大きいものってなんだ!?と問いかけるところも良かったです。

あと、石をガラガラガラと落とすシーン。音楽と一緒に船が傾いて石が駑馬って海に落ちていきます。そして、その石が落ちていきながらこれでもうこの生活が終わるんだと・・・ぐぐぐっとくるわけです。

そして千秋ちゃん。最後におじいちゃんから離れたくないと船に乗るのを嫌がるシーンはもう・・・どばっと涙が溢れ出しました。

一生懸命生きて、ここで生きて生きたいと思っても、それがかなわない。そんな散っちゃ名願いさえその「大きなもの」に流されつぶされていきます。でも、それでも人間は生きていくんですねえ・・・

前にも書きましたが、故郷2をやってほしい。
千秋ちゃんとまゆみちゃんを主人公にして。いいと思うんだけどなあ・・・
この2人の名前、役者名か実名か知りませんが、同じ名前ですね。

同胞

2009年02月15日 | 男はつらいよ・山田洋次
同胞 [DVD]

松竹

このアイテムの詳細を見る


同胞と書いて「はらから」と読みます。

実は今まで見たことの無い映画でした。
寅さんとずっとみ続けてきて、今、寅さん以外の山田洋次監督の映画を見たらどう感じるだろうと、ちょっと楽しみです。

といっても、この映画自体は始めてみるので前と印象がどうのこうの・・・ということではないんですけど。
この同胞をみて、家族と故郷を見る予定です。

・・・ということで、同胞をみました。
地味な設定と思っていましたが、じわじわじわじわとなんかこみあげてくるのです。
みんなで上演を決定するところも泣きましたが、劇と農家の人たちの姿とが重なったり、東京に出た人たちも見た目にかっこよくというか、垢抜けているように見えても、その現場でつらい生活があって・・・そんなことが歌と重なって、ずっとじわじわと涙が出てくるのです。

そして、最後の別れも悲しいです。でも、こういう別れは、後ろ向きじゃないところがいいんですよね。みんなの思いがいっぱい詰まった別れです。

そして、こうのさんはまた違う土地で同じようなことを続けていくのですが、最初の始まったばかりの寒い情景の中で、寒さを吹き飛ばすように歌いだします。前のめりになって、力強く歩きながら、力強く歌うのです。そしてコーラスが重なって、また感動なのです。

あと、恋模様切なくて・・・自分の好きな人が他の人を好き。あきらめるしかないと思いながらも、やっぱり好きなものは好きなままで、その思いを消そうとしても余計考えてしまうだけで・・・そして、自分がそう思っているからまた片思いしてるその人のつらさもわかるんでしょうね。そういうつらい状況のあの女の子、寅さんの旅芸人の娘ですね。いい役をもらってるなあ・・・

結構地元の人がそのまま約についているようで、郵便局のお兄さんはそのまんま郵便局の人で、ラブレターのエピソードもほんとの話だそうです。

カーサ・エスペランサ ~赤ちゃんたちの家~

2009年02月13日 | 映画 か行
カーサ・エスペランサ ~赤ちゃんたちの家~ [DVD]

アミューズソフトエンタテインメント

このアイテムの詳細を見る


「6人の女、1つの夢」
「人生の別れ道で立ち止まるすべての女性たちに贈る希望という名の道しるべ」
「6人の女たちは養子を求めて旅に出た・・・云々・・」
DVDのケースにはそんな言葉が書いてあって…

30~40代の女性に向けたおしゃれな映画に見せようという売り込み方なのか・・・観る前はそういう空気を感じていたのですが・・・

確かに作り方はおしゃれというか、好きな感じでしたけど・・・

そのジャケットから感じ取ったものとは違う映画でした。

メキシコ(なのかな?)の修道院で子どもをほしい人にあげちゃいますという話で、それをあてにしてアメリカから女性たちがやってきたという感じでした。

旅・・・というのがあてはまるかどうかですよね。要は結果を待つ間、ホテルに滞在してるというだけにしか見えなかったから。

そこで、その6人の女のひととか、泥棒で稼いでいる子どもとか、ホテル経営している親子とか、そこで働いている女の子とか、いろんな人の話があって・・・

これを見ていて感じたのは、アメリカからやってきた人大人たちはどこか現実と違うところで子どもたちに夢見ているような感覚があって、反面、その現地の子供たちは、そんな夢を見ることなんでできないような現実を見ている感じがしました。

子どもの輸出みたいな事をガイドもどきみたいな人が言ってたけど、その出ていく子どもの数だけその子どもを育てられない親たちの現実があるわけで、そっちの目から、わざわざこんなところまで子どもを求めてやってくる人たちを見れば、すごく浮いた存在ですよね。

ヤギの絵本の話もそれを象徴していて、字も読めなくて、それをもらった子供にとっては最終的にはそれを売って腹の足しにするしか役に立たないのです。

最後のほうはなんか心地よくウトウトしちゃって…

最近睡眠がうまく取れていなくて・・・

まあ、なんにしても、そんな状態だったので、あまりきちんと見ていないのですが・・・

いい空気を持った映画だと思いました。
その空気が気持よい眠りに誘います。

第13作 男はつらいよ 寅次郎恋やつれ

2009年02月11日 | 男はつらいよ・山田洋次
第13作 男はつらいよ 寅次郎恋やつれ HDリマスター版 [DVD]

松竹

このアイテムの詳細を見る


今回も、寅さんはつらかった。

旦那を亡くし傷心の歌子さんに寅さんはばったり出会い・・・

歌子さんが仕事を探しに東京に戻ってきて・・・

社会の中で自分の役に立てる仕事は無いか・・・心の張りあい・・・自分の生きている意味というか・・・歌子さんは自分で幸せをつかもうと、色々模索します。それは人に与えられたものでなく、自分で選んだものです。

とらやでふらふらして花でも摘んでりゃいいじゃないかって、まったく逆のことを言っちゃうんですね。寅さんは、やさしく包んで守ってあげたいという気持ちが君は何もしなくていいから、何も心配すること無いよって話になってしまうようです。

だから、さくらさんのお兄ちゃんは「歌子さんの幸せをちっとも考えてない!ただ歌子さんに家にいてほしいだけじゃない!それじゃお兄ちゃんが幸せなだけよ!」みたいなことをいわれますが、かなり後からズシンと来たんじゃないでしょうか。

花火を見る歌子さんの背中を見ながら・・・やっぱり歌子さんは遠くの花火をまるで未来を見つめるように背伸びをしてみています。
そんな歌子さんを寅さんは寂しそうに見つめます。もう、何の言葉もありません。気の聴いた言葉なんて思い浮かばないし・・・歌子さんの姿を見て、自分が必要とされていないことをあらためて認識してしまったんでしょうね。

皮肉にも、歌子さんは寅さんに出会うことで前向きになって、寅さんから飛び立ってしまうのです。

あと、お父さんですね。歌子さんが本当に今つながりたかったのはお父さんだったんですね。

寅さんはこの関係にはかなわねえなあ・・・と思ったに違いありません。

歌子さんのこと満男は好きなんですね。役得ですね。歌子さんに抱きついて・・・まったく・・・リリーさんにもキスされてたっけ。

中村はやとくんは結構得してますね。吉岡君は・・でも、かわいそうじゃないか。泉ちゃんとか、綾ちゃんだったかな?キスしたりしてるからね。

キスキスキス・・ハグハグ・・・キスキス・・・ハグハグ・・・・

ハンコック

2009年02月08日 | 映画 は行
ハンコック エクステンデッド・コレクターズ・エディション 【Amazon.co.jp 限定リバーシブル・ジャケット仕様】 [DVD]

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

このアイテムの詳細を見る


最初はコメディタッチでおもしろかったし、「だーれもわかってくれないんだ・・・」っていう表情が哀愁があっていいし、女の人の涙にもちょっとうるっと来ちゃったんですけど・・・その後、だんだんおもしろさが急降下して・・・

同じ仲間がいるのか!これはどういう展開に!?と思わせておいて、大して盛り上がらなかったし・・・

スタートレック ファーストコンタクト

2009年02月07日 | スタートレック
ピカードが24世紀の感情はもっと高度になっているといいながら、ボーグに同化された時の忌々しい記憶がぴカードを復讐の鬼にしてしまいます。復讐の感情で冷静な判断をさせなくなってしまうんですね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2006-10-27 05:02:18

やっぱりこの映画はおもしろいです。ピカードの時代の経済の形態や思想、人間論が語られ、今の資本主義を乗り越えた新しい社会形態にどきどきします。そして初めて人類が高度な生物と接触する物語としても見ものであります。そして何といっても、ピカードやデータの葛藤もあり、そういうところでは、スタートレックの重要なテーマの一つ人間を探求するという(本当か?)ところも語られているところはいいですねえ・・・

.................................................

2004/10/01 23:02

まず音楽に圧倒されます。エンディングももうすごいです。

ピカードの復讐、データの動揺、ファーストコンタクト、3つの流れが混ざり合って、最後まで面白く見れます。

ボーグとの戦い。シリーズをみていないので経過はわかりませんけど、カークじゃないや、ピカードのもう退却するのはここまでだというあたりのせりふに戦いの激しさを感じました。

実際、あのゆっくりした単純な動きに対して抵抗むなしく同化させられていく姿はかなり恐いです。

最後はやっぱりデータがどんでん返しを食らわせてくれました。

ボーグの親玉(・・・これは正しい表現ではないみたいけれど)の妙な色気はちょっとやばいです。

人類初のワープは、詐欺だろうとは思いながらも、ワープのときはどきどきします。

外から見た地球の美しさはいいですねえ・・・

ピカードの感情的になりながらも、すぐの冷静さを取り戻して、間違いをきちんと訂正する。これがリーダーの資質なのでしょう。

思いついたまま書きました。

第15作 男はつらいよ 寅次郎相合い傘

2009年02月06日 | 男はつらいよ・山田洋次
第15作 男はつらいよ 寅次郎相合い傘 HDリマスター版 [DVD]

松竹

このアイテムの詳細を見る


リリーさんの結婚してもいいと言った時の表情が素敵です。
寅さんはリリーさんを好きだけど、一緒になって、自分が幸せだったとしても、リリーさんを幸せにする自信はないんですね。
リリーさんは頭がいい人だ。自分のような馬鹿と一緒になっても…ということから、進みそうな話も進まなくなっちゃう…進められなくなっちゃうんですねえ…

相々傘のシーンはいいシーンです。
最後の海辺の寅さんも哀愁が漂っていていいですね。

そういえば、夕暮れ時の浜辺で3人で遊んでいたシーンがありましたが、紅の花で満男と泉ちゃんのシーンと重なって、時代が流れたんだなあ・・・と感じました。

あの時若かった2人が、今は、若い2人を見守っている立場になっているんですねえ…

第11作 男はつらいよ 寅次郎忘れな草

2009年02月05日 | 男はつらいよ・山田洋次
第11作 男はつらいよ 寅次郎忘れな草 HDリマスター版 [DVD]

松竹

このアイテムの詳細を見る


リリーさん初登場です。
リリー松岡っていうんだね。本名はきょうこだそうで。
なんか、見た目が派手なだけに、狭い汚いアパートで暮らしていたと思うと、なんか、悲しくなります。
リリーさんが出払ったあとの部屋をじっと見ている寅さんがすごくかっこよく見えます。

お千代さんや歌子さん、豆腐屋さんとか冬子さん、夏子さんなどなど、この話ではそれまでに恋をした人の名前がずらずらっと出てきます。紅の花でもそういうシーンがありました。

酔っ払ったリリーさんの寅さんの対応がやさしくて良いんだけど、リリーさんにとっては、結局自分はこの場所にいちゃいけない人間なのかという気持ちにさせてしまったようです。寅さんなら自分のつらい気持ちをわかってくれると思ってやってきたのに、寅さんは自分のことを理解してくれなかったと悲しむんですね。

そんな悲しさを感じつつも、リリーさんに同調するのを拒んだ寅さんでした。自分だって、厄介者だって思っているから余計回りに気を使っていたのでしょう。そして、そこで一緒に騒いだら、寅さんが何を言われようがかまわないけど、リリーの印象も悪くしちゃうという気持ちが働いたんだと思います。

とらさんは、そんな悲しみを背負いつつまた旅に出るのでありました。

ランボー 最後の戦場

2009年02月03日 | 映画 ま・や・ら・わ行
ランボー 最後の戦場 コレクターズ・エディション [DVD]

ポニーキャニオン

このアイテムの詳細を見る


待ちに待ったDVD化です。
バシュ!バシュッ!と人が死んでいきます。
ストーリーと呼べるものは何もなく、ただ、殺すか殺されるかの激しいせめぎあいがびゃっと嵐のように吹荒れて、さっとどこかへいってしまった感じです。

敵が残虐であれば殺人が正当化されるのか。
戦争とは、どちらが正しいとか正しくないという色分けが無い世界なのかもしれません。人を殺すという行為が、今の人間社会の常識の枠からこえていますからね。平場ではどっちもどっちになってしまうでしょう。

ランボーの行動するものさしは正しいかどうかでは無いのかもしれません。

自分の生きる道は戦場の中しか無いという自覚の元に今回の大量殺人は行われます。それが正しいとか正しくないとかではありません。ランボーはそういう行動をとりました。という事実だけです。

しかし、そこに向かっていく動機は何なのでしょうか。彼女の情熱に、こんな混沌とした殺伐とした世界で、奇麗ごとを信じて行動する姿に何かすがるような部分もあったのかもしれません。

現実に、敵に捕まって、彼女の理想はそのときはつぶされたわけですけれど、ランボーは、その熱い情熱の火を消してはならないという思いで再びボートを出すことにしたのかもしれませんね。

映像がすごいです。もう、目を覆いたくなるような・・・でも、しっかり凝視しちゃうような・・・そんな激しく残酷な映像です。

第39作 男はつらいよ 寅次郎物語

2009年02月02日 | 男はつらいよ・山田洋次
第39作 男はつらいよ 寅次郎物語 HDリマスター [DVD]

松竹

このアイテムの詳細を見る


マドンナさんがもうちょっとなんですよね。
寅さんが「お母さん」と呼んじゃうような感じの人じゃなかったから・・・そこが残念。寅さんに心を許すようなタイプの人に見えないし、どこか中途半端な気がします。悪い役じゃないんだけど・・・彼女の訛りを聞いてて、かがりさんを思い出しました。かがりさんだったら、がしっとはまったかも。

話としてはおもしろかったし、けっこう、涙がぐっとこみ上げてくるところも何ヶ所かありました。

子どもがかわいいです。満男の子ども時代の様でもあり、自分の知り合いの男の子に似てます。素朴な感じがいいですよね。

さいきん、自分とさくらさんとの距離がちょっと離れ気味でしたが、このときのさくらさんは久しぶりにお兄ちゃんのよき理解者的な場面もあってよかったです。